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文化財学科発掘調査実習 法琳寺第三次調査開始

 文化財学科の3・4回生を対象にした授業科目『考古学実習』では春季に測量調査、夏季に発掘調査の実習を行っている。約1ヶ月にわたり、学生は実際に現場に出て、発掘調査に不可欠な遺構の実測や写真撮影をはじめ、遺物の拓影・計測の方法などを学ぶ。また遺構・遺物図面の割付、トレース、資料の集計図表の作成など、発掘調査報告書の作成にかかわる一連の室内作業も経験する。
 本年度は8月3日から31日まで、大学院生2人を含む学部2・3回生17人が参加して京都市伏見区の法琳寺跡で発掘調査実習が行われた。
 法琳寺は飛鳥時代の7世紀半ばの創建と伝えられており、中世には衰退したと考えられている幻の古代寺院。昨年までの発掘では法隆寺で使われたものと同型の「複弁八葉蓮華紋」といわれる軒丸瓦などが出土。また寺院の基壇や建物遺構が確認されている。

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