育ちあう、響きあう京都橘大学

国際英語学部

STUDENT’S VOICE学べば学ぶほど、英語は面白い。今度は、この体験を中高生に教えていきたい。花原 有紀さんSTUDENT’S VOICE学べば学ぶほど、英語は面白い。今度は、この体験を中高生に教えていきたい。花原 有紀さん
#KEYWORD

#カナダ・バンクーバーのランガラ・カレッジ #確実に力が伸びている #暮らしが学びにつながる 
#ルームメイトの存在 #英語力と思考力 #ジョアン先生との出会い #100%の最高点 
#語学学校の教師 #自分の進みたい道がより明確に

  • img現在、どちらへ留学されているのですか?
  • imgカナダのバンクーバーにあるランガラ・カレッジで英語学習のプログラムを受けています。私は帰国後に教職課程を履修する予定なので、半年間の留学になります。1年間の留学体験をする同級生に比べ、留学期間が短いため、集中して英語を学べるよう授業や課題がしっかりしているこの留学先を選びました。
  • imgなるほど。具体的にどういった授業を受講しているのですか?
  • img主にはリーディング、リスニング、ライティングの授業で、スピーキングは全授業を通じて学びます。リーディングは週ごとにテーマが変わる長文を読み解き、ここで扱った文章を参照しながらライティングの勉強としてエッセイを作成します。またリスニングは、カナダ人の先生が話す言葉を聞き取り、質問に答えていく形式の授業です。
  • img実際に留学先の授業を受けてみていかがですか?
  • img苦戦することもありますが、内容は問題なくついていけます。2回生前期まで、京都橘大学のEAPを受けてきたことで、ベースとなる英語力や英語での質疑応答などが身についており、大きなアドバンテージになっています。上のレベルのクラスにあがると、学習内容もより高度になり難しくもありますが、確実に力は伸びていると感じます。特にリスニングとスピーキングに関しては、授業後に先生に話しかけたり、ホームステイ先の家族やルームメイトと積極的に話をしたり、授業外でも日常的に英語を話そうと意識することで力が付いてきました。
  • img日常の中で、そうした学びがあるのは大きいですね。
  • imgホストファミリーはカナダの方で、英語を話すスピードは授業と同じかそれ以上なので、普段の暮らしが学びにつながっています。ベトナム人のルームメイトの存在も大きいです。彼女は私より上のレベルのクラスで、勉強に詰まっていると親切に教えてくれます。リスニング力の悩みを話すと、毎日1時間ほど会話する時間を設けてくれて、何気ないことから恋愛や将来のことまでいろいろな話をしています。彼女は医者をめざして留学に来ており、一生懸命な姿に私も刺激を受けています。
  • imgその他の授業についてはいかがですか?
  • img一番魅力的なのは、ライティングの授業です。日本では、より多くの単語やイディオムを使うように文章量が重視されていましたが、こちらではアカデミック・ライティングという学術的文章の書き方に重きが置かれています。学術的な文章のルールや文章構成、論理的な記述など、より高度なライティング技術が必要となりますが、英語力と思考力、どちらも養われるため、とても為になります。
  • img留学をしてみて、何か大きな変化はありましたか?
  • img最初のクラス担任だったジョアン先生との出会いは、私にとって大きなものです。授業の進め方や教え方が良いのはもちろん、学生一人ひとりと向き合い、それぞれの考え方を受け入れ、どうやって力を伸ばしていくか、しっかりと考えてくれる素敵な先生です。クラスが上がって他の先生に担当が変わった際、モチベーションが下がった時期がありました。ジョアン先生に不満を少し漏らしたら、「面白くないと感じるのは、面白くしようとしていないから」と言われ、それからは自分の意識も行動もすごく変わりました。
  • imgより主体的になったということですか?
  • imgはい、自分の意見をしっかりと持ち、発言し、行動するようになりました。授業でも疑問に思ったことはうやむやにせず、分からないことを伝えたり、質問したりするようにしています。嬉しかったのが、授業への参加度を評価する項目で100%の最高点をもらえたこと。ちょっとしたことかもしれませんが、自分の変化が評価された気がして印象深いです。それから学外の友達も増やし、週末には一緒にご飯を食べに出かけるなど、交流の輪を広げています。いろいろな方と出会うことでさまざまな考えを知ることができ、自分の視野が広がっていることが嬉しいです。
  • img帰国後のラーニングコースでは、英語教育コースに進むと聞いています。
  • img英語教育コースに進み、教師になる道は変わりません。ただ日本の学校ではなく、海外の語学学校の教師になりたいと思うようになりました。今、語学学習プログラムを受講してみて、授業での教え方や生徒との関係性がすごく理想的なものに感じています。先生が一方的に話をしたり、生徒が黒板や教科書と向き合う授業ではなく、先生は生徒と向き合い、学びを通じて生徒それぞれの能力を引き出す立場にあります。これは、まさに私の求めていた理想の教師像です。語学学校には、年齢も国籍もさまざまな人が集まります。それぞれの人の考えや思いに触れられる貴重な場所で、学生たちの可能性を広げられる教師になりたいです。
  • img留学で大きく成長していますね。他にもLEVEL UPしたところはありますか?
  • imgコミュニケーション能力が格段に上がったと思います。それは英語力だけを指しているのではありません。海外では自分から意見を発信しないと誰も気に留めてくれません。自分の考えをしっかり伝えることの大切さに気づき、また同じように相手の考えも受け止められるようになりました。そして何より、留学によって自分の進みたい道が明確になったことは大きな成長と言えます。
  • ※EAPとは、留学に向けてリーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能をオールイングリッシュで統合的に学ぶ授業です。
  • ※ラーニングコースとは、留学後、グローバルキャリアコース・国際観光コース・英語教育コースに分かれ、それぞれの専門知識を深めていくカリキュラムです。
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