2025.04.11
【情報工学科・経済学科】ミライケータイプロジェクト最終成果報告会を開催しました

ミライケータイプロジェクトは、公立はこだて未来大学、神奈川工科大学、法政大学、京都橘大学の4大学に所属する学生が、未来志向のサービスを企画し、開発に取り組む共同プロジェクトです。その集大成として、2月12日~13日および17日に、協力企業であるソフトバンク、DELL、NTTテクノクロスの各本社において、チームごとに制作したアプリを社員の方に向けて発表しました。
本社でのプレゼンテーションに続き、3月4日には学内最終報告会が開催され、3つのアプリが披露されました。発表されたのは、対面でのコミュニケーションを円滑にする「:ENATA」、就職活動中のメンタルケアを支援する「ぽありー」、スマートフォンの使いすぎを防ぐ「Move Me!!!」の3作品で、いずれも身近な課題に着目して開発されたものです。
報告会では、それぞれのアプリに込められたコンセプトや搭載された機能、想定されるビジネスモデルに加え、制作中に直面したチームワークの問題点とその対処法についても共有されました。
その改善の取り組みとしては、全員が同じ開発ツールやプラットフォームを使うことで操作方法を統一し、作業の混乱やミスを防ぐ工夫がなされたこと、また、メンバー同士で密に情報をやり取りすることの大切さが再認識されたことが報告されました。さらに、当初は目標が曖昧だったものの、プロジェクトの進行に伴い方向性が明確になったことも、成功につながる重要な要素として挙げられました。デモンストレーションでは、参加者からの質問に対して学生が自身の経験をもとに回答し、サービスの構想やビジネス展開に関する意見交換も活発に行われました。
京都橘大学の大学リーダーを務めた中川龍馬さんは、「リーダーとして最も大切だと感じたのは、メンバー全員が同じ方向を向いて進むために、しっかりと対話を重ねることです。プロジェクトのなかでは、予想外の問題が次々に起こりましたが、その都度、解決策を考え、何度も試行錯誤しながら前に進んできました。仲間と信頼関係を築き、支え合えるチームを作ることが成果につながると強く実感しました。そして、この経験は自分自身の成長にもつながる非常に貴重な機会でした」と振り返りました。
<当日の様子>
