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教員編 最先端の情報技術を学ぶ「未来へサポートする教員編」

工学部 情報工学科 開設

最先端の情報技術を学ぶ

教員編

加藤 諒専任講師

専門分野/プログラミング

略歴:ITベンチャー企業、大阪体育大学非常勤講師を経て、2017年に本学に着任(京都橘大学現代ビジネス学部経営学科※助教)。2021年より工学部情報工学科専任講師に就任予定。
研究キーワード:ウェブ情報学、サービス情報学、データマイニング、Webマイニング ※2017年当時の名称

ソフトウェアデザインコース

社会に求められるアプリを開発し、
コンテストでの発表にチャレンジ!

インターネットの普及やセンサ機器の高度化により、現代社会ではあらゆるデータを取得できるようになりました。私はSNSや画像、3次元点群データなどのデータを解析し、社会で役立つシステムを開発することを専門に研究しています。例えば、災害時に被災者が必要な情報を選別して発信するシステムなど、企業や自治体が抱える課題をシステム開発により解決することをめざしています。
スマートフォンが一般的なものとなり、皆さんもさまざまなアプリを利用されているでしょう。そのアプリを自分で開発するための技術を身につけるのはもちろんですが、ニーズ(既存サービス、市場性、ターゲットなど)を調査し、どのように社会で使われるか考えた上で開発に取り組みます。そして、その成果をプログラミングコンテストやビジネスプランコンテストで発表。それらの活動を通じて、アプリを開発するための技術力とともに、どのように社会で利用されるかという提案力も育みます。

吉浦 裕教授

専門分野/計算機基礎ネットワーク

略歴:電気通信大学大学院情報理工学研究科教授から2021年本学に着任予定。
研究キーワード:情報セキュリティ、ネットワークセキュリティ、秘密計算、プライバシー保護、著作権保護

ネットワークデザインコース

情報セキュリティがなければ
現代社会は1日ももたない!?

情報工学の中の通信に関わる部分を担うのがネットワークデザインです。例えば、皆さんが使っているメール、チャット、SNS、Webページの閲覧などはすべてインターネットの通信に基づいています。その中で私が専門に研究しているのが、情報の漏洩や偽造、消去を防止する「情報セキュリティ」です。
近年SNS上のフェイクニュースが問題になっていますが、その対策をはじめ、スパムメールのフィルターやコンピュータウイルスの検知のように、計算機を守ることも情報セキュリティの役割です。また、買い物記録やスマートフォンの位置の履歴などから個人を特定し、年齢や住所などのプロフィールを推定されるのを防ぐのも情報セキュリティが担います。つまり、情報工学を社会で利用するためには不可欠な技術で、情報セキュリティがなければ現代社会は1日ももちません。そのために必要な方法論を考える力や実装するためのプログラミングスキルなどを養成します。

杉浦 昌教授

専門分野/モノの制御動作

略歴:IT企業を経て、2017年に本学に着任(京都橘大学現代ビジネス学部経営学科※教授)。2021年より工学部情報工学科教授に就任予定。
研究キーワード:コンピュータセキュリティ、情報ネットワーク、電子デバイス、電子機器 ※2017年当時の名称

IoTシステムコース

IoTは日常のあらゆるところで活用され、
私たちの生活を快適にしてくれている

現代社会はサイバー空間とフィジカル空間の融合で成り立っています。私はその2つの領域の接点となる、「モノのインターネット」と呼ばれるIoTの研究に取り組んでいます。近年、AIやビッグデータ、クラウドなどが話題となっていますが、それらと現実社会とをつなぎ、情報をやりとりしたり、さまざまなモノを動かしたりする部分をとりまとめるのがIoTです。空調や照明、戸締りなどをITで最適に制御するスマートホーム、オーディオや自走型の自動掃除機などの家電、車や電車などの乗り物など、日常のあらゆるところでIoTが活躍し、皆さんの生活に役立っています。
ゼミではマイコンボードと呼ばれる手のひらサイズのコンピュータ(写真参照)を教材に、モーターやLEDライトなどのデバイスとつなぎ、IoTの仕組みなどについて学びます。今後ますますIoTが身近なものになり、私たちの生活もより便利で快適なものになっていくと思いますが、どのような未来が実現できるか一緒に考え、共に実現していきましょう。

