聴き手の反応に応じて音楽創作を行うことで、感動を引き起こす人工知能

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:
情報・通信 ---------------------------- 2024-15 沼尾 正行 教授 聴き手の反応に応じて音楽創作を行うことで、感動を引き起こす人工知能 工学部情報工学科 ■研究業績等 【論文】 ・学術論文"AI作曲で脳を活性化", 電子情報通信学会誌, 102(3). pp. 221-227, Mar. 2019.:2019/3 ・学術論文"Multi-Kernel Temporal and Spatial Convolution for EEG-Based Emotion Classification", Sensors, 22(21). p. 8250, Oct. 2022. Taweesak Emsawas, Takashi Morita, Tsukasa Kimura, Ken-ichi Fukui, and Masayuki Numao.:2022/10 【学会発表】 ・"Emotion-driven Creative Music Composition in brAInMelody®", Proc. 10th International Conference on Computational Creativity(ICCC2019), June 2019.:2019/6 音楽創作の目的は聴き手に感動を引き起こすことにあります。この考え方に基づき、聴き手の反応を見ながら創作を行う人工知能を作成しました。この方法では、聴き手の反応、すなわち感情の測定結果に基づき、今作りつつある新たな曲に対する聴き手の反応を予測します。それをベースにした自動作曲を行い、AI作曲による人(脳)の活性化へとアプローチします。 創作の目的は受容者(音楽の場合、聴き手)に感動を引き起こすことにあります。この考え方に基づき、聴き手の反応を見ながら創作を行います。聴き手の反応、すなわち感情を測定するのです。さらに、いちいち聴き手にお伺いをたてずに済むように、今作りつつある新たな曲に対する聴き手の反応を予測します。これらを行うため、音楽を対象とした感情の測定技術と予測技術、それらをベースにした自動作曲について研究しました。我々は、音楽を聞くことで元気で快適な状態になろうとします。そのための選曲を自動化しようとするのが、音楽推薦システムです。さらに、目標とする気分になるように、その場で自動作曲を行います。人の反応を得る手段として、アンケートや生体信号(脈波、皮膚抵抗、脳波)を用います。生体信号をベースに動作するシステムを構築し、医療の現場での実証研究に取り組んでいます。 人工知能 音楽 生体信号(脈波、脳波、皮膚抵抗)