長期留学と前例にとらわれない挑戦の中で見つけた“変わる勇気”
相手を理解し、自分を変えるという選択
インタビュー
2026.06.19

国際英語学部国際英語学科※4回生
市田 大和さん
※2027年4月に国際英語学部国際英語学科から
国際学部国際学科に名称変更
長期留学という夢を実現するため、京都橘大学の国際英語学部に進学した市田大和さん。カナダとマレーシアでの留学をはじめ、国際英語学会長やオープンキャンパススタッフの統括リーダーなど、多くの挑戦を通して自身の可能性を広げてきました。異なる価値観や環境に向き合う中で見つけた「変わる勇気」とは何か。大学での経験から得た成長、そして2026年4月からスタートした、「グローバルスタディーズ専攻」「国際共生専攻」の特徴や、進化を続ける国際英語学部の魅力について伺いました。
※2026年5月にインタビューしたものです
Q/まずは、京都橘大学の国際英語学部を選んだ理由を教えてください。
中学2年生の頃、1週間ほどカナダに交換留学をして、ホストファミリーと生活しました。そこから海外に対する憧れや、もう1回行ってみたいという気持ちがどんどん大きくなり、大学生になったら1年間の長期留学を実現したいと思うようになりました。
留学となると、4年間で卒業できるか、休学が必要かといった不安ごとが出てきますが、京都橘大学では2回生のカリキュラムに長期留学が組み込まれているので、4年間で卒業できる、そこに大きな魅力を感じました。

Q/その他の京都橘大学の留学制度のメリットは何ですか?
個人的な留学の場合、学校選びも、現地での生活もすべて自分で準備しないといけません。京都橘大学の場合は海外の提携大学に留学するので、現地での居住や学修環境を心配することはありません。
さらに、各留学先では、現地大学の先生方が積極的に関わり、学習面で手厚くサポートしてくださると共に、日本では京都橘大学の先生方がアドバイザーとして見守ってくださいます。
このように留学の環境が整っていることから、学生は安心して留学生活を送ることができ、家族も安心して送り出すことができました。不安を感じることなく勉学に集中できる点は、大きなメリットだと感じています。
Q/国際英語学部では、カナダ、アメリカ、マレーシア、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの6地域のどこかで、1年間の留学が経験できます。市田さんはどちらの国に?
カナダの提携校に1年間行く予定だったのですが、ちょうどカナダ政府が留学生のビザ発給数を制限した時期と重なって、6ヶ月しか滞在できないイレギュラーな事態に。そこで、カナダでの6ヶ月を終えた後、追加でマレーシアの提携校に3ヶ月行くことにしました。カナダではホストファミリーとの生活、マレーシアでは学生寮に滞在し、振り返れば2国とも異なる環境や文化に触れることができ、自分にとってプラスの出来事になったと思います。

Q/カナダとマレーシアでの生活、それぞれの感想を教えてください。
カナダ英語は、日本人にとって親しみやすく聞きやすいため、TOEICのリスニングスコア向上をはじめ、帰国後の英語能力に大きい影響を与えてくれたのは、カナダ留学だったと思います。


一方のマレーシア留学で得られたのは、多文化への理解力です。マレーシアは、マレー系、インド系、中華系を中心とする多様な民族や宗教の方々が共に生きる国。いろんな文化を肌で感じながら、異なる文化的背景を持つ人々に対する理解や配慮が身についたのではないかと思っています。


Q/留学先で異なる価値観に触れ、自身の変化や発見など感じたことは?
日本では、沈黙が美徳とされ、空気を読みながら相手の意図を汲み取る場面が多くあります。しかし海外では、黙っているだけでは主体性がないと受け取られてしまうこともあります。どんな場面でも自分の考えを伝えるために、英語を使って積極的にコミュニケーションを取る必要があると実感しました。
また、相手の気持ちは想像するだけでは本当の意味で理解することはできません。異なるバックグラウンドや価値観、個性を持つ人同士が、互いに伝え合い、認め合うことで初めて理解が深まる。その大切さを海外生活の中で学びました。そしてその気づきは、日本に帰国してからの自分の行動にもつながっています。

