看護の本質を学ぶ「看護学原論I」、人間の発達段階や健康課題の特徴を理解する「ライフサイクル論」、解剖学・生理学・免疫学・薬理学などの基礎医学を学ぶ「フィジカルアセスメントI・II」などにより、看護学の基礎となる知識を身につけ、さらに看護学部の教育・研究拠点「清優館」の最先端の設備を使った学内実習により、さまざまな医療現場での看護の基礎的技術を学ぶなど、知識と技術をバランスよく修得します。
病院をはじめ、介護老人施設、訪問看護ステーション、保健所などさまざまな施設と提携した臨地実習(学外実習)は、学内で学んだ基礎的知識・技術を統合して、看護実践に応用することを学ぶもので、さまざまな状況に応じた行動力と判断力を身につけます。1回生の「ライフサイクル論実習」から始まり、「プライマリケア実習」「実践看護学実習」と続き、4回生時にはそれまでの学びを統合する「総合看護学実習」が設定されています。
少人数クラスによる「キャリア開発演習」を各回生に配置し、大学で学ぶ姿勢から論理的な思考能力や文章作成能力、プレゼンテーション力、さらには卒業後のキャリアデザインを描く能力などをきめ細かく修得します。また、「看護研究演習」では、看護研究に必要な基礎的知識を学び、学生自ら興味をもったテーマに関する研究を行い、実技だけでなく研究も行えるこれからの看護職者を養成します。
「世界のすべての人々に健康を」をテーマに
プライマリケアの基本概念である、人々を取り巻く環境とあらゆる健康や疾病に対する総合的・継続的・全人的に対応する地域の機能について学びます。ライフサイクル論やヘルスプロモーションを踏まえ、さまざまな健康レベルにある人と政策や施策との関連および看護活動を理解します。
看護に必要な基礎医学を系統的に学ぶ
フィジカルアセスメントでは、人体の形態と構造、人体の各組織や器官の機能およびそれらの協調による恒常性の維持などの調節機構、人体の免疫機能など、看護に必要な解剖学、生理学、微生物学、薬理学などの基礎医学を系統的に学び、人の心と体をていねいに勉強していきます。
生まれてから死ぬまでの人間の健康を考える
人間のライフサイクルとは何かを理解し、人間の成長・発達に関する諸理論、人間の発達段階各期における保健指標、人間の身体的、心理・社会的特徴、人間の生活のあり方など、人間の発達段階各期における健康課題の特徴を理解していきます。
グローバル時代の看護とは
日本とは異なる政治・経済・文化・保健医療システムを持つ社会についての理解を深め、グローバルな視点で健康問題を理解し、看護を通じて国際的な協力・支援を行うための国際看護の概念を理解し、多文化共生社会における看護の役割について考えます。
●初産婦の母体復古に対する認識とセルフケアの検討 ●介護老人保健施設における看護師の重度認知症高齢者のQOLに対する考えとその関わり ●帝王切開を受けた産婦とその夫への援助 ●開腹術後患者における早期離床促進への援助 ●化学療法を受ける入院患者の心理変化を洞察する看護ケア ●長期入院の統合失調症患者の自己効力感を高める関わり方のプロセス ●地域でくらす精神障害者のデイケアでの体験がもたらす変化とその課程 ●胃切除後の患者への食事指導 ●介護老人福祉施設に入所している高齢者家族の看取りに対する思い ●看護師と他職種の連携を促進する情報ツールやシステムの工夫とその効果 ●在日外国人の病院受診に関する現状とニーズ ●外国人看護師候補生と日本人医療従事者が協働するにあたっての現状と課題 ●在宅療養者の家族が抱える苦悩とその要因―カルガリー式家族アセスメントモデルを用いた事例検討―