鈴木紀子教授が４年間にわたって源氏物語54帖を解説する連続講座の第一回講義が5月21日、ホテルブライトンシティ山科で開講された。
受講者には毎回、源氏物語の原文・現代語訳・時代背景等がまとめられたテキストが配られ、鈴木教授が原文の解釈に当たる。鈴木教授は源氏物語の作者である紫式部のひととなりや物語の背景、当時の風俗や美意識などをわかりやすく解説。「数々の小説家によってひもとかれた源氏物語の現代語訳も素晴らしいが、この講座ではぜひ原文の美しさを感じて欲しい」と語った。鈴木教授の魅力あふれる講義に会場は終始なごやかな雰囲気につつまれた。
この『源氏物語講座』は3月23日京都新聞等でも紹介され、受講を希望する声が多数寄せられた。今後は半年ごとに受講者を募る。定員は約100名。講座は毎月１回第三火曜日に開講される。
.
