看護国際フォーラム2017「看護実践における日常的な倫理を問う-Everyday Ethics-」を開催

 12月3日(日)、看護国際フォーラム2017「看護実践における日常的な倫理を問う-Everyday Ethics-」を、国立京都国際会館で開催しました。
 14回目の開催となる今回は、看護師を中心とした医療職者が日常的に出合う倫理的な問題にスポットをあて、日・米における看護倫理のトップランナーを講師として迎え、各講師が自身の臨床経験や研究成果をもとに講演を行いました。
 第1部では、Christine Mitchell氏(Harvard Medical School Center for Bioethics Executive Director)が「Everyday Ethics in nursing : three challenges」と題し基調講演を行いました。
 第2部では、田村恵子氏(京都大学大学院医学研究科教授)が「緩和ケアにおける日常倫理を問う」と題し講演を行いました。
 第3部では、2人の講師に座長の梶谷佳子教授(京都橘大学看護学部)が加わり、ディスカッションが行われました。フロアからは「倫理観を養うには何が有効だと考えますか」「今のMitchell先生なら事例として挙げられたケースにどう対応しますか」など、さまざまな質問が寄せられ、看護職者の意識の高さを感じられるものとなりました。当日は医療、教育関係など326人が参加し、盛況のうちに終了しました。

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