医療現場で臨床検査を実施し、得られた各種データを活⽤して、診断や治療を支えるのが臨床検査技師の役割です。活躍の場は病院にとどまらず、検査センター、検診センター、CRC(治験コーディネーター)、臓器移植コーディネーター、在宅医療、各種企業の研究施設などさまざま。本学では、進歩し続ける医療を支えるのに不可欠な知識と技術、チーム医療に貢献できるコミュニケーション能力と高い倫理観を養成します。
臨床検査技師の活躍の場は病院にとどまらず、企業や在宅医療など多種に広がっています。分析した有用なデータによって医療を支え、さまざまなケースが想定される医療現場において、チーム医療に貢献できるコミュニケーション力と高い倫理観を養成するカリキュラムを構築しています。
臨床検査学科のメイン施設となる啓成館内には、病理・細胞診・微生物・血液・遺伝子・輸血などの検査を行える実験室をはじめ、生理機能検査を実施できる実習室など、最先端の設備や機器を完備。日ごとに進化する医療現場のニーズに応える学びの場を提供しています。
臨床検査技師として必要な知識と技術への理解をさらに深めていくため、3回生の後期から「臨地実習」をスタートします。12週間にわたって病院での実習に取り組み、検査受付や採血、解剖、血液検査、免疫検査、生化学検査、遺伝子検査、病理検査、生理機能検査といった各種検査の一連の業務を経験します。
本学は、臨床検査技師の上位の専門職である「細胞検査士」になるための養成課程をもつ、全国でも数少ない大学です。また、就職後に、認定輸血検査技師、認定臨床微生物検査技師、超音波検査士といった専門資格を取得できるよう、領域別の演習科目を配置しています。
取得できる資格
将来の進路
2018年度に誕生した臨床検査学科の1期生が、今回初めて実績をあげました。臨床検査技師国家試験の合格率は88.5%(全国平均75.4%)。「国家試験対策委員会」を結成し、学生同士で学びあえる学習環境を整え、また、定期的に学内模試や業者模試を取り入れるなど万全の対策で個々のステップアップをサポートしています。また、細胞検査士資格認定試験においても、合格率73.3%と高い実績をあげました。
1回生の早期からキャリア教育を実施。専門職としてキャリアを積むための基盤を確実に培うプログラムを卒業まで継続して設置しています。学科全員の国家試験合格をめざした独自プログラムや、上位資格である細胞検査士資格認定試験対策の講座も開講。将来を見据える学生の高い志にこたえています。
京都橘大学 健康科学部の
各学科の特長を分かりやすく解説
京都橘大学で学ぶおもしろさを本学教授陣が熱くお伝えします!