ITの進化とそれに伴う産業界の変化を追い、必要な人材像と育成方法を考える
情報・通信
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2024-11
杉浦 昌 教授
ITの進化とそれに伴う産業界の変化を追い、必要な人材像と育成方法を考える
工学部情報工学科
■研究業績等
【論文】
・学術論文「廉価で可搬性に優れた赤外線画像撮影装置の開発-歴史遺物調査での利用をめざして-」京都橘大学研究紀要(48):137-159(単著):2022/02
・学術論文「経営者のための「企業価値に基づくサイバーセキュリティ・リスクモデル」の提案」日本セキュリティ・マネジメント学会誌32(1):16-32(共著):2018/06
・学術論文「ImprovingITSecuritythroughSecurityMeasures:UsingOurGame-Theory-BasedModelofITSecurityImplementation」HCIInternational2015(Human-ComputerInteractionInternationalConference2015)(CD-R)(共著):2015/08
【学会発表】
・文科系大学におけるセキュリティ教育の現状と課題(日本セキュリティ・マネジメント学会全国大会):2019/07/06
・制御系システムセキュリティの分析-ITセキュリティの制御系システムへの適用-(日本セキュリティ・マネジメント学会第29回全国大会):2015/06
・サービスプロバイダにおけるインシデント対応体制の構築~セキュリティを障害の一形態ととらえた体制作りと運用~(日本セキュリティ・マネジメント学会第28回全国大会):2014/06
ITには、それ自身がビジネスとなる「情報の産業化」と、従来の産業をITによって強化し発展させる「産業の情報化」の二つの効果があります。
近年、AI、IoT、ビッグデータ、クラウド、5Gなど、IT分野は猛烈に進化しており、そのため、「情報の産業化」と「産業の情報化」の両方に、極めて大きな変化が起こっています。また、これらITにまつわる変化によって、近い将来、人間の仕事が奪われることが危惧されていますが、その一方で、日本をはじめいくつかの国では、少子高齢化による労働力不足、人材不足が叫ばれています。
そこで本研究では、まず、ITの進化とそれによって生み出される産業、衰退する産業を俯瞰します。そしてその上で、IT分野には今後どのような人材が必要となるのか、そのような人材を育成するた
めにはどのような教育方法、育成方法があるのかを考えます。最近の若年層に多くみられるといわれる理科離れやパソコン離れの実態や傾向、STEAM教育やリカレント教育の可能性についても追っていきます。
政府系団体や有識者会議、専門委員会、業界団体等の報告書、レポート、調査報告等をもとに、ITとITビジネスの動向、人材像について調査します。同時に、若年層のITやパソコンに対するリテラシーの状況を、質問紙等を用いて調査し、その状況を明らかにします。また、若年層から見たITやものづくり産業に対する意識を調査し、若年層の理科離れ、パソコン離れに関する意識や実態を調査します。
情報産業、ITビジネス、情報セキュリティビジネス、IT人材、IT教育
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