| Message・II
●台湾、銘伝大学日本語講師 河村静江(2004.1.14) ●西野藍(大阪大学大学院生、本学「海外に日本語教材を送る会」会員) (2003.8.23) 以前自己紹介させていただきました西野です。赤堀先生から早速コメントをいただいたにもかかわらず、長い間投稿することができず、失礼しました。遅まきながら、簡単に青年海外協力隊についてご紹介します。 みなさんもご存知とは思いますが、「青年海外協力隊の日本語教師」と一口で言っても、派遣国、派遣先(活動先)によってそこで求められることは本当に様々です。子供たちを相手に日本紹介に近いような日本語教育を行う場合、大学の現地教師たちに混じって授業を担当する場合、日本語教育そのものが確立していないところでカリキュラムの立ち上げや教材開発にかかわる場合など、いろいろあります。ただ、単なる語学教育にとどまらず、ODAなどとの絡みがあることは、「協力隊の日本語教育」のひとつの特徴だと言えるでしょう。私や東さんが赴任した中国では、主に大学で専門として日本語を教える現場に関わった人と、中等教育機関で第二外国語として日本語を教える現場に関わった人が多かったように思います。ただ、活動先のタイプが同じであったとしても、そこで求められる仕事内容は同じだとは限りません。たとえば、同じように、大学の日本語学科に派遣された隊員であっても、ある隊員はただ授業をこなすことだけを求められているのに対して、ある隊員はその学科のカリキュラムを作ったり、ハードの整備を求められたりもします。赴任前には下調べをしたり、JICA(国際協力事業団:協力隊の派遣元)による情報提供などもあるのですが、実際には、現地に飛んで実際に活動しながら、そこで何が求められているかをつかんでいくことが多いです。その意味で、求められる人物として、日本語教育に関する専門性よりはむしろ現地への適応性、あらゆる状況に対処できる柔軟性、困難な状況でも道を切り開いていけるバイタリティ、などが重視されているように思います。 もちろん、豊富な教授経験があれば良いにこしたことはありませんが、それまでの日本語教育経験がなくても、ボランティア教室に積極的に参加していた人や、何か自発的に活動してきたような人たちは、大学の新卒であっても合格していました。(私は大学院M1の時に試験を受けて合格したのですが、それまではボランティアとしての日本語教育経験しかありませんでしたよ!)これはあくまでも私の直感ですが、最低限の日本語教育の知識と、バイタリティと、(できれば)実習経験さえあれば、誰にでもチャンスはあると思います^^。 海外ボランティアにはきっといろいろなスタイルがあるんだろうと思いますが、私が知っているのは協力隊くらいなので、そのことだけ触れますね。これもあくまでも私の考えですが、協力隊の場合はボランティアだと考えない方が良いのではないかと思います。もちろん日本では「協力隊=ボランティア」だとうたわれていますし、実際、派遣先から給料が支払われることはありません。でも、実際に現地に行ってみれば、現地の学校で現地の先生たちに混じって授業を担当するわけですから、仕事内容としてはお給料をもらっている人たちと同じ責任を担っていることになりますよね。もちろん、厳密に言えば職務として求められることは異なると思いますが、収入の有無で授業の内容そのものが変わるとは思えません。私自身は、学生たちに対して失礼にならないよう、プロとして授業を行っているという自覚と誇りを持ち、そしてその報酬として、日本国から生活費(現地の先生の1ヶ月の収入をかなり上回る)を支給されていると考えて、毎日教壇に立っていました。ほかの隊員でも「自分はボランティアだから」と思って活動していた人はいなかったような…。周りからはそう見られがちですけれどね。(日本だけでなく、中国で『免費老師:無料の先生』と呼ばれて憤慨していた人も多々おりました。)←ちょっと笑い話 しょっぱなから”もりもり”書いてしまったので(どう見ても単なる紹介には思えませんね^^;)面食らった人もいるかもしれませんが、協力隊のことなら私の知っている範囲でいろいろお答えできると思いますので、また個別でも、このML上でも、何でも聞いてくださいね。 ●天満沙矢香(本学日本語日本文学科4回生、「海外に日本語教材を送る会」会員)(2003.8.23) はじめまして。私は、「海外に日本語教材を送る会」の4回生の天満沙矢香と申します。 今日は7月末に行われた会の活動報告をしたいと思います。まず活動報告をする前にこの会の簡単な紹介をしようと思います。この会では主に次のような活動をやっています。 では、実際どのような活動をしているかを書きたいと思います。 今回は、この辞書の中国語版を作成するにあったて、見出し語の検討をしました。