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山科生活ガイドマップ『Myやましな』完成

 山科区民と学識者、区役所職員が共同編集を続けてきた山科区内のガイドマップ『Myやましな』が完成した。地図はイラスト満載のA1版。山科の自然や観光名所の案内、公共施設の場所・連絡先も掲載され、地域住民がより利用しやすいようさまざまな配慮がなされている。
地図を作製した「やましなマップづくり委員会」は昨年11月から活動を開始。文化政策学部木下達文講師と文化政策学部2回生岩屋忍さん、文化財学科3回生多儀恵さんが参加した。地図は1万部作成され、区役所地域振興課で無料配布されている。
 今回の「やましなマップづくり委員会」の活動は本学文化政策研究センターが企画運営する山科文化開発プロジェクトのひとつ。同プロジェクトは住民参加型のまちづくりを提唱しており、今後公開シンポジウムなどの企画を予定している。

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「やましなマップづくり委員会」に参加した岩屋忍さんにお話をうかがった。

 毎週1回ワークショップを開き、毎回時間いっぱいまで話し合って地図を作っていきました。工夫した点としては、テーマ別に交通・福祉・教育のページを盛り込んだり、読みにくい地名が多いので、読み仮名を記した項を設けたりしました。イラストマップは四隅に山科の春夏秋冬を表しています。作成委員一人ひとりの声が活かされている地図になったと思います。
 この活動を通して、様々な年齢層の方と知り合いになり、色々なお話を聞けたのが面白かったです。山科には日本最初の鉄筋コンクリートの橋があるんですよ。びっくりしました。
 区役所の企画に参加したことで、実際にどういった事業が区では行われているのかがわかり、山科区がより身近に感じられるようになりました。
  私は山科青年の家で「町の探検隊」というボランティアもやっています。「子供と一緒にすすめる町づくり」のような企画を考えています。子供たちが自分たちの住む町を好きになって欲しいという思いがあります。
 町づくりに興味があるので、「やましなマップづくり」はその第一歩になったと思います。これからも町づくりに関わっていきたいです。

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