Interview

チャレンジ精神で道を切り拓く!
「人として成長したい」をかなえる企業に出合うまでの道のりとは

インタビュー

2022.11.16

京都橘大学で初めてのメガバンク総合職の内定を決めた現代ビジネス学部経営学科の筒井悠貴さん。道なき道を、自らのチャレンジ精神で切り拓き、壁を乗り越えてきた筒井さんの就職活動(以下就活)と、その行動力の原点となった学生生活についてお話を伺いました。

筒井 悠貴さん
現代ビジネス学部経営学科4回生(1回生時は国際英語学部国際英語学科に在学)
内定先:株式会社三井住友銀行(以下本文中は「三井住友銀行」と表記)

※インタビューおよび撮影時のみマスクを外しています
※経済学部、経営学部、工学部の開設に伴い、2021年4月より現代ビジネス学部は募集を停止しました。

Q/京都橘大学を選んだ理由を教えて下さい

高校時代、所属していたサッカー部の顧問の先生が英語を教えていたこともあり、英語に興味を持ちました。大学を選ぶ際に、「留学がカリキュラムに組み込まれている」という点を重視しました。その中で、京都橘大学では、充実したサポートのもと、1年間、全員が留学に行くことができるというところに魅力を感じました。

Q/入学後、国際英語学部での実際の授業はいかかでしたか?

英語が飛び交う、実践的なカリキュラムを想定してはいましたが、入学当初は、想像よりも難しく感じました。最初は、頭の中で文法を考えながら、恐る恐る英語を話していましたが、間違いを恐れずに話すことが大切だということを、1年間で学びました。また、週に6回受講する必修科目のEAP(English for Academic Purposes)では、教員とも学生とも英語で会話し、コミュニケーションをとる必要があるのですが、この経験でも英語力がついたと実感しています。

※EAPは留学に必要な4技能を統合的に学ぶ授業です。

Q/2回生の時に、国際英語学部から、現代ビジネス学部経営学科へ転学科されたそうですね。そのきっかけを教えてください

個人的な事情で、どうしても留学を諦めないといけない状況になり、自分の将来についてあらためて考えたのがきっかけです。当時、もっと英語を極めていきたいという気持ちは変わらずあったのですが、せっかくなら英語以外の学問にも視野を広げてみようとも思ったんです。

自分の新たな道を模索していたときに、現在所属しているゼミの分野もそうなのですが、ITやプログラミングに興味があり、新たな道として学んでいきたいなと思いました。もちろんそれが容易にできることではなく、とても高いハードルであることは理解していました。それでも、高い壁にチャレンジしてでも、この大学で新たな学びのカタチを見つけて、挑戦していきたいと思いました。もちろん大好きな英語も自己学習をしながらスキルアップを図っています。

環境を変えることの怖さもありましたが、自分の中でたくさんの新たな経験や学びと出合える機会になったと思います。

Q/これまでの学生生活で、力を入れて取り組んだことは何ですか? また、それによって成長したと感じるところはありますか?

学内では、英語の学習を頑張ったことです。留学をめざしていた時に、留学時の学費免除対象の基準となる「TOEIC750点以上」をめざして、友人と日々勉強に励みました。また、留学から帰国したばかりの3回生とグループを組んで学習できる機会があり、こちらも積極的に参加していました。先輩から留学の話を聞き、モチベーションを高めることもでき、英語力が伸びるきっかけになりました。

学外では、5つのアルバイトを掛け持ちしたことですね。もともと、人とコミュニケーションをとるのがあまり好きなタイプではなく、苦手意識もありました。でも、せっかくの大学4年間の中で、幅広い年齢層や職種の方など、いろいろな人と関わりたいという気持ちがあったので、チャレンジしてみることにしました。

Q/アルバイトを通して、影響を受けたエピソードや、成長を感じたところはありますか?

自分より年上の大学生で、誰にでも明るく接し、常にポジティブな人がいました。これまで、そのようなタイプの方に関わることがなかったので、立ち振る舞いに大きな影響を受け、そんな立ち振る舞いのできる社会人になりたいと思うようになりました。また、いろいろなアルバイト先で、さまざまな考え方、性格の人と関わることで、相手の気持ちを考える力やコミュニケーション能力など、自分の「強み」といえるものが身についたと思っています。

Q/就活はいつ頃から、どのように始められましたか?

3回生の6月ぐらいから始めました。まず始めたのは情報収集です。その後はエントリーシートや自己PR文章作成など、インターンシップ参加への準備に取り組みました。

Q/金融業界を志望した動機は何ですか?

