2026.03.10
サブカル×経済学 東京聖地巡礼ツアー実践研修を実施
2026年1月28日(水)、29日(木)に経済学部経済学科1回生対象の「東京聖地巡礼ツアー実践研修」を実施しました。
本研修は、経済学部経済学科・牧和生准教授がコーディネートを行っており、サブカルチャーや推し活をテーマに経済学的な観点から体験的に学ぶことで、経済学への興味関心の向上を目的としています。参加した12名の学生は、アニメや漫画、ゲーム、アイドル、ファッションなどの「聖地」を巡るオリジナルのツアーを企画立案し、東京で実践しました。


研修に先立ち、1月上旬には牧准教授による事前学習会を実施。「コンテンツツーリズム(聖地巡礼)とは何か」「サブカルチャーの価値はどのように生まれるのか」に関する講義を受講後に、2グループに分かれてツアー行程を考えました。Aチームは秋葉原や新宿、恵比寿などアニメやドラマの舞台となった場所を巡るツアー、Bチームは下北沢や渋谷、新宿などファッションや音楽にまつわる聖地を巡るツアーを企画しました。移動手段や交通費の計算も含め、限られた時間内でどこを巡るのかを主体的に行程をデザインしていきました。


東京1日目は、ツアー行程に沿って自分の好きな作品や文化の魅力をチームメンバーに紹介しながら、消費行動や地域との関係性、ファンコミュニティの形成などを観察。多様な価値観にふれながら、聖地巡礼ツアーを実践しました。
2日目は成果発表会を実施。訪問した聖地の紹介や選んだ理由、現地で感じたことや気づきを資料にまとめて発表しました。また、チームメンバーが好きなことや聖地に一緒に行くことで得た新たな発見や学びも共有しました。自分の視点だけでなく、他者の感じ方や価値観への理解も深めることができたようです。


ツアーを引率した牧准教授は「今回で2回目となる『東京聖地巡礼ツアー実践研修』ですが、参加した学生と教員双方にとって、大変有意義なものとなりました。コンテンツツーリズムの楽しみ方には、どこが聖地であるのかを『探す』という宝探し的な要素があります。地図アプリなどが便利になった現在においては、『どこが聖地であるのか』を特定することは難しいことではなくなりました。しかし、アプリ画面上で得られる情報と、実際にその場で得られる情報には大きな差があります。コンテンツに登場した場所を実際に探して、聖地を発見できたときの学生たちの喜びの表情は、このツアーならではの醍醐味でした。また、たまたま聖地で一緒になった外国人観光客と、同じコンテンツが好きなもの同士で交流ができたことも、学生たちにとって貴重な経験となったのではないでしょうか」と述べました。
本研修は、2回生以降の経済学の専門的な学びやゼミ選択を考えるきっかけづくりでもあります。自分の「好き」や関心を入り口として、地域や産業、文化とのつながりへと視野を広げていく。本学では、こうした身近な関心から社会の仕組みへと探究を深めていく学びを大切にし、理論と実践を往還しながら主体的に考える力を育む教育を展開していきます。