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改葬前の斉明陵について猪熊兼勝名誉教授がコメント

 
 12月9日、奈良県明日香村教育委員会の越塚御門(こしつかごもん)古墳の発掘結果発表を受け、同村にあるむき出しの石室「鬼の俎(まないた)」「鬼の雪隠(せっちん)」が、越塚御門に隣接する牽牛子塚(けんごしづか)古墳に改葬される前の斉明天皇陵だったのではないかとの見方が出ている。「鬼の俎」と「鬼の雪隠」は、組み合わせれば越塚御門の石室と同じ構造になることから、猪熊兼勝名誉教授は「越塚御門の発見は、天皇家が俎・雪隠型の石室を採用していたことを教えてくれた。斉明天皇と娘間人皇女(はしひとのひめみこ)は牽牛子塚に改葬される前、東西の俎・雪隠にそれぞれ葬られていたのだろう」とコメントした。
 
【2010年12月10日 京都新聞で報道】
 

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