2025.04.11
【建築デザイン学科】東京キャリアツアーを実施

2025年3月5日(水)~6日(木)、工学部建築デザイン学科の2回生20名で「東京キャリアツアー」に参加しました。本ツアーはキャリア意識を醸成することを目的に、建築デザイン学科で独自に実施している就職支援企画です。今回は「オフィスデザイン」「インテリアデザイン」「建設技術」「公共事業・都市開発」の4つをテーマとして各分野での企業での取組とその歴史などを学びました。
最初にコクヨ品川ライブオフィスと東京ショールームを訪問しました。社員の方に職場を案内していただき、フリーアドレスの導入についての説明を受け、働き方に応じた空間設計によって創造性や生産性をどう高めるのか、具体的な工夫を学びました。
その後、清水建設技術研究所のテクニカルツアーに参加し、社員の方から同社の歴史や最新の環境・災害対策技術について説明を受けました。最新の耐震・免震技術を活用した施設やカーボンニュートラルを目標としている新しい建材を目の前で紹介していただきました。学生も強く関心を寄せ、積極的に質問していました。今回の体験を通じて、建築が単なる建物作りにとどまらず、環境や社会にも配慮しながら進化していくことの大切さを改めて学びました。
翌日はURまちとくらしのミュージアムを訪れ、公団住宅の歴史や都市計画の変遷について学びました。特に、戦後の住宅政策とその影響を深く理解し、団地の老朽化や住民の高齢化に伴う課題に直面している現状にふれました。また、近年では団地のリノベーションや住民コミュニティの形成が進められており、学生はその具体的な事例を通じて、建築がもつ社会的な役割について考えるきっかけを得ることができたようです。
最後に、インテリアデザインについて学ぶため、YAMAGIWA TOKYOとカッシーナ・イクスシー青山本店のショールームを見学しました。学生は、照明が空間に与える影響や家具が空間全体の印象に与える効果について実際に感じることでインテリアと建築の調和の重要性に気付くことができたようです。
ツアーの最後には、社員の方との質疑応答を通じて、仕事への考え方やキャリアについての貴重なアドバイスをいただきました。
参加した学生からは「実際に現場を見ることで、自分の学んでいることがどのように現実世界で活かされているかがわかった」との声があり、キャリアに対する意識が大きく高まったようでした。
<当日の様子>



