予備校講師による入試科目別学習アドバイス
- 英語
- 国語
- 数学
- 日本史
- 世界史
- 政治・経済
- 物理
- 化学
- 生物
予備校講師による入試科目別学習アドバイス
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予備校講師による入試科目別学習アドバイス
本学の公募推薦や一般選抜の全出題科目は、すべてマーク式による解答方式ですので、ご注意ください。
学習アドバイスは2025年度公募推薦および一般選抜を元に記載されています。出題傾向、難易度などの参考にしてください。
英語
公募推薦
出題傾向
解答形式は、推薦A、Bともに全問マークシート方式。
問題の構成は、大問3問。[Ⅰ]は長文(約500~600語程度)の読解問題で、設問形式は、空所補充(4問)、類義語選択(4問)、一つのセンテンスの意味を英語で言い換えたものを選ぶ問題(1問)、内容真偽問題(5つの英文について、本文の内容と合っているかどうかを判断するもの)。 内容について、Aの英文は、「ピックルボール」という競技がアメリカで広まっているという話。Bは「かつてポルトガルの植民地であったマカオにおける、ポルトガル系住民が置かれている現在の状況」について。 [Ⅱ]は短文空所補充問題で、基本的な文法と語法の問題(5問)。[Ⅲ]は、日英対照形式の英文完成問題で、主に日本文に対応する英文を完成するのに必要な語彙力が試される問題である。その内容は、Aは現在世界遺産となっている「石見銀山」の話、Bは日本の街角にある「交番」の紹介である。
難易度について、[Ⅰ]の英文は、A、Bともに詳しいことはあまり知られていないと思われる内容なので、やや難しい問題と言っていいかもしれない。[Ⅱ]は、5問とも基本的なレベルのものである。[Ⅲ]は、形式は独特だが、内容的に分かりやすく、英文に対応する日本文があるので、落ち着いて取り組めば難しいものではない。
学習対策
まず、語彙力をつけること。全体として、語彙の問題が大きな割合を占めているので、何よりも語彙力の充実が望まれる。語彙力をつけるためには、毎日、単語・熟語集を使って一つ一つ覚える努力をするだけでなく、実際の英文を読む中で個々の単語に関する知識を定着することが大事である。
そのためには、ある程度の長さの英文、それも今日的なテーマの英文に当たることが必要である。出題される英文は、新聞や雑誌の記事が多いので、そのような英文にもある程度触れておくのもよいだろう。
基本的な文法の知識を身につけることも欠かせない。英文の意味を捉えるためには、文構造や語句の結びつきを正しく把握する力をつけることが必要である。
過去問に当たって練習しておくことも大事なことである。制限時間内に必要な得点を得るにはどうすればよいのかが分かるからである。
一般選抜
出題傾向
解答形式は、前期A、B、C日程、後期日程のいずれも全問マークシート方式。
問題の構成は、前期A、B日程が大問4題、前期C日程と後期日程が大問3題。前期A、Bでは長文読解問題が2問出題されるのに対し、前期Cと後期ではそれが1問となっている。前期A、B日程では、[Ⅰ][Ⅱ]ともに500~600語程度の長文読解問題、[Ⅲ]は短文空所補充問題と単語の定義選択問題、[Ⅳ]は日英対照式の英文完成問題である。前期C日程と後期日程では単語の定義選択問題がない。
[Ⅰ][Ⅱ]の長文読解問題では空所補充、類義語句選択、内容真偽問題(各英文が本文の内容に「合っている」か「合っていない」かを判断するもの)が共通して出題されている。英文のテーマは、前期A日程[Ⅰ]「犬などのセラピーアニマルとその同伴者の話」、[Ⅱ]「インドにおける、大規模な太陽光発電施設の建設」、前期B日程[Ⅰ]「動物保護の観点から、日本の伝統楽器である琴や三味線などに使われる象牙に代わる資材開発の必要性について」、[Ⅱ]「街の“本屋”が消えていく中で、新しい形の書店が生まれてきていること」、前期C日程[Ⅰ]は「長い伝統を持つ“盆栽”の技術を受け継ぐ女性」の話である。A、B日程の[Ⅲ]は、短文空所補充問題に加えて、単語の定義選択問題が5題出題されている。A、B日程の[Ⅳ]とC日程の[Ⅲ]は日英対照式の英文完成問題、C日程の[Ⅱ]では短文空所補充問題のみ5題出題されている。