Q/2026年4月から「グローバルスタディーズ専攻」「国際共生専攻」の2専攻制に。さらに2027年には国際学部国際学科に名称が変更になります。それぞれの特徴や魅力をオープンキャンパス・スタッフでは、どのように伝えていますか?
これまでの国際英語学部と同様、1年間の海外留学を経験するのが「グローバルスタディーズ専攻」。京都をフィールドに留学生と学び、希望すれば半年間の留学が可能な「国際共生専攻」との2専攻制になりました。
オープンキャンパスでは、海外での経験を重要視する人には「グローバルスタディーズ専攻」を。京都での生活やキャンパスでの国際交流、課外活動を充実させたいなら「国際共生専攻」をお薦めしています。また、英語プラス第二外国語が学べるのも「国際共生専攻」の特色ですね。
特に身に感じているのが、数年前に比べてキャンパス内で過ごす留学生が増えてきていることです。現在では約200名(2026年5月時点)の留学生と一緒に学ぶ環境になっています。これまでは、自分から海外に行き、語学や異なる文化・価値観を学ぶことが一般的でした。しかし今では、キャンパス内でも日常的に異なる言語や文化、価値観が交差し、多様な背景を持つ学生同士が互いに理解し合いながら学べる環境が整っています。
さらに、2027年4月、国際英語学部は「国際学部 国際学科」へ生まれ変わります。企業・団体と連携したプロジェクトやフィールドワークを通して、さまざまな文化や価値観を持つ人々と協働する力を身につけることができます。
また、留学生との交流や国際的な学びの機会を大幅に拡大。キャンパスでも留学先でも世界とつながり、これからの国際社会で活躍できる力が身につけられると思います。

これまで通り、自分から海外留学して学びに行くのも良し。
京都の地で世界各国の留学生とともに多文化環境の中で学び合うことも良し。
自分に合わせた学びの選択肢があることは、大きな特徴ですし魅力ですね。いずれにしても、多文化理解や国際協働、課題解決を軸とした学びの大切さに向けて、大学全体で変化しているなと感じています。
Q/オープンキャンパスの統括のほか、今年5月までは国際英語学会の学会長も務められたそうですね。
国際英語学会は、学科の学生と教職員で構成する学内組織ですが、留学生歓迎イベントやスピーチコンテストなど各種イベント、さらに留学に関する相談会などを中心になって行います。2回生時の留学先が決まるのが、1回生の夏あたり。初めての経験を前に、誰しもいろんな疑問や不安が浮かんできます。このため、1回生へ同じ留学先に滞在した先輩と話す機会を設けるなど、学部内では学年を超えた縦の関係を強くすることを意識しましたね。



Q/リーダーとしての活動…大学での経験がご自身にどんな変化を与えましたか?
大学生になる前は、自分の夢や理想は変えないこと、想いを貫くことが大事だと思っていました。けれど京都橘大学での経験によって、こうあるべきという考えに固執するより、変わることの大切さに気づくことができました。国際英語学会長としても、オープンキャンパスでも、すべての事象が想像していた通りになるわけではありません。前例のないことが起こった時、環境に合わせて、状況に合わせて、変われるかどうか。柔軟に新しい一歩を踏み出せるかどうかがなにより大事です。勇気ある一歩を応援する体制が、京都橘大学には根付いていると思います。
Q/卒業後の進路についても教えてください。
国際英語学部では3回生で、「国際関係」「国際観光」「国際経済」の3領域から専攻を選ぶのですが、僕は「国際観光」領域を選択し、持続可能な観光のあり方を学びました。その学びや留学で気づいたのが、世界に誇れる日本の食文化です。健康面からも注目を集める日本の食、その土壌を支えているのが種苗業界です。これからも成長が見込める業界、なおかつ海外で働けることを条件に、種苗業界を中心に就職活動を行いました。その結果、日本の三大種苗会社のひとつである、「タキイ種苗」に内定をいただきました。初期配属は国内営業ですが、ゆくゆくは海外営業部で働きたいと考えています。

Q/最後に京都橘大学を目指す受験生に向けてメッセージをお願いします。
昨今はインターネットであらゆる景色を見ることができるし、翻訳アプリがあれば会話もできますよね。けれど、自分からコミュニケーションを取って、気持ちが伝わって、そこから人間関係が生まれていく喜びは、その時、その場所でしか得られない特別なものです。
はじめは言語の壁に誰でもぶつかるものですが、臆することなく積極的に交流を行うことで、少しずつ意思疎通ができていきます。例えば、学内で海外にルーツを持つ人と関わったとき、最初は言葉がうまく出てこず、遠慮してしまう場面もありました。それでも、「伝えたい」という気持ちでシンプルな言葉や身振りを使いながら話しかけてみると、相手も笑顔で応えてくれて、会話が少しずつ続くようになりました。何気ないやり取りが自然とできるようになったとき、自分の一歩が確かに相手に届いたことを実感し、大きな自信につながりました。多文化社会の中で、互いに気持ちが通じ合う経験は、それ自体がかけがえのない価値になります。そうした小さな成功体験の積み重ねが自信を育み、その自信はきっと社会に出た自分を支える軸になってくれると思います。



〈ここがDISCOVERY!〉
- 海外留学経験を通して「伝えること」の大切さに気付く!
- 異なる価値観が交差する日々の学びで、相手を認め理解しあえる力が育った!
- 留学生が増え続けるキャンパスで日常的に多文化に触れられる環境がある!
- 語学や異なる文化は「留学に行く」だけでなく「留学生と共に学ぶ」という新しい選択肢の中で身につけられる!
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