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新型コロナウイルス感染症に関する情報

理事長メッセージ

新型コロナウイルス蔓延への京都橘学園の対応について ―緊急支援措置と今後の対応方針―

2020年8月19日

学生・生徒・園児ならびに保護者の皆さまへ

 

新型コロナウイルス蔓延への京都橘学園の対応について

―緊急支援措置と今後の対応方針―

  

学校法人京都橘学園

理事長 梅本 裕

 

 京都橘学園に在籍されている学生・生徒・園児ならびに保護者の皆さまにおかれましては、新型コロナウイルス感染拡大の終息の目処が見えないもとで、不安な日々をお過ごしのことと存じます。

 新型コロナウイルスに感染し亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、今なお療養中の方々の一日も早い回復を祈念いたします。

 本学は看護学部を始めとして様々な医療従事者を養成する学部学科や保育や教育などに携わる人材を育成する学部学科を擁しています。この点でも、医療機関等で日夜を分かたず感染者の治療に携わっておられる医療従事者の方々、あるいは人々の安定した生活を維持するお仕事に日夜携わっておられる方々に心からの敬意を表します。

 以下、新型コロナウイルス蔓延への本学園の対応について、これまで取ってきた緊急支援措置を中心とする対応と今後の方針についてお伝えいたします。

 

 

1.新型コロナウイルス感染拡大防止への本学園のこれまでの対応

(1)学生・生徒・園児の生命と健康を守る措置

 新型コロナウイルス感染防止の方策では、本学園は学生・生徒・園児の生命と健康を守るために、国や京都府・京都市、滋賀県・草津市の示す指針に基づいて対応してきました。大学では、卒業式や入学式を中止し、前期授業は原則として遠隔授業で行いました。中学校・高等学校では5月末まで休校(休業)し、こども園において1号認定は5月末まで休園、2・3号認定は家庭保育の協力を要請するなどの対応を執ってきました。

 

(2)教育保育を続けるための施策

a. 家計急変、経済的困窮等への経済援助

 未知のウイルス感染拡大という状況のもとで政府は緊急事態宣言を出しました。それに伴い各自治体でもサービス業を中心とする事業者に休業要請等を行いました。それにより日本の経済は大きな打撃を受けています。企業や病院において、リーマン・ショックの時を越える規模での収益悪化が起きつつあります。それに伴い、失業に直面したり減収を強いられたりする保護者家庭が予測されました。 

 大学では、今回の新型コロナウイルスの影響で経済的に学業の維持が困難になる学生を援助し、ひとりの退学者も生まないための「つながるたちばな奨学金」という大学独自の奨学金制度を設けました。

 この「つながるたちばな奨学金」は、今年度から始まった政府による大学の学費無償化制度でも救済できない家庭への経済的支援を目的としています。また、この「つながるたちばな奨学金」は、学費無償化政策では対象外の大学院生、留学生、成績基準に満たない学生なども支給対象にしています。

 政府は、新型コロナウイルス蔓延の影響で減収した家庭を対象に10万円(住民税非課税世帯には20万円)の緊急給付金支給制度を導入しました。大学では、この制度への積極的な応募を呼びかけるとともに、政府の配分枠から漏れた学生に対しては「つながるたちばな奨学金プラス」と呼ぶ給付奨学金制度を設けて政府の緊急給付金と同じ額を支給しました。

 中学校・高等学校では、今年度から新たな学費無償化政策が国により実施され、京都府においてはあんしん修学支援も継続して行われています。そのため、家計急変者への対応なども公的補助でほぼ対応できると判断し、他府県からの通学者において学費減免の申出があった場合などに個別対応することとしました。

 こども園では、1号認定の休園、2・3号認定の積極的な家庭保育の要請に応えていただいた家庭については、保育充実費と給食費の減免を行いました。

 

b. 教育保育を継続し、質を保つための環境整備

 この間、大学、中学校・高等学校においては、遠隔での授業実施体制を急遽整備しました。教材や課題の作成と配信、オンライン授業方法の研修やコンテンツの制作など、全教職員が知恵を集めて教育の質を低下させないように努力を続けてきました。

 大学では、学年暦通りに授業を実施しました。対面授業をオンライン授業に切り替えるにあたって、学生のパソコン所持状況やネット環境を緊急に調査しました。その調査結果に基づき、学園として、パソコンおよびルータの前期末までの無償貸与を行いました。貸与にあたっては、帰省先でオンライン授業を受ける学生もいるため配送費も無償としました。

 中学校・高等学校では、休校(休業)期間は5月末までとなり、対面授業を6月から開始しました。休校(休業)期間中、新高校3年生については、特に受験生であることから3月から開始していたオンライン講座を継続して行いました。4月からは新入生を含め休校(休業)中の課題を郵送により実施しました。また、今年度は中学1年と高校1年にiPadを導入しました。高校3年生でのオンライン講座の経験とも相まって、5月から全校生徒に対しオンラインでの朝礼および授業、個人面談を実施し、6月からの授業開始に繋げました。

