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英語漬けがクセになるーー。京都橘の国際英語学部の学びは何が違う?その疑問に、とことん答えます

2017年4月、京都で国際共通語としての英語を専門的に学び、
国際感覚を身につけることができる学部が新たに誕生します。
英語を学ぶだけではなく、文化・社会・経営・観光・英語教育などに関する
幅広い知識と教養を基盤としたグローバルコミュニケーション能力を
身につけることができます。社会のグローバル化に対応できる人材を養成します。

(回答:国際英語学部長 アンガス・ノーマン教授)

4年間の学びの構成は?

4年間の学びは、2回生後期から原則1年間の留学をはさんで、留学前の1年半、帰国後の1年半と、大きく3つに分かれます。留学前の1年半は、留学の準備期間と位置づけ、「英語を積極的に使う」ことが最優先課題です。帰国後は「英語で何を学ぶか」に重点を移します。グローバルキャリア、国際観光、英語教育の3コースに分かれ、進路につながる実践的な学びを展開します。

なぜ全員が1年間、留学するの?

入学当初は、将来の目標が定まっていない学生も多いでしょう。目の前に、留学という共通のビッグイベントがあるからこそ、まずは「実りの多い留学」に目標を絞り込み、集中的に英語力を伸ばすことができます。1年という留学期間にも特に意味があります。1年あれば、最初の半年で、現地の文化と英語に慣れ、後の半年で英語で専門科目を履修するなど、2段階のステップアップが可能です。カナダ人やアメリカ人と机を並べて、歴史、異文化コミュニケーション、経済学など、専門的な講義に臨むことは、語学留学とは異次元の体験になります。

入学したら英語漬けになるって、どんな感じ?

入学前から英語教育プログラムがスタート。入学するとすぐ、英語合宿に参加します。留学前の1年半は、習熟度別少人数クラスで、アカデミック英語の習得をめざす、「EAP」とビジネス英語を学ぶ「Career English」に基づき、1週間に7コマ・計630分の「英語力飛躍向上プログラム」を実施します。7コマの授業は連動し、読む・聞く・書く・話すの4技能を総合的に高めます。さらに、TOEIC®準備やEラーニング等で自主学習を促します。厳しいだけでなく、スピーキングやアクティブグラマーなど学生を中心とした楽しい要素もどんどん入れて、モチベーションを高めます。

なぜセメスターを2つに分けて、クラス替えを行うの?

習熟度別少人数クラスは、到達度で定期的にクラスを入れ替えます。ただ、クラス再編が前後期に1度ずつでは、せっかくレベルアップしても直ちに反映されず、学生の意欲を削ぐことになりかねない。そこで、8週ごとに確認テストを実施。1年半で5回、クラス替えを行います。レベルは、語学の国際標準規格であるCEFRに基づき、定めた段階で判定します。最高レベルなら、海外の大学で専門科目を履修することが可能です。その前の段階でも、正規の授業に準じる講座を受講できるので、留学前にこのレベルまで持っていきたいですね。

留学費用が心配です

国際英語学部の全学生に、SAP奨学金として、本学の授業料相当額を支給し、留学先の授業料との差額だけで留学できる制度を設けています。留学先によっては、追加負担なしでの留学も可能です。また、TOEIC®の成績上位者20人には、自己負担分の100~50%を支給するので、どの留学先でも留学先授業料の自己負担なしで留学できるチャンスがあります。

海外勤務の経験豊富な教員が多いのはなぜ?

国際英語学部設置にあわせて着任する教員の多くは、外資系企業や金融、観光等の分野で、海外で実務経験を積んだ人たちです。より実践に近い英語と、ビジネスに直結する現場感覚が伝わるでしょう。教員層の厚さは、とりわけ留学後、3つのコースに分かれて、語学と実務がコラボレートするカリキュラムに活かされます。たとえば、グローバル企業で活躍できるよう、経済や経営の基本を英語で学ぶ、通訳の技法を観光の仕事に結びつける――。多くの授業は英語で行うので、留学後も英語が飛び交う“キャンパス内留学”というべき状況が生まれ、留学の刺激が持続します。

どのくらい英語力がつくの?

本学の看護学科や救急救命学科が国家試験の合格率100%をめざし、達成しているのにならい、国際英語学部としては、TOEIC®730点を100%達成したいと考えています。そのために必要十分なカリキュラムと教員をそろえました。もっといえば、730点は通過点に過ぎず、学科の学びに応えてくれれば、まだまだ上にいけるはず。授業では、アカデミックライティングや英語での討論など、高度な英語運用能力を鍛え上げるので、グローバル社会に自信を持って飛び込めます。それくらいの成果がなければ、大学で英語を専門に学ぶ甲斐がありません。

アンガス先生から受験生にメッセージ

英語はいまや国際ツールとして必要不可欠です。海外からの留学生を見ても、メキシコ出身であろうが、ポーランド出身であろうが、ネイティブ並みの英語を話します。日本人は世界のレベルを知り、英語に対する意識を変革すべきです。とりわけ、英語を専門に学ぶ学生は、世界と渡り合える英語力を身につけてほしい。そして、世界のホットトピックスを英語で理解し、発信できるようになってほしいですね。
高校生の皆さんは、4年間の学びの先に、「英語が話せる自分」ではなく、「英語を使って好きな分野で活躍する自分」を想像してください。キャビンアテンダントになりたい、グローバル企業で働きたい、国際舞台で通訳をしたい――。信じて進めば、きっと実現します。

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人間発達学部・英語コミュニケーション学科4回生の萩原博さんが成長できた理由

(回答:萩原博さん)

TOEIC®でスコア900をたたき出した勉強法を教えて

一夜にして900点になったわけではありません。もともと、英語や海外の文化が好きで、「英語が話せたらかっこいいな」という憧れから、英語コミュニケーション学科に入ったのですが、入学当初は英語の授業が聞き取れず、TOEIC®のスコアも450点。それが3年で900点に伸びたのは、英語コミュニケーション学科の授業に全力で取り組み、通学時間などをこまめに活用して、勉強を継続した成果です。2回生でカナダの大学に半年間、留学する際、TOEIC®の得点は700点に達し、専門科目を履修できましたが、明らかに自分よりできる人に囲まれて、悔しい思いもしました。でも、そこで踏ん張ったからこそ、思った以上の実力が身につきました。
英語コミュニケーション学科では、先生が一人ひとりに向き合ってくれて、自主的に参加できる無料の英語プログラムやイベントが多いのが刺激になりました。先輩が後輩の勉強をサポートする「ラーニングアシスタント」の伝統もありがたかったですね。今は僕自身が指導する側に回り、放課後、1回生と2回生を対象に「TOEIC勉強会」を不定期で開催し、意欲ある後輩に個別指導しています。ほかにもラーニングアシスタントとして活動する仲間がいるので、入学したら、どんどん活用してほしいですね。

萩原さんから後輩にメッセージ

新しい国際英語学部は、これまで以上に手厚いカリキュラムが用意されているので、課題をきちんと出す、テストは万全の準備で臨むなど、当たり前の努力をしてください。自主学習も欠かせません。ブルームバーグやロイターなど、海外のニュースに触れ、グローバルな話題を理解し、友達と語り合うのも良い訓練になります。
僕の目標は高校の英語教師です。大学院でもう少し実力を磨いてから、採用試験に臨もうと考えています。高校生に英語の楽しさを伝え、世界的な話題を、英語で討論できるように導きたい。最初は夢だったことが、どんどん現実に近づいている実感があります。大学は4年間の投資です。しっかり目標を立て、初志貫徹してください。

※2016年度取材時の情報です

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