発達教育学部発達教育フォーラム「子どもの行動から幼児期・少年期をとらえ直す」を開催

 2018年7月1日(日)、発達教育学部発達教育フォーラム「子どもの行動から幼児期・少年期をとらえ直す」がキャンパスプラザ京都で開催されました。この講座は、研究者(発達心理学)や保育士、本学卒業生の若手保育士や幼稚園教諭を講師として招き、大人には理解できない幼児の行動について、その意味を考えていくことを目的としています。
 第1部の基調講演では、加用文男氏(京都教育大学名誉教授)が「子どもはいろんな顔を持っている-子どものお馬鹿行動から考える-」と題した講演を行いました。
 第2部では、「子どもの行動から幼児期・少年期をとらえ直す」をテーマとしたシンポジウムが行われ、本学発達教育学部児童教育学科の佐野仁美准教授をコーディネーターとして、6名の講師によるディスカッションが行われました。若手保育士からの「子どもの個性とどう向き合うべきか」という話題提供を受けて、活発に意見が交わされました。経験豊富な保育士からは「対応策のアイデアは、経験を積むことで増えてくる。若手保育士が一皮むけた保育をできるように、ベテラン保育士側も若手のチャレンジを受け入れる環境をつくらなければならない」と意見を述べ、会場の共感を得ました。
 参加者からは、「若手の先生の葛藤に共感できた」「ベテランの先生の広い心と視野を持った保育が勉強になった」などの感想があり、盛況のうちに終了しました。

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