人工知能の研究成果を社会実装して世の中に広く伝える
情報・通信
----------------------------
2024-20
松原 仁 教授
人工知能の研究成果を社会実装して世の中に広く伝える
工学部情報工学科
■研究業績等
【専門分野】
・人工知能、ゲーム情報学、エンタテインメントコンピューティング、観光情報学、スポーツ情報学
【著書】
・著書『AIに心は宿るのか』集英社インターナショナル:2018
・著書『観光情報学入門』近代科学社:2015
・著書『先を読む頭脳』新潮社文庫:2009
・著書『ロボットの情報学』NTT出版:2001
・著書『鉄腕アトムは実現できるか』河出書房新書:1999
【論文】
・学術論文「ナッジ・ブースト・報酬の理論を併合した消費行動支援システム」情報システム学会誌 Vol.20, No.1:2024
・学術論文「Human in the Loop Machine Learning(人間参加型機械学習)の運用のためのシステムアーキテクチャの定義と実践」情報システム学会誌 Vol.19, No.2:2023
・学術論文「標準対話構造に基づくエージェントシステムに適した対話デザインパターン構築事例の報告」人工知能学会論文誌 Vol.36, No.5:2021
【学会活動】
・観光情報学会会長(2009-2014)
・人工知能学会会長(2014-2016)
・情報処理学会副会長(2022-2024)
・情報処理学会スポーツ情報学研究会主査(2024-現在)
・観光情報学会オーバーツーリズム研究会主査(2024-現在)
これまで約40年間人工知能の研究に関わってきました。その間、基礎から応用まで多くのテーマに取り組みました。基礎研究では、将棋や囲碁の強いプログラムを開発するパイオニアとして、ゲーム情報学という新しい研究領域を立ち上げ、その発展に寄与しました。また、情報技術の応用として人間の精神的幸福に貢献するエンタテインメントを開発するエンタテインメントコンピューティングという新しい研究領域も立ち上げました。
最近では、スポーツに情報技術を適用するスポーツ情報学や、情報技術を用いてオーバーツーリズムの解消・軽減を目指す研究会を立ち上げ、その発展を目指しています。また、人工知能の社会実装として「路線バスより便利でタクシーより安い」公共交通の実現を目指したSAVS(Smart Access Vehicle Service)というサービスを開発し、未来シェアというベンチャー企業を立ち上げ、役員として活動しています。このSAVSは、全国数十か所で従来の路線バスやタクシーが不便になった地域で利用されています。他にも、いくつかの人工知能関連企業の役員や顧問を務めています。
人工知能のさまざまな研究とその社会実装に関わっています。
人工知能を用いた乗り合い公共交通サービスSAVS
人工知能を用いた脚本の作成
人工知能を用いた小売業の高機能化
人工知能を用いたスポーツ技術の向上およびスポーツ鑑賞の質の向上
人工知能を用いたオーバーツーリズムの解消・軽減
生成AIを用いた対話の高機能化
これら以外にも(ロボットを含めた)人工知能のさまざまな社会実装に興味を持っています。
人工知能 生成AI 社会実装 観光情報学 エンタテインメント
コメント