京都橘大学

CROSSOVER
PROJECT #01

ビジネスに不可欠な 多様な視点を体感しながら IT企業とともに、 課題抽出からアプリ開発に挑む

PROJECT THEME

IT技術を使った
ものづくりによる
課題解決プロジェクト

  • 経営学科
  • 情報工学科
  • 建築デザイン学科
連携企業ヤフー株式会社
OUTLINE

プロジェクトの概要

「思っていたのと違う…」
履修登録のミスマッチをなくしたい

履修登録時に各授業の課題のサンプルや教員の雰囲気などの“リアル”な情報があれば、自分に合った授業を選びやすくなるのではという点に注目。実際に履修した先輩の評価・コメントを既存のWEBシラバスから確認できるサービスに挑戦!

ポータルサイトYahoo! JAPANをはじめ、幅広いサービスを提供するヤフー株式会社と連携したプロジェクト。IT技術を活用し「“動く”モノ」をつくり上げることを最終目標とし、学部・学科の異なる3~4人がチームとなり活動しました。連携企業が提示したテーマは「身の回りの課題の解決」。学生生活を充実させるためのアイデア出しから始まり、プログラミング学習とアプリ開発を経て、最終プレゼンテーションを行いました。

FLOW

プロジェクトの流れ

課題抽出・アイデア出し→プログラミング学習→チーム開発→中間報告→開発目標・プログラムの修正→プレゼンテーション

各授業について入力された先輩の評価・コメントを視覚的に理解しやすいようレーダーチャート化し、WEB上のシラバスにリンクさせて表示するアプリを開発。中間発表では主な利用者である学生だけでなく、評価される教員側にとってのメリット・デメリットも同時に考える必要があると連携企業から指摘されたが、プレゼンテーションでは意図しない投稿があった際の対策なども盛り込んだ提案内容に。経営学科、情報工学科、建築デザイン学科の学生がそれぞれの強みや得意をいかし、分業したり助け合ったりしながら「“動く”モノ」づくりに取り組んだ。

VOICE

プロジェクトメンバーの声

TEACHER

情報工学科の学生は機能の実装、建築デザイン学科の学生はインターフェースのデザイン、経営学科の学生は要件定義やプレゼンテーションと各々の得意分野をいかした活動をしていたのがこのチーム。とはいえ完全に分業ではなく、授業では互いの考えに積極的に耳を傾け、視野を広げようとする姿が印象的でした。他学部の多様な視点が入り混じることで、社会課題に対するアプローチの幅が広がる!という実感が持てたはず。定められた期間内にゼロから企画を発表可能な完成度まで仕上げるという体験は、アプリ開発の能力に加え、リーダーシップやスケジュール管理のスキルなどプロジェクト遂行能力の大きな成長にもつながったと思います。

工学部 情報工学科
吉川 寛樹助教
STUDENTS

私が京都橘大学を選んだ理由は、理系学部で学びながら文系学部とも交流する機会がほしかったから。実際にプロジェクトでは文系メンバーとアプリ開発に取り組みましたが、課題解決のアイデア出しでは「そこに着目するのか!」など発見の連続でした。アプリ開発を複数名で同時進行するのはコード全体の整合性を考えると難しく、一人ひとりの強みをいかした分業でのチーム運営を心がけました。単にバラバラに進めるのではなく、話し合いながら分担と連携を組み合わせたことで、悔いのないプレゼンテーションができたと思います。将来、起業したときにいかせる「チーム運営」を実践的に学べました。

工学部 情報工学科 2回生 
静岡県 磐田北高等学校 出身
大石 耕生さん

情報技術の知識はゼロでしたが、私にとっても身近なヤフー株式会社との連携だと知り、このプロジェクトへの参加を決めました。コード作成やエラー検証など情報工学科のメンバーに教えてもらいながら、主に資料作成や発表などを担当。中間発表では「評価される側の気持ちも考えているか?」を連携企業から問われ、ハッとしました。自分が思う“正解”がすべてではなく、立場の異なる人の意見を聞いたり対話したりすることで視野が広がり、より良いものづくりができることを体感。この経験をいかして、いつか自分も人の役に立つ商品・サービスの企画をしてみたいと考えています。

経営学部 経営学科 2回生 
京都府 京都すばる高等学校 出身
佐藤 弓月さん

プログラミングはもちろんパソコンの操作にも苦手意識があったのですが、日常生活の困りごとをプログラミングで解決するプロジェクトに興味を持ち、挑戦!メンバー、先生、連携企業の担当者のサポートを受けてデザイン面のコード作成を担当。実際に自分の作成したコードが全体のプログラムに組み込まれ、画面で動く様子を見るのは驚きと喜びを感じる瞬間でした。プレゼンテーションではデモの説明だけでなく今後の改善点として、他大学への展開なども提案し、高く評価していただきました。他学科が学ぶ内容に触れたり、考え方の違いに気づいたりと自身の変化や成長につながったと思います。

工学部 建築デザイン学科 2回生 
滋賀県 大津高等学校 出身
大道 竜慈さん
※学年は2023年2月取材時点のものです。