 こども園では、Webシステム(Brain)を利用し、園情報(園・クラスだよりや保育日誌)を保護者が容易に閲覧できるようにしました。また、保育時間について保護者がネットから事前に予約登録できるようにもしました。

 

c. 大学のコミュニティをつくる施策

 大学は、本学に限りませんが、入学式の時期も含めて学生のキャンパスへの入構が制限されています。そのため、例年行っているガイダンスを始め、新入生キャンプでの友人づくり、先輩から後輩への大学コミュニティに関するガイダンス、クラブ活動の勧誘なども対面では実施できなくなりました。7月に実施した健康診断で初めて大学のキャンパスに足を踏み入れたという学生も少なくありませんでした。

 このような状況に鑑み、本学では新入生を支援しつつ学生のコミュニティを形成するため、「ピアサポーター制度」を創設しました。この制度は、在学生をピアサポーターとしてアルバイトで雇用し、新入生の支援をしてもらうものです。応募した学生のなかには学外でのアルバイトの機会を失った者も多く含まれていました。この制度は、新入生のコミュニティづくりだけでなく、そのような学生の経済支援も目的にしています。

 

d. その他の施策

 大学は、先述したように、ネット環境の未整備な学生に対して支援策を取りました。しかし、一方では、経済的に困難な中でもすでに家庭にWi-Fi環境がある学生もいます。また、オンライン授業で配信された資料の印刷が必要な事例も生じています。そのような学生のために通信・印刷支給金として、希望する学生には1万円を支給することとしました。

※詳細は下記URLをご確認ください。

https://www.tachibana-u.ac.jp/coronavirus-info/2020/08/post-1035.html

 また、京都では大学生を起点とする集団感染が発生しました。その集団感染に関するメディア報道により学生の個人情報やプライバシーが守られない状況も生まれました。本学園では、教職員を含む学内関係者に感染者が発生した場合の感染拡大防止対策のガイドラインを作成しました。加えて、感染者の個人情報を保護するためのガイドラインも作成しました。感染拡大防止の観点に立ち、感染者情報は迅速に公開します。しかし、同時に、学園として、学生、生徒、園児、教職員の人権を守るために必要な手立てもガイドラインに基づいて行うという私たちの立場もご理解いただきますようお願いします。

 

 

2.大学における学費減免等の要望への対応

 遠隔授業や入構禁止期間に関して、また、学費の減額等について、学生や保護者の方からご質問やご要望が寄せられました。また、大学においては、学費減額に関する800名を越える学生からの電子署名を学長が受け取りました。この署名に対して、理事会として全学生に要望に対する回答を行うとともに、学費や新型コロナ対応についての大学の考えを説明すべきであると考えました。そして、学生自治会との懇談の場を設け、理事長や学長、学内理事、さらに大学の役職者も出席し、約2時間に渡り、学生たちの要望を聞くとともに学園としての考え方を丁寧に説明しました。学生との意見交換にも十分な時間を取り、結果的に一定の理解を得られたと思っております。

 本学園では、学費は在籍期間全体を通じ継続的に行われる教育プログラムを中心とする教育活動全般に対する対価であり、その対価を学費として基準となる在籍期間に応じて分割して徴収させていただくという考え方に立っています。この学費徴収に関する考え方は、文部科学省や学校財政の専門家間にも共通する見解です。前期期間中も施設設備維持のための費用が発生しています。また、パソコン・ルータの無償貸与方式やピアサポーター制度のような例年にない支出もあります。加えて、「つながるたちばな奨学金」などの新たな経済支援策にも支出しています。こういったことを鑑みるとき、学生たちから要望があった施設・設備を利用できない期間に応じて学費の一部を減額する方策は適切ではないと判断しております。

 保護者の皆さまには、本学の教育を維持するためにどうぞご理解いただきますようお願い申し上げます。

 

 

3.新型コロナウイルス感染拡大防止への本学園のこれからの対応

a. 大学での今後の学費減免、奨学金等

 大学では、新型コロナウイルス感染拡大の影響でひとりの退学者も生まないために「つながるたちばな奨学金」を創設しました。この間、政府は補正予算により、家計急変による学費減免への補助金政策なども実施することになりました。後期学費については、この政府の施策を利用する学費減免施策を実施いたします、その実施に伴い、後期は「つながるたちばな奨学金」制度を改編します。さらに、本学独自の緊急貸与奨学金なども拡充する方針です。

 

b. 今後の授業や課外活動、保育等に向けて

 現在、中学校・高等学校、こども園では授業・課外活動、保育を再開しており、大学においては、授業の継続とともに様々な活動の段階的な再開を目指しています。

 世界全体が新型コロナウイルス感染拡大の終息の目処が立たない状況であり、まだ今後も困難が予想されます。さらに新型コロナウイルスに限らず、未知のウイルス感染への対応が迫られることもあり得ます。

 そのようなもとでも本学園は何より教育・保育を維持・継続し、教育・保育の質の向上を心がける所存です。

 保護者の皆さまには、本学園の教育・保育方針にご理解いただき、引き続きご支援とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

 

                                          以 上

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