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文化政策研究センター主催 関西女性アーティストファイルVOL.3 「五感で感じるスロースタイルⅠ-縁側でつづるアーツ」開催

 第1回はダンス・詩・音楽、第2回は現代美術「一日だけの展覧会」と意欲的な取り組みを行ってきた関西女性アーティストファイルの第3弾「五感で感じるスロースタイル」がいよいよ始まった。前回までは、3日間あるいは1日だけの日程で開催されたが、今回はタイトルどおり6月から10月までのスロースタイル企画。
 期間中には「食」「農」「竹」「紙」の4つをテーマにしたワークショップが行われ、参加者らは農作業を体験したり、郷土料理を作ったり、竹細工や紙細工に挑戦しながら、それぞれの方法でスロースタイルへアプローチする。

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 6月7日には「農」ワークショップが開講。第1回の今回は学内外から約20名が参加し、作物の植えつけを体験した。農作業の講師をつとめるのはモクモク手づくりファーム勤務の布瀬真央さん。参加者らは布瀬さんの指導を受けながら、学内に設けられた農園や、各所に置いた素焼きの鉢にカボチャ・サツマイモ・カモミールなどの苗の植えつけを行った。
 本企画は農作業という五感を使った体当たりのワークショップを通じ、動植物との共存のあり方について考えるのが目的。また以降2回のワークショップでは、「草取り」「収穫」の一連の作業を予定しており、参加者は普段の生活をすこしスローダウンして、植物の成長を見守りながら、ゆったりと過ごす時間を共有する。

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 また6月14日には「竹」ワークショップが開講。学内外から約30名が参加し、日本人に馴染みのある「竹」を使った竹細工に挑戦した。参加者らは辻竹材店の辻義巳さんの指導を受けながら、竹林から竹を切り出し、ソーメン流しの桶づくりに奮闘。試食会では持ち寄った食材を流しながら、自分たちで手づくりした食器や箸を手に、流しソーメンに舌鼓をうった。

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