具体的には、英語版・韓国語版で使用した見出し語を国立国語研究所から出ている分類語彙表(現代語を意味によって分類したもの)と照らし合わせ、見出し語にある単語を語彙表にチェックしていき、同じ分類で他に見出し語として使える語がないかを検討していきました。実際には見出し語のチェックまでしか私は参加できなかったのですが、とても地道な作業で辞書を作る大変さを知ると同時に、日本語の語彙の分類を知ることができ楽しく作業することができました。 以上が前回行われた会の活動内容ですが、ここまで読んでみなさんどのように思われましたか?「ちょっと大変そう」「地味な活動」と思った人もいると思います。実際はこのの様な活動をしながら、先輩と日本語教育に関する話や世間話(?)をしたりスペシャルゲスト(実際日本語教師をされている先輩方)の貴重な話を聞きながら楽しく活動をしています。「百聞は一見にしかず」とよくいいますが、やはり実際に見て体験しないとどんな会なのかわからないと思います。興味のある人はぜひ参加して実際に体験して何かを感じてもらいたいと思います。私も参加するまでは全然わかりませんでしたが、参加して色んな人の話を聞けてとてもいい経験ができたと思っています。この会のことをもっと詳しく知りたい、などわからないことがあれば聞いてください。参加の連絡は私たち会員や宮島先生・赤堀先生にお願いします。皆さんの参加をお待ちしています。 ●広木里枝(本学大学院修士課程2年生、TA第1期生)(2003.6.13) 渡日・帰国児童・生徒に対する日本語教育に興味がある方へ こんにちは。M2の広木です。 今日、外国語教育センターに下記の研究書をお届けしました。京都教育大学付属桃山中学校(1997〜2002)の「帰国子女学級・・・」(すみません、正式な書名を忘れました。) 桃山中学校は、京都市内でも比較的早い帰国子女受け入れ校です。10年以上、日本語学級を開いてきた実践報告書(教育史を含む)です。もちろん桃山中学校独自のものですので、京都市内(府下)が同じ実践をしているとは限りません。 渡日・帰国児童教育を研究している方もいらっしゃると思います。しかし、京都府下で日本語指導している小中学校は多いのにも関わらず、なかなか資料などが手に入りにくいのが残念なところですよね。それは、各学校の日本語教育担当者も同感であったようで、今年4月から、「渡日・帰国青少年(児童・生徒)に関する京都連絡会(仮称)」が発足されました。なお現在は準備会として数回集まっただけです。この連絡会は、京都府下の小中学校の教員、関連施設などの職員、市教委から小中学校に派遣される日本語ボランティアから構成されています。目的は京都府下の青少年への日本語指導に関するネットワーク作りの構築です。私もご縁があり、メンバーとして参加することになったので、可能な範囲でみなさんにも発信できればと思います。長くなりました。何かご質問などありましたら、いつでもご連絡ください。 ●柳田純子(本学卒業生、TA1期生、台湾在住、科剣日語専任講師)(2003.7.9) 皆さま、こんにちは。柳田と申します。現在、台湾に住んでおります。 先日、台湾の感染指定地域が解除になりました。ニュースでも何度も取り上げられました。 上記の私の実践(?)を見ても、ほとんど何もしていません。でも、周りに「SARSにかかった!」という人も聞いたことがありません。感染元は、やはり病院かと思われます。台湾の場合は、感染元は主に病院だったので、病院に行かなければ問題がないという感じでした。聞くと、院内感染が90パーセントぐらいだとか。だから、SARSになりたくなければ、病院に行くなということでした。ですから、私はSARSに関しては、全くといっていいぐらい対処してませんでした。他人事だと思ってたからかもしれませんが、毎日気をつけていればはっきり言って問題ありません。日本ではどういう報道をされていたのかは分かりませんが、街じゅうでセンセーショナルなことは起こってません。「SARSが怖いから補習班(塾)へ行きません」といった人は少なかったですし、私も台湾の人と一緒に、ご飯を食べに行ったり、カラオケに行ったりしていましたから。 台湾に行くのを心配している方々は、必要以上に怖がる必要はないと思います。街中の人たちも去年とあまり変らない夏を過ごしていますから。あまり皆さんの参考にはならないかもしれませんが、現在の台湾はこういった状況です。しかし、最終的に判断するのは皆さん方です。皆さんの判断の上で、台湾の状況を理解してください。 台湾はもう夏です。毎日30度の暑い日が続いています。日本の皆さまも夏ばて等せず、頑張ってください。長くなりましたが、読んでくださった皆様方、ありがとうございました。 |