Interview

医療情報化時代をリードする情報管理のスペシャリスト!
地域医療の課題やニーズに応えるために!

インタビュー

2020.12.10

京都橘大学には、大学での学びも課外活動も楽しく積極的に取り組んでいる学生が多くいます。また、国家資格だけではなく、そのほかにもさまざまな資格を取得できる環境があります。その中で診療情報管理士の資格を取得し、その資格を活かせる就職先の内定を得た現代ビジネス学部経営学科4回生の峠美沙希さんにインタビューしました。

※「診療情報管理士」とは
診療録(カルテ)などに記載の診療情報の管理・分析・活用を業務とし、医療の安全や質の向上、病院の経営管理を支える高度な専門職です。本学では、経営学科(2021年4月より経済学部と経営学部)に、診療情報管理士の資格取得課程を設置しており、必要な科目の単位修得により、3回生後期に受験資格を得ることができます。

峠 美沙希 さん
現代ビジネス学部経営学科4回生
内定先:大阪市立大学医学部附属病院
※インタビューおよび撮影時のみマスクを外しています

Q/診療情報管理士を知ったきっかけは何ですか?

高校生のときから病院に就職したいと考えていて、医療経営が学べる京都橘大学に進学しました。医療事務技能審査(メディカルクラークともいう。以下メディカルクラーク)の資格が取得できることは知っていたのですが、診療情報管理士の資格は入学してから知りました。1回生のときに、ゼミの先生に受講登録のことで相談したときに「診療情報管理士の資格も取得してみては?」と勧められたのがきっかけです。それから、資格取得に必要な授業を受講し勉強を始めました。

Q/なぜ、資格を取ろうと思ったのですか?

メディカルクラークの資格は必ず取ろうと決めていましたが、診療情報管理士の勉強をすることで、さらに、医学専門用語はもちろん、病気や治療に関連する医学知識や医療事務の知識など、幅広い知識を習得することができると思ったからです。また、病院に就職するときに、有利だと先輩から聞いたからというのもあります。

Q/資格取得までのスケジュールと勉強方法を教えてください

資格を取得するためには、定められた科目の単位修得が必要になります。3回生の2月に診療情報管理士認定試験があるので、3回生までに修得します。1回生前期から3回生前期までは座学での授業があり、3回生の夏に病院での実務実習を2週間受ける必要があります。後期に入ってからは、試験対策講座を受講し勉強しました。また、模擬テストを受けて、自分が理解できていない所は、繰り返し解いたり、それでも理解できない所は、担当されている橋本昌浩先生や医療系の科目を担当されている非常勤講師の先生に質問して理解していきました。最後は、とにかく何度も模擬テストの復習をしていましたね。

大変だったのは、勉強時間の確保でした。通学に片道2時間半かかったので、その時間も勉強する時間にあてました。それと、私はオープンキャンパススタッフや大学祭実行委員会の活動もしていました。大学祭では、2回生で責任者、3回生で副責任者としてコンサートパートを担当させてもらいました。大学祭を成功させるためにメンバー全員で頑張っていたので、本格的に試験勉強に取り組んだのは、大学祭が終わったあとの11月くらいからです。それからは、気持ちを切り替えて集中して勉強しました。

峠さんが使用していた就活手帳と診療情報管理士テキスト

Q/資格の勉強に、課外活動に、とても忙しくされていたと思いますが、就職活動(以下、就活)はいつ頃から始められましたか?

民間企業も何社か受けましたが、医療福祉業界で医療従事者が働きやすい環境づくりをサポートすることで人々の健康に貢献したいという思いは変わらず、病院を軸に就活をしました。ただ、資格を取得しているのとしていないとでは就活の仕方がかわるので、資格取得後の3回生の3月くらいから始めました。そして、就活を進めるうちに、病院運営にも携わりたいと思うようになりました。

Q/採用された病院に就職を決めた決め手は何ですか?

大阪市立大学医学部附属病院は、高度医療で地域医療を支え、安心して暮らせる地域づくりをされています。新型コロナウイルス感染症のワクチン開発に携わっていたり、新しい診断法や治療法の開発などを行っていたり、医療の進歩にたゆまぬ努力を続けておられ、日本の医学の進歩に貢献されているところや、予防医学にも力を入れられているところに魅力を感じたからです。

Q/一般企業とは違った就活の難しさがあったとは思いますが、大学のキャリアサポートも利用されていたのですか?

主に個人面談を利用していました。ほかには、就活のための基本的なことを学ぶセミナーにも参加していました。コロナ禍では、面談がリモートになりましたが、就活でつらくなった時や悩んだ時にも話を聞いてくださり、よく相談にのっていただきました。

Q/就活を振り返って、もっとこうすれば良かったと思うことはありますか?

もっと早くから始めておけばよかったなと感じています。病院の採用選考開始が遅かったこともあり、就活を始めるのが遅くなってしまったので。履歴書や自己PR、学生生活で頑張ったことなどをまとめて、事前に準備しておけばよかったと思います。

Q/いよいよ春から病院で働くことになりますが、どんな社会人になりたいですか?

自分の強みである計画性と課題解決能力を活かして地域医療が抱えている課題やニーズに応え、地域住民の方々が安心して暮らせる地域づくりに貢献したいです。

Q/今後、就活を始める皆さんへアドバイスがあればお願いします。

病院で働きたいと考えている人は、ぜひ、診療情報管理士の資格取得をめざしてみてはいかがでしょうか。医療系の知識があるのと、ないのとでは全然違います。自分自身のためにもなり、スキルアップできます。そして、就活にも有利だと思います。実際に就活を経験してそれをとても感じました。勉強も大変ですが、一緒に頑張れる仲間もできるので、乗り越えられると思います。私は、やりたいことを口に出して家族や友人に伝え、決意表明をしていました。言葉にすることで、自分に負けず、あきらめない環境をつくり、有言実行に結びつけていきました。皆さんも悔いのない就活をしてほしいです。

<ここがDISCOVERY!>

京都橘大学には、チャレンジしたいことを実現できる環境がある!
・京都橘大学は、資格取得や学生のやる気をバックアップするサポートが万全!

峠さんの大学生活は、学びも課外活動も充実!
同じ目標をもつ仲間がいれば強い絆ができ、試験勉強も乗り越えられる!

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