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京都府リカレント教育推進協議会委託講座
英語教員のためのブラッシュアップ・プログラム

文学部梅本裕教授はジェスチャーも交え、五感を十分に活用した授業を提案した。

 7月31日から8月3日まで本学清風館にて、中学校・高等学校の現職英語教員を対象に「英語教員のためのブラッシュアップ・プログラム」講座が開かれた。
 今年4月から教育の現場では新学習指導要領が導入され、これまでの英語教育のあり方を改めて見直す動きが高まっている。
 4日間にわたり各方面から英語教育のプロフェッショナルを招いて行なわれた今回の講座は、受講生参加型のワークショップ形式で行なわれ、学力・英語運用能力などの内実を「学習者」という概念を手がかりにして考察した。
 教育者は英語の授業をどのように進めればいいのか、生徒たちに何をどのように学んで欲しいのか。「力をつける授業」と「楽しい授業」が共起する条件は何か。学校英語教育で国際的に活躍できる力を育成できるのか−さまざまな問いを講師と受講生が理論と実践の両面にわたって考え、意見を交換し合い、新しい英語教育のあり方を模索した。
 受講生は「どんな教材を使えばいいのか、教材を最大限活用するにはどのような授業を行なえばいいのかなどの具体的な事例報告がとてもわかりやすかった。英語スピーチの授業報告をされた田尻先生のお話に感動した。生徒との結びつきを大切にする授業のありかたはとても参考になった」と話した。

7月31日 地球市民と学校英語教育−新しい学習者像と学力像
     山本 証(武蔵野女子大学教授)

8月 1 日 学力がつくとはどういうことか
     −英語教育における「学習者モデル」の再定義 
     梅本 裕(本学文学部英語コミュニケーション学科教授)

8月 2 日 力をつける英語の授業−いま求められる教材研究
     菅 正隆(大阪府教育センター主任指導主事)

8月 3 日 人と人をつなぐ英語授業−こころを育てる授業をつくる
     田尻悟郎(島根県能義郡広瀬町立比田中学校教諭)

講義終了後、受講生はグループにわかれ意見交換、発表を行った。

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