TOP

NEWS

福島山科親子キャンプを開催

  8月18日(土)~24日(金)に、本学のキャンパス等を会場として、福島山科親子キャンプを開催しました。これは、福島県などの高濃度の放射性汚染に曝されている地域に住み続ける子どもたちに、放射性物質排出に必要な保養の機会と、普段は制限されている屋外遊びの機会を提供するものです。本学の健康科学部心理学科教員有志が主催し、父母の会や京都YMCAの協力を得て実現しました。学内ではさまざまな遊び、そうめん流しやバーベキューなどをし、京都市内見学の日には清水寺や京都市青少年科学センターへ行きました。宇治川での川遊び、スイカ割り、琵琶湖での湖水浴なども行い、参加した子どもたちは大いに楽しんでくれたようでした。

20120818-2.jpg
バーベキュー

20120818-3.jpg
スイカ割り

.

20120818-4.jpg
琵琶湖

20120818-1.jpg
そうめん流し

.
20120818-5.JPG

 福島から子どもを参加させてくださった保護者の方からは、「帰って来た子どもからたくさん話を聞きました。琵琶湖で泳いで楽しかったこと、食事が全部おいしかったこと、みんながとても優しかったことなどなど。どれも福島にいたら経験できないばかりか、外で満足に遊ぶことすらできなかったかもしれません。」「お兄さんやお姉さん、先生方にいっぱい遊んでもらえたようで、とっても楽しかったよ、また行きたーいと目を輝かせながら話をする子どもを見て、行かせてよかったと心から思いました。」「被災地で原発の問題もまだまだ解決しませんが、こんなに親切にしていただいたことをずっと忘れずに暮らしていきたいと思います。」等、感謝の言葉をいただきました。
  本学の学生も、このキャンプからさまざまなことを学んだようです。最初は「自分がボランティアとして役に立てるだろうか」と不安に思っていた学生も、実際にキャンプが始まると、子どもたちに引き込まれ、遊びの輪のなかに自然と入っていきました。子どもたちへの関わりを通じて、他者の心を知ることについて考えることや、自分と向き合うことができていたようです。チームワークのなかで、自分が何をすべきかを考え、その役割を担う充実感を感じながら活動する様子が見られました。

.

2012年度NEWS一覧へ