吉田 俊介教授

専門分野/マルチメディア可視化

略歴:国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)主任研究員から2021年本学に着任予定。
研究キーワード:バーチャルリアリティ(VR)、コンピュータグラフィックス(CG)、ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)、知覚情報処理、高性能計算、エンタテインメント・ゲーム情報学、ソフトウェア

メディアデザインコース

日常を便利にするという観点から、
VRアプリの開発に取り組む

ヒトとコンピュータ、ヒトとヒトとが機械を介してコミュニケーションするために必要な、インタフェース(境界面)の研究をしています。五感をテーマにさまざまな研究に取り組んできましたが、近年は「視覚を中心にしたメディア処理・3Dディスプレイの技術開発」について追究。例えば、特別なメガネをかけることなくテーブルの上に周囲360度から何人でも同時に立体映像が観察できるfVisiOn(エフ・ビジョン)と名付けた技術を開発しています(写真参照)。
人工知能(AI)をはじめとするコンピュータは、社会生活を便利で安全にするための道具です。まずは普段の生活で不便に思っていることに注目してみてください。ゼミではそれを解決するにはどういう仕組みが必要なのかを一緒に考え、アプリケーションという具体的な形で実装する流れを体験。その中でVRやCGの楽しさに触れるとともに、論理的思考を育みます。先端のVRデバイスも用意されているので、自由なアイディアで自分の世界を構築していきましょう。

加藤 丈和教授

専門分野/ネットワークデータ工学 AIプログラミング

略歴:静岡理工科大学理工学部電気電子工学科准教授から2021年本学に着任予定。
研究キーワード:知能情報学、情報ネットワーク、計測工学、制御システム工学、AIプログラミング

データサイエンスコース

経済・経営とデータサイエンスを
有機的に結びつける教育環境に期待!

ITやIoTなどが一般的なものとなり、インターネットを通じて膨大なデータが集められるようになりました。その解析をするのがデータサイエンスであり、私はパターン認識や機械学習といって、実世界にあるものごとをコンピュータに認識、学習、理解させる分野の研究に取り組んでいます。具体的には、家庭や工場のエネルギーマネージメント、スマート化などが研究テーマです。スマートフォンを操作して外出先からエアコンを操作するといったことはすでに行われていますが、研究分野の技術が進めば、対象者の生活パターンを認識し、自動で家電などが操作されるといった環境が実現します。
ビッグデータの活用はあらゆる分野のテーマであり、その意味ではデータサイエンスに精通している人材のニーズは高いです。工学部とともに、経済学部、経営学部が同時にスタートしますが、データサイエンスは経済・経営と直結する学問でもあり、私自身、文理融合の新しい学びの場に大いに期待しています。

情報工学科 授業PICK UP

AIプログラミング

AIプログラミング言語の一つで、最も標準的に用いられるPython のプログラミングをとおして、AIプログラミングの仕組みや内容を理解します。基本的なPythonプログラミングの読解と作成の修得をめざ すとともに、機能拡張のためのライブラリを用いて、簡単なAIプログラムを構築します。

コンピュータグラフィックス

さまざまな分野でコンピュータグラフィックス(CG)の技術が活用されています。この科目では、CGの基本的な理論を学び、実際にCGを生成するための諸技術を、プログラミングをとおして修得します。また、ゲーム業界などの最先端CG技術の動向も含めて学修します。

クロスオーバー科目

イノベーション・マネジメント

イノベーションに関する理論的側面を学習したうえで、多様な産業のなかから重要なトピックを選択して深く追究することにより、イノベーションを生み出すためのメカニズムについて理解を深めます。

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