業界を絞らずに、幅広くインターンシップにチャレンジするなかで金融業界のインターンシップを経験しました。金融業界は無形商材を扱うので、自分自身の成長や、自分の価値でお客様の役に立つことができると感じ、そこに興味をもったことがきっかけです。

Q/大企業への挑戦。そんな中で、情報収集や試験対策はどのように行いましたか?

ツイッターや企業別のLINEオープンチャットを活用し、同じ志望業界、志望企業の他大学の学生とコミュニティを作り、積極的な意見交換や交流を通して、情報収集・共有を行っていました。

面接試験の練習も、友人やコミュニティで出会った他大学の学生と実践形式で行ったり、ときには面接官役もやりました。面接官役を経験したことは、相手の気持ちを知るうえで大切だったと思います。面接でも、普段の会話と同じように相手といかに会話のキャッチボールをするかが大事かを感じました。そういった経験が、本番でも役に立ちましたし、模擬練習も含め面接を何度も経験していたので本番ではそれほど緊張はしませんでした。あとは笑顔でいることを心掛けていました。

Q/内定先企業を志望した理由を教えてください

就活の軸としたのが、「成長して人の役に立ちたい」という思いです。三井住友銀行は少数精鋭で、若いうちからさまざまなことに挑戦できる環境にあります。その分、大変なこともあると思いますが、将来を考えたときに、私にとって魅力的な環境であると感じました。

Q/大学のキャリアサポートを活用されましたか?

エントリーシートの添削やインターンシップ後のフィードバック、進捗状況の報告、企業紹介など、キャリアセンターを幅広く利用しました。キャリアセンターのアドバイザーには、何でも気軽に相談していました。

Q/就活オリタ―の活動をされているそうですね。活動のきっかけについて教えてください

就活は私にとって大きな挑戦でした。就活中、自分の志望する企業に関して、先輩に話を伺うということもできず、なかなか情報を得られないという経験をしました。今回三井住友銀行から内定をいただいたことで、新たな道筋を作ることができたと思います。オリタ―活動を通して、自分の経験を後輩たちに還元し、就活に役立ててもらえたらと思っています。

※低回生の就活支援を目的として、4回生就職決定者が就活オリターとなり、キャリアガイダンスやキャリア系科目で自らの体験談を話しています。また、3回生以下の学生を対象に「オリター相談会」を随時実施しており、就活に関する不安や、聞いてみたいことなど、何でも気軽に相談できる機会を作っています。

Q/就活を振り返って、もっとこうすれば良かったと思うことはありますか?

面接練習に関しては、もっと早くから始めておけばよかったなと思います。インターンシップを開催した企業の早期選考が始まるのが3回生の2、3月なのですが、私の場合は準備が遅かったので、万全の状態で臨むことができませんでした。2回生の秋ぐらいから、余裕をもってしっかり就活を進めていれば、より自信をもって臨めたのではないかと振り返って感じます。あとは、いろいろな業界を志望しましたが、より分野を広げて挑戦したらよかったかなと思います。

Q/就活を通じて学んだことは?

大学生活で学んだことにも通じるのですが、とにかく「迷わずにやってみる!」ということですね。面接練習一つとっても、最初は「緊張するし、いやだな」と思っていましたが、何度も繰り返すことで意識が変わりました。いろいろなことをやってみることと、量をこなすことが、大事だなと思いました。

Q/今後就活を始める後輩へ、アドバイスがあればお願いします

低回生の人たちには、「早くから準備をすること」をお勧めします。また、就活中は、一人で悩まずにいろいろな人からフィードバックをもらうことも大事ですね。面接練習にしても、人によって感じ方が違うので、多くの意見を聞きながら、活動を進めていってほしいですね。

あとは、志望先を絞りすぎずに、幅広く見ていくということもお勧めします。私自身、当初は銀行を志望先に据えていませんでしたが、さまざまな業界を見ていくうちに、銀行についてより深く知ることができ、内定につながりました。視野を広げていくことで、いろいろな発見があったり、新たな道につながると思います。

Q/最後に、今後の目標について教えてください

お金にまつわることだけではなく、お客様から「悩みがあれば何でも相談してもらえる」、そんな銀行員になりたいです。

 

<ここがDISCOVERY!>

・筒井さんは、他大学の学生との交流にも積極的に参加し、志望業界・企業の情報収集や面接練習に役立てた!
・筒井さんは、5つのアルバイトを通して幅広い年齢や職種の方と接することで、苦手だったコミュニケーション能力を身につけた!
・何事にも前向きにチャレンジできる環境が京都橘大学にはある!
・筒井さんは、「人として成長したい」という視点で就職先を検討し、自分も成長できて、人の役に立てる就職先に出会うことができた!
・就活オリターは就活で得た経験を、後輩たちに伝えてくれる頼もしい存在!

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