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JR西日本財団公募助成に救急救命研究会の活動が採択されました

 本学のボランティア団体である「救急救命研究会(TURF)」の活動が、2009年度の「JR西日本あんしん社会財団」公募助成に採択され、活動費100万円が贈呈されました。今回初めてとなる公募助成は、同財団の設立の目的・趣旨をふまえ「大規模な事故・災害が起こった際の備えやその後のケアといった視点から『安全で安心な社会づくり』に寄与しうる活動や研究」が対象。「活動助成」では応募64件のうち17件が、「研究助成」では応募49件のうち8件がそれぞれ採択されました。
  「活動助成」で採択された研究会の活動では「かけがえのない命を守るため さらなる救命率向上を目指して」をテーマに掲げ、心肺蘇生など市民による一次救命措置の大切さを、地域の人々に普及することを目的としていることが評価されました。この活動は、大学と地域の連携により地域のまちづくりや活性化をはかる「学まちコラボ」(京都市と大学コンソーシアム京都の共同事業)でも昨年度の採択事業となっており、一人でも多くの人の命を救うための地道な活動として、研究会の重要な活動の一つとなっています。研究会はこれから1年間の活動のなかで、応急手当の普及活動のほか、学生や一般の方、消防関係者に向けたシンポジウムの開催も予定しています。
  アドバイザーである現代マネジメント学科救急救命コース夏目美樹助教は「応急手当と言うと、一般の人には難しく、敷居が高いものだというイメージがある。活動に少しでも多くの人が参加することで、市民の関心が高まり、技術だけでなく救命への理解・認識がどんどん広がってほしい。学生には活動を通して、救急救命士になるための知識や技術とともに、精神的な成長を期待したい」と話しています。

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贈呈式当日の様子(3月29日)

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