京都橘大学
女性歴史文化研究所
叢書(晃洋書房)
2005年発行
女性歴史文化研究所 研究プロジェクト「文学に見る『悪女』観の形成」研究成果公刊の書。
本プロジェクトでは公開研究・研究会を通し、洋の東西と時代、ジャンルを超えて<悪女>観がどのような要素をもって、いかなる社会のもとで規定されてきたのか、また、<悪女>はどのように描かれてきたのかを、それぞれの視点から考察を重ねてきた。本書は、その共同研究の成果であり、京都橘大学女性歴史文化研究所叢書の第1冊として発刊されるものである。
目次
第 I 部 <悪女>という表象 −その成立と変遷−
第1章 王朝文学の<悪女> −本院侍従を中心に−
第2章 中世の「悪」の観念と<悪女>
第3章 「悪婆」の魅力 −歌舞伎の<悪女>−
第4章 前近代中国のいい女と悪い女
第 II 部 疎外者の哀しみ −文学の中の<悪女>たち−
第1章 寛一が宮をなじる理由 −尾崎紅葉『金色夜叉』の問題圏−
第2章 山本禾太郎「窓」と打出ニ夫人殺し事件 −探偵小説は<悪女>をどのように描いたのか−
第3章 悪と求道 −遠藤周作『深い河』−
第 III 部 陽光の翳り −ヨーロッパの魔女・悪女−
第1章 西欧における<悪女>の作られかた
第2章 D・H・ロレンスが描き出す「月の女神」としての「魔女」
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