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女性歴史文化研究所主催の講演会開催

文化財防災研修会

 9月24日、本学に清心館において、女性歴史文化研究所主催の講演会「現代社会と女性―キリスト教宣教師の見た19世紀中国の女性」が開催された。講演を行ったのは研究所の第2プロジェクトメンバーである文学部の蒲豊彦教授。19世紀の中頃、布教を目的に中国各地を訪れ、活動の拠点を広げた宣教師たちは、そこでの出来事や布教の様子を、家族や友人たちに書き送っている。蒲教授はその報告書や手紙を分析し、当時の中国人女性がどのような生活を営んでいたのかを再構成、「19世紀中国の女性像」を新たに浮かび上がらせた。

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     女性歴史文化研究所 第12回シンポジウム12月6日に開催!

 12月6日本学にて、女性歴史文化研究所主催による第12回シンポジウム「異文化経験と女性-大英帝国のレディたち、『日本帝国』の主婦たち-」が開催される。パネリストは井野瀬久美恵氏(甲南大学教授)とひろたまさき氏(本学歴史学科教授)。
 19世紀、広大な海外植民地を保持拡大しつつあったイギリスでは、中流層の中から、アフリカやアジアの植民地に赴き、多様な活躍を見せる女性たちが登場した。一方、20世紀後半、経済大国となった日本では、普通の主婦たちが多数海外旅行を楽しむようになった。 
 シンポジウムでは、異なる背景を持つ「二つの島国」の女性たちが、時代を超え、旅の中でどのような異文化を経験したのか―その異文化経験が意味するものを探る。


 

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