医療情報の管理で医療の一翼を担い、
みんなが安心して利用できる病院づくりを!
インタビュー
2021.12.07
近年の病院事務スタッフとして、より高度で専門性の高い診療情報管理士が重視されるようになっています。在学中に資格を取得し、これを活かせる就職先の内定を得た現代ビジネス学部経営学科4回生の奥由梨乃さんにお話をうかがいました。
奥 由梨乃 さん
現代ビジネス学部経営学科4回生
内定先:京都大学医学部附属病院
※インタビューおよび撮影時のみマスクを外しています
※「診療情報管理士」とは
「診療情報管理士」とは、診療録(カルテ)などに記載の診療情報の管理・分析・活用を業務とし、医療の安全や質の向上、病院の経営管理を支える高度な専門職です。
本学では、2021年4月より開設した経済学部と経営学部に、診療情報管理士の資格取得課程を設置しており、必要な科目の単位修得により、3回生後期に受験資格を得ることができます。
Q/診療情報管理士を知ったきっかけは何ですか?
高校性の時、大学進学を考える上で、大学4年間で何か一つ将来に役立てられるような資格を取得したいと考えていました。小学生の時に読んだ地域医療を題材にした小説がきっかけで病院や医療に関心を持ちました。また周りに医療従事者をめざす友人が多かったこともあり、将来、自分が医療の現場で貢献できる職業はないかと調べました。そのときに京都橘大学で診療情報管理士の資格が取れることを知り、この大学で学びたいと考えるようになりました。
Q/資格取得のために努力したことは?
入学当初から、医療事務と診療情報管理士の2つの資格は取得しようと考えていました。医療事務の資格は、1回生の夏に集中講義などを受けて取得しました。診療情報管理士は、診療情報管理士認定試験受験資格を得るために、3回生の前期終了時点までに必要な授業を履修し、単位を修得していなければならず、先輩や先生からのアドバイスを受けて、計画的に履修しました。在学中での資格取得をめざしていたので、履修しなければならない授業が多く、体力的に辛かったですね。
Q/資格取得までのスケジュールと勉強方法を教えてください。
3回生の2月に診療情報管理士認定試験があるので、3回生前期までに基礎科目と専門科目の必要な単位を修得します。3回生の夏に病院での実務実習が2週間あります。後期に入ってからは、試験対策講座を受講して集中して勉強していました。私は通学時間が長かったので、その時間も勉強する時間にあてていました。模試を何度も繰り返し解き、よく間違える所はノートにまとめて勉強し、理解できない所は、資格科目を担当されている橋本昌浩先生などに質問して理解していきました。
Q/就活はいつ頃から始められましたか?
試験が終わった3月くらいから本格的に始めました。診療情報管理士の資格を活かせる仕事に従事したいと考えていたので、病院を中心に就活しました。
Q/病院の情報収集はどのように行いましたか?
主に採用情報サイトを活用しました。京都府内で資格を活かせる病院を検索し、そのなかから選んでいきました。内定を得た京都大学医学部附属病院を含め6つの病院にエントリーしました。
Q/採用された病院に就職を決めた決め手は何ですか?
患者さん一人ひとりが安心して利用できる病院づくりに携わりたいと考えていました。京都大学医学部附属病院は、最先端の医療を提供していて、患者さんに合わせた医療を提供している病院なので、そこに魅力を感じました。また、採用試験の面接のときに、話を丁寧に聞いてくださったことや、私自身が面接官の前で自分を出せたことが大きかったです。診療情報管理士としての知識を活かし、医療従事者や患者さんが求める情報を素早く発見し、一歩先の行動を心がけていきたいです。
Q/大学のキャリアサポートを活用されましたか?
主に個人面談やエントリーシートの作成、面接練習などで活用していました。どんな方法で自己分析をしていけばいいのかわからなかったので、そのことでも相談にのっていただきました。緊急事態宣言中などは、リモートでの面談や面接の練習などの対応していただき心強かったです。面接試験の前にも、親身になって相談に乗っていただいきお話をしたことで自信につながり、試験に臨むことができました。ほかにも、キャリアセンター主催のイベント「キャリアフェア」に参加し、企業の方々と直接お話ができるいい機会になりました。
Q/採用試験対策はどのようにされていましたか?
筆記試験は小論文を出されることが多くあったので、過去の出題などを参考にしながら作成し、橋本先生やキャリアセンターの方に確認してもらいました。面接試験に関しては、キャリアセンターで何度も練習したり、参考書を読んだりして、大事なポイントを押さえるようにしていました。
Q/就活を振り返って、もっとこうすれば良かったと思うことはありますか?
早くから自己分析や履歴書の作成などに取り組めばよかったと思いました。どうしても、試験勉強をする時間を優先していましたので、取り組むのが遅かったと思いました。
Q/今後、就活を始める後輩へアドバイスがあればお願いします
就活に必要な自己分析や履歴書、自己PRの作成などは、早めに準備することをおすすめします。それと就活を一緒に乗り越える仲間をつくることも大切だと思います。辛いときは、一人で抱え込まず、仲間と共有し、先生やキャリアセンターに相談してください。自分から積極的に行動することが、後悔のない就活につながると思います。
<ここがDISCOVERY!>
・京都橘大学では、2021年の診療情報管理士認定試験合格率は100%!
・京都橘大学は、難関資格でも合格までのサポートが万全!
・奥さんは、目標が同じ仲間と出会え、試験勉強も就活も乗り越えた!
・奥さんは、診療情報管理士認定資格を取得し、病院で専門職として働くことを実現!
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