経営学部1期生卒業生インタビュー
“挑戦と成長の4年間” 実践的な学びと充実した学生生活を振り返って
インタビュー
2025.04.01

(写真左):木村あいかさん/経営学部経営学科4回生/下門ゼミ
(写真右):池口瑠夏さん/経営学部経営学科4回生/下門ゼミ
(写真中):経営学部 下門 直人専任講師
京都橘大学経営学部経営学科は2021年に開設されました。1期生として卒業を控える2人の4回生に、大学で過ごした4年間を振り返ってもらいました。経営学部での学びや大学生活の思い出などをお伝えします。
※2025年1月取材
Q/経営学部を選んだ理由を教えてください。
池口/ 高校のときに吹奏楽部に所属していたんですが、たまたま受けた取材でテレビ業界の方と関わる機会がありました。放送されるまでには編集を始めとしてさまざまな準備があることを知りました。その経験を通じて、見えないところで多くの人が苦労して仕事をしていることを知り、わたしも人を支える仕事がしたいと考えるようになりました。そのためには、組織運営や経営戦略、マーケティングなどを学ぶ必要があると感じ、経営学部を選びました。
木村/ 私も高校で吹奏楽部に所属し、部活漬けの日々を過ごしていましたが、大学では新しいことに挑戦したいと考えていました。経営学部では幅広いことを学べるため、働く上での基礎を学べ、社会に出てから直接役に立ったりするのかなと思ったので選びました。

Q/2人とも幅広い学びに惹かれて経営学部を選ばれたようですね。授業やゼミ活動で印象に残っているものはありますか?
木村/ゼミ活動の一環として参加した「コープしが」でのフィールドワークが印象に残っています。宅配トラックの助手席に乗り、滋賀県の湖北地域での配達業務を体験させていただきました。職員の方が、地域の人々からたくさんの感謝の言葉をかけられている姿を見かけました。地域に根ざした仕事を間近で体験することができ感動しました。
池口/アントレプレナーシップ教育の「ランチプロジェクト」に参加したことが印象に残っています。これは大学の食堂に自分たちが作ったメニューを導入してもらう取組みです。メニュー導入に向けてアンケート調査やレシピ開発、食材の仕入れ、価格設定などマーケティング活動までを行いました。普段授業で学んでいた知識を実践でき、飲食店経営の一端を学ぶことができました。実際に食堂に自分が考えたメニューが並んでいる様子をみたときはとても嬉しかったです。プロジェクトが終わった後に学生や教職員の方から「美味しかった!」といったお声をいただき、やりがいを感じました。




Q/ゼミ活動が印象に残っているようですが、どのようにゼミを選びましたか?
池口/2回生のときに下門先生の「マーケティング・リサーチ」を受講していました。もともとマーケティングに興味があったのと、授業ではわからないことを気軽に質問できて、雰囲気がよさそうだと思い下門先生のゼミを選びました。
木村/私も池口さんと同じ理由で下門先生のゼミを選びました。ゼミ生全員仲が良いので楽しく過ごせています。後輩たちにも勧めたい雰囲気のよいゼミです。

Q/大学の授業以外で力を入れて取り組んだことはありますか?
木村/サークル活動に力を入れて取り組みました。軽音楽部に所属していましたが、入学当初はコロナ禍ということもあり、周りにはサークルに入っていない人も多かったです。でも私は音楽を続けたいという思いから勇気を出してサークルに入ることにしました。同期は5人だけでしたが、2回生になる頃から後輩たちが続々と増えてきて本格的にライブができるようになりました。大学では、中高6年間担当していた打楽器ではなく、ボーカルとギターを担当することになり新鮮な気持ちで活動することができました。
池口/学外になりますが、私は地域のマーチング団体での活動に力を入れていました。高校生から30代まで幅広い年代の方と週末に活動をしています。高校でもマーチングはしていましたが、そのときとは所属する連盟が異なるため、規定も違う部分があり苦労したこともありました。関東、東海などさまざま地域へも遠征しました。


Q/2人とも京都橘高校吹奏楽部の卒業生としてローズパレードへ参加したと伺いました。きっかけや理由を教えてください。
木村/京都橘高校といえばローズパレードと思いながら吹奏楽に取り組んでいました。高校2年生の冬頃から新型コロナウイルスが拡大してきたこともあり、吹奏楽の大会や修学旅行などほとんどの行事がなくなってしまいました。今回ローズパレードに、吹奏楽部の卒業生として参加しないかと高校から声をかけていただきました。もう一度同期と演奏できる機会をもらったので絶対に参加すると決めました。
池口/私の姉も京都橘高校の吹奏楽部出身で、2018年のローズパレードに姉が参加している姿を見ていたので憧れがありました。高校3年生の年に、ほとんどの行事がなくなってしまって不完全燃焼で高校を卒業しました。憧れのローズパレードで同期ともう一度演奏したいと思い参加を決めました。


Q/実際にローズパレードへ参加した感想を教えてください。
池口/まず日本のパレードとの規模の違いに驚きました。アメリカでは多くの人が参加するイベントで人の多さにもびっくりしました。高校3年生のときは思うように活動できなかったこともあって、パレードが始まった瞬間に憧れの舞台に立てたと泣きそうになりました。参加できて嬉しいという気持ちに加えて感動も大きかったです。
木村/大歓声のなかパレードするんですが、とても活気のある雰囲気で、日本では味わえない楽しさがありました。ローズパレード以外にも、バンドフェスタ、ディズニークリスマスパレード、ケネディ高校でのコンサートにも参加させていただきました。普通では味わえないような経験ができてよかったです。


Q/学生生活を振り返ってどんな4年間でしたか?
木村/大学生になってからは自由に過ごせる時間が増えましたが、良くも悪くも自分自身でいろいろなことをやっていかないといけないということを学びました。人数が少ないなかでも勇気を出して自分からサークルに入ったりと挑戦することの楽しさを感じることができました。ときには失敗することもありましたが、チャレンジすることで多くのことを学びました。

Q/卒業後の進路について教えてください。
池口/東京で企業へ複合機やプリンターの導入サポートやシステムのメンテナンス等をおこなう会社で働く予定です。当初は経営学部を選ぶきっかけとなったテレビ業界も考えていましたが、日々の学びや就職活動をしているなかで考えが変わりました。これから東京でいろいろな経験を積みたいと思います。
木村/人と関わることが好きなので、地元関西で多くの人と関わる仕事をしながら成長していきたいと考えています。

Q/在学生や高校生に向けてアドバイスやメッセージをお願いします。
木村/私はゼミで参加した実践的なフィールドワークや、サークル活動にチャレンジしたことで大きく成長できたと感じています。なにかひとつでもよいので新しいことに取り組むことで充実した大学生活を過ごすことができると思います。
池口/私も4年間のうちに、自分のやりたいことに挑戦することが大事だと考えています。そうすることで、多くのことを学んでもらうことができればよいと思います。
<ここがDISCOVERY!>
- 企業や自治体と連携して”地域が抱える課題解決”や”アントレプレナーシップ教育”について学べる!
- 2回生から興味のある分野のゼミに所属し、より実践的な学びを深める!
- 大学生は自由に過ごせる時間が増えるが、やりたいこと・やることを自分自身で切り拓く必要がある!
- 勉強や課外活動など、ひとつでもよいので新しいことにチャレンジすることで大きく成長できる!
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