
健康科学部 臨床工学科※
※仮称、2026年4月開設予定(設置構想中)。記載内容は全て予定であり、変更となる場合があります。
次世代の臨床工学技士へ。
技術革新の波は医療分野にも押し寄せ、
医療現場で用いられる
これからの医療を支える高度医療技術者を養成します。


臨床工学技士とは
臨床工学技士は、医療機器のスペシャリストとして、現代のチーム医療に欠かせない存在です。医師・看護師などとチームを組み、人工呼吸器や人工心肺装置、血液透析装置などの「生命維持管理装置」を操作して、患者の命を守ります。診療放射線技師や臨床検査技師なども医療機器を扱いますが、患者の命に直結する「生命維持管理装置」に精通しているのは臨床工学技士のみ。例えば、コロナ禍に話題を集めたECMO(体外式膜型人工肺)もその一つです。そして、活躍の場は病院だけに留まりません。臨床工学技士の知識は、医療機器メーカーでの開発や公的機関での安全対策業務などに貢献することが期待されています。医療技術の進歩とともに、臨床工学技士のニーズはますます高まっていくでしょう。

さらなるキャリアへ
カリキュラムイメージ
国家資格である臨床工学技士免許取得に対応するとともに、臨床工学技士としての可能性を押し広げる発展科目が充実。さらに、チーム医療教育や学部・学科を越えたクロスオーバー教育も行い、京都橘大学でしか実現できない臨床工学のカリキュラムとなっています。

臨床工学技士に

授業紹介
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医用材料工学
臨床工学技士業務に関連する医療用具の材料について、基本的な構成要素を学びその性質に精通することをめざします。また、ヒトの体と医療用具材料の相互作用について、血液と接触する場合と非接触の場合に分け系統的に把握していきます。
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医用治療機器学
手術に用いられる医用治療機器(電気メス、超音波治療器、内視鏡外科手術装置など)および在宅医療機器を中心に、機器ごとの原理・構造・操作・保守点検について各論的に学びます。最新の医療機器の操作や管理を行う上で必要な臨床支援技術、保守管理技術に関する知識を修得します。
学科の特長
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連携して行う たちばなチーム医療科目群 -
専門職者間の連携や協働について学ぶIPW(InterProfessional Work)演習をはじめ、さまざまな科目をとおして医療に必要な知識を学びます。学科間で連携しながら学習を行うことで、幅広い視点から医療への知識を深めることができ、将来のキャリア形成にも大いに役立ちます。
たちばなチーム医療科目群- IPW演習Ⅰ・Ⅱ
- 医療と生命の倫理
- 統計学基礎論
- 臨床心理学
- 医療リスクマネジメント
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豊富なノウハウから生まれる 高い国家試験合格率 -
看護師、理学療法士、作業療法士、救急救命士、臨床検査技師といった国家試験において京都橘大学の医療系学科は高い合格率を誇ってきました。そのノウハウをもとに臨床工学技士国家試験でも綿密な対策指導を行い、全員合格をめざします。
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京都橘大学 医療系学科の国家試験合格率(2024年3月卒業生) -
幅広い学びに触れる クロスオーバー科目群 -
AIやIoTなどの情報技術の発展によって変わっていく時代のニーズに応えるために、文理を越えた幅広い知識・技能を身につけるクロスオーバー科目群を設置しています。プログラミング・知的財産マネジメント・マーケティングなど他学部の専門科目を受講することで、医療系に限らない幅広い学びを実現します。
- 取得可能資格等/
取得をめざす資格等 - 臨床工学技士国家試験受験資格(卒業要件を満たすことで全員が取得可能)(申請予定)
(その他めざす検定等)
ME技術実力検定、心電図検定など - 活躍できるフィールド
- 臨床工学技士国家資格を取得したうえで、各種病院・クリニック等の医療機関、
医療機器メーカーでのメディカルエンジニア、医療系研究機関など - 入学定員(予定)
- 40名