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本学元教授 脇田晴子先生が文化勲章を受章!

 本学元教授の脇田晴子先生が文化勲章を受章されました。脇田先生は、1967年の本学開学当初から長年にわたり、日本中世史・日本女性史を教えられ、本学歴史学科の礎を築かれました。研究においては、日本中世を都市、商業、芸能の観点から幅広くとらえるとともに、女性史研究で先駆的な業績を残されています。「女性史総合研究会」では中心的役割を担われ、『日本女性史』全5巻(東京大学出版会、1982)を編集、先生の活動は今日ある「京都橘大学女性歴史文化研究所」設立を促しました。
 女性歴史文化研究所現所長である歴史学科細川涼一教授は「このたびの文化勲章受章、おめでとうございます。現在の女性歴史文化研究所があるのも、脇田先生の女性史におけるさまざまな研究活動があったからです。この受章をきっかけに、今後もさらに研究の成果を社会に還元できるよう研究所を運営していきます」とコメント。また、開学当時より親交のある歴史学科田端泰子教授は「文化勲章受章、おめでとうございます。今回の受章は、脇田先生のご研究の幅広さについてはもちろんですが、後輩・同僚として、橘での素晴らしい教育に対する賜物であると、卒業生共々喜びを分かち合いたいと思います」と話していました。
 本学において、教育・研究の両面から多大なるご尽力いただきました脇田先生の文化勲章受章を、心よりお祝い申し上げます。

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