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文学部児童教育学会2009冬の講座「人形劇団ムクムク」による公演を開催

 12月16日(水)に文学部児童教育学会主催「2009冬の講座」として「人形劇団ムクムク」による公演が開催されました。本講座は、毎年本学の文学部児童教育学科1回生向けに開講され、2回生から本格的に子どもの指導方法を学習するにあたり、経験豊富な劇団員の手ほどきを受けるものです。人形劇のほかに、学生にパネルシアターの作り方のコツや身近なもので人形を作る方法を解説。会場には約100名の学生が集まり、折り紙を使ったイソップ童話劇や日本の昔話の人形劇、子どもの喜ぶ手遊びなどを学び取ろうと熱心に見入っていました。人形劇「ぶらんこのせて」には、順番を待つことや友達との約束を守ること、数の数え方など、子どもが成長する上で大切なことを、観劇を通して子どもが自然に理解できるようなアイデアが詰まっていました。

 本講座のコーディネーターである児童教育学科の小寺隆幸教授は「人形劇を楽しむことで学生自身が自分の中の子ども性を再発見し、この楽しさを子どもたちに伝える文化性豊かな教師・保育士になりたいという願いが生まれたことでしょう。ムクムクの皆さんは人形劇の技術と共に心も教えてくださいました。2回生で教育・保育のスキルも学びますが、今日感じた“心”を大事にしてほしい」とコメント。 

 「人形劇団ムクムク」はNPO法人「山科醍醐こどものひろば」のサークルのひとつで、京都を中心とした各地の幼稚園や小学校、介護施設などで年間30回ほど公演しています。劇団の代表は「最初は子どもたちの前で劇や手遊びを上手に披露するのはなかなか難しいかもしれないけれど、失敗を乗り越えて頑張っていけば、子どもたちの笑顔が待っています。ぜひいい先生になってください」と学生にエールを送っていました。

 「山科醍醐こどものひろば」には本学の学生もボランティアとして積極的に参加しています。2年前のムクムク公演を機に生まれた本学の学生サークル「げんKid’s」は、手作りの人形劇を地域の子どもたちに上演して喜ばれています。

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