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京都市の史跡調査に協力(京都橘史跡研究会)

 本学大学院生・学部生でつくる京都橘史跡研究会は、2001年度末に京都市東山区の法観寺(通称八坂の塔)の調査を実施し、報告書を作成した。
 調査は、法観寺を京都市史跡に指定する参考資料を作成するために行なわれ、法観寺の歴史・現況の調査や実測図の作成を主な内容としている。
 今回の調査結果は京都市文化財保護審議会で審議され、2002年2月、法観寺は京都市史跡に指定された。
 法観寺は飛鳥時代に創建された寺院で、平安期には京直近の有力な寺院の一つとなったもの。現在に遺る五重塔は15世紀に再建されたもので、東山のシンボル・八坂の塔として愛されている。
 京都橘史跡研究会は1998年度から活動を開始。現在、大学院歴史学専攻・文学部歴史学科・文化財学科の院生・学生、計12人で構成されており、今回の調査は同研究会顧問の増渕徹助教授の指導の下で行なわれた。
 同研究会は、これまでに法界寺(1999年に京都市指定史跡)・安楽寿院(2000年に京都市指定史跡)などの調査を行っている。

 

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