また、ひとつ。そして、次のアオへ。｜京都橘大学2023年度卒業式・修了式特設ページ

学校法人京都橘学園
理事長
片山傳生
　卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
　京都橘大学での学生生活はいかがでしたでしょうか？入学した時は、誰もが思い描いていなかったスタートだったと思います。様々な制約がある中、それでもめげずに、自らを、仲間を、励ましながら、ここまでよく頑張ってきましたね。どうかここまで頑張ってきた自分を褒めてあげてください。そして、皆さんが晴れて卒業を迎えることができたのは、ご家族をはじめ多くの方々の支えがあったからということをどうか忘れないでください。
　思い描いていた以上に充実した学生生活を送られましたか？一生懸命に勉強はできましたか？一生懸命に遊びましたか？それとも、どんなに努力しても思い通りにいかないこともあったでしょうか？
　それぞれに思い当たる方々はいい学生生活を送られましたね。そしていい経験をされましたね。これらの経験はこれからの社会人としての生活にきっと役に立つと思います。
　大学を卒業されたらそれぞれの場所で、社会人としての新生活がいよいよスタートします。これからも人生の岐路がたくさん待っていることでしょう。
　「日々進歩」。失敗を恐れずに努力をして、行動をして、いい経験を積んでいただきたいと思います。そうすればきっと、あなたの人生の選択肢は広がっていくはずです。
　そして疲れた時には母校に帰ってきてください。我々は何時でもお迎えいたします。

京都橘大学
学長
日比野英子
　ご卒業おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。
　みなさんは、2020年4月に京都橘大学へ入学されましたが、その前から新型コロナウィルスの感染拡大が猛威を振るい、入学式を挙げてお迎えすることができませんでした。直後に緊急事態宣言が発令され、キャンパスへの入構も叶わず、たいへん不安な思いをさせてしまったことと無念でなりません。授業もオンラインでスタートしましたが、少しでも安心してもらおうと、教職員や先輩たちがインターネットで働きかけました。みなさんも少しずつネットを通じてでも、同級生の友人を作ることができ、少しずつ落ち着いてこられたのだと思います。後期にこのキャンパスにみなさんが登校してこられた時はほっとしました。
　それ以後も感染予防のためにいろいろ制限がある中での大学生活でありました。期待されていたであろう課外活動や大学祭もようやく復活してきましたが、みなさんはすでに4回生で、就職活動で忙しい日々であったと思います。そのような中でみなさんは幾多の課題を乗り越え、本日の卒業を達成されました。その忍耐と努力を讃えたいと思います。
　さて、みなさんが本学から船出して行かれる現代社会は、VUCA（変動性、不確実性、複雑性、曖昧性）の時代といわれ、変化の激しい大海原です。急速なデジタル化、温暖化、人口減少、紛争、差別、分断、など私たちの周りには問題・課題が山積しています。これらが様々な所で、予想外の形で現れてくることもあります。
　しかしながら、京都橘大学は社会に開かれた教育研究でみなさんを育成してきました。みなさんには問題解決に挑む力が息づいているはずです。卒業生のみなさんも、後輩たちも、教職員も、これらの課題を共有して、この解決に臨んでまいりましょう。そのためには学ぶことが必要です。
　人生100年、よく働きよく学びよく遊び、変化を乗り切りたいものです。
　京都橘大学はみなさんを応援し続けます。

国際英語学部長
佐久間浩司
Please remember that your major is “English”. English enables you to speak with others instead of ignore others, like others instead of hate others, and make trust with others instead of war with others. Please take pride in such a wonderful specialty of yours. And please use it and take a leading role to make the whole world better.

文学部長
有坂道子
卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。京都橘での大学生活で、ひとつの出会いが自分にとってかけがいのないものになったという方も多いのではないでしょうか。新しい一歩を踏み出すには不安も伴いますが、そこで巡り合う新たな出会いは、必ずみなさんの次の成長へつながります。恐れずに、次のステップへ踏み出しましょう。みなさんのこれからを心から応援しています。

発達教育学部長
倉持祐二
『あん』というヒューマンドラマ映画を見たことがありますか。元ハンセン病患者であった徳江さんを演じたのは、自然体でありながら圧倒的な存在感のある演技で人々を魅了してきた女優の樹木希林さんでした。樹木さんの言葉として語り継がれているのは、「おごらず、人と比べず、面白がって平気に生きなさい」ということです。周りと比べて焦り、落ち込むのではなく、自分のペースを楽しんで生きる。そんな人生を歩んでいきたいですね。

現代ビジネス学部長
髙山一夫
ご卒業おめでとうございます。大学での学びや経験、また交友関係を通じて、皆さんは知的にも人間的にも、大きく逞しく成長されたことと思います。これからは、それぞれの進む道において、また新しい出会いや挑戦が待っています。自分の力と可能性を信じて、これからも精いっぱい頑張ってください。皆さんのご活躍を心より祈念いたします。

看護学部長
梶谷佳子
ご卒業おめでとうございます。超スマート社会において、世の中が急速に変化しています。
その中にあっても大切なことは変わりません。自分らしさを大切にすること、他者へのまなざしを忘れないこと、眼前の状況への冷静な判断など。大学での学びを社会に還元できるよう邁進してください。皆様の未来に幸多かれ！

健康科学部長
堀江淳
卒業おめでとうございます。社会に出る皆さんへの一言メッセージです。「努力は報われるとは限らない」と言われることがあります。しかし、努力は必ず報われます。着地点が違うだけです。自分の思っていた着地点ではないかもしれませんが・・。なので、努力することを惜しまないでください。努力している人を馬鹿にしないでください。努力している人を応援してください。そうしていると「あなたの努力は必ず報われます」。

文学研究科長
野田泰三
博士前期課程・後期課程を修了されたみなさん、おめでとうございます。
みなさんが学んだ人文学は、どうすれば人々がよりよく生きることができるか、よりよい社会を築くことができるか、を考える学問です。
大学院でどのような研究をしたにせよ、現代社会との繋がりや接点を見失ってはいけません。そして、学んだことをベースに、よりよい社会を作るために、どうぞ声を上げ、行動して下さい。
みなさんの今後益々のご発展とご多幸をお祈り致します。

現代ビジネス研究科長
阪本崇
オーストリアの経済学者ヨーゼフ・シュンペーターは、「郵便馬車をいくら連続的に. 加えても鉄道をうることはできない」と述べ、これまでにない「新しい結合」が経済の大きな発展をもたらすことを指摘しました。これまでの人生では得られなかった大学院での学びは、皆さんの人生の発展に大いに繋がることでしょう。今後のご活躍を期待します。

看護学研究科長
梶谷佳子
ご修了おめでとうございます。大学院で培った看護の事象を捉え分析し解釈する力は、臨床に存在する多くの複雑な課題の解決へと導いてくれます。臨床において、看護実践のリーダーとしてプレゼンスを示し、人によりそう看護を実践し、看護の質の向上に寄与することを期待します。是非、それぞれのArt ＆ Scienceの体現してください。

健康科学研究科長
村田伸
健康科学研究科博士前期課程を修了される皆さん、おめでとうございます。皆さんは、健康科学研究科が改組されて初めての修了生となります。研究科での学びを通じて視野が広がり、物事を深く洞察する力を身につけ、健康科学研究を創造できる手がかりが見つかりましたか。いよいよ、ここからが始まりです。健康科学分野の実践者として、あるいは研究者としての皆さんのご活躍を期待しています。