後期日程の問題構成は、前期C日程と同じで、[Ⅰ]長文読解問題、[Ⅱ]短文空所補充問題、[Ⅲ]日英対照形式の英文完成問題となっており、長文読解問題が1題少ないことと単語の定義選択問題がないこと以外は、前期A、B日程と同じである。[Ⅰ]の長文は「ハロウィーンの歴史、特にアメリカでのその爆発的な広がり」について、[Ⅲ]は、「日本における雪の象徴的なあり方」という内容である。
難易度については、全体としては標準的なものであるが、長文問題で取り上げられている英文の多くが、ネット版の新聞や雑誌などに近年掲載されたもので、そうした新しい表現に慣れていないものにとっては読みとりにくいかもしれない。また、前期A、B日程の[Ⅲ]のBの定義選択問題については、定義の記述から推測することが難しい語彙も問題になっているので、柔軟な思考が求められる。
学習対策
まず語彙力を充実させなければいけない。単語集・熟語集などを利用して繰り返し覚えることが不可欠である。全体として語句の空所補充問題と類義語句選択問題の占める割合が高く、語彙力が試される。もちろん、語彙力を充実させるためには、英文を読み解きながら、個々の語彙についての理解を深めることが大切であることは言うまでもない。また、文法の習得も欠かせない。文法・語法問題はもちろんのこと、長文読解問題や日英対照式の英文完成問題でも文法の知識を必要とする問題が出題されているからである。
長文総合問題の対策としては、500~600語程度の標準的なレベルの英文の要点をつかむ練習をしよう。また、ネット上の英字新聞や雑誌にアクセスして、様々な今日的問題を扱う英文に触れておくことも大いに役立つ。タイトルや最初の部分を読んで、何が問題になっているかを知ることだけでも、時事テーマを把握したり、全体の論旨をつかむ練習になるだろう。
過去問を解いて時間配分を考えておくことも大事である。自分がどの問題で得点しやすいのか、あるいは得点しにくいのかをチェックし、本番では自分の得点しやすい問題から解いていくのが得策である。
本学の公募推薦や一般選抜の全出題科目は、すべてマーク式による解答方式ですので、ご注意ください。
学習アドバイスは2025年度公募推薦および一般選抜を元に記載されています。出題傾向、難易度などの参考にしてください。
国語
公募推薦
出題傾向
A・B日程ともに4大問構成で、現代文1題、文学史1題、慣用句・ことわざ・四字熟語で1題、漢字の書き取り・読みで1題という組み合わせである。
まず[Ⅰ]の現代文について。本文の長さは5000字前後と、標準的な入試現代文の長さと比べてやや長い。内容は哲学系の文章が頻出している。11月14日実施の分では17世紀のオランダの哲学者スピノザを論じた文章であった。設問はすべてマークシート方式で、選択肢4→正解1が基本。他には選択肢6→正解2などもある。設問数は5問とかなり少ない。その内訳は空欄補充、欠文補充、内容説明、内容合致となっている。空欄補充は接続語を入れるタイプのもの1問と、一般の語句を入れるタイプのもの1問とから成る。後者は語彙力が問われる。内容説明は傍線部を引くタイプのものではなく、本文全体をふまえた読解力が試される。内容合致は選択肢6→正解2の形式で、選択肢の一語一句を本文の該当箇所と照らし合わせながら、その適否を判断する必要があり、時間がかかる。ただ迷うような選択肢はなく、正解ははっきりしている。
次に[Ⅱ]~[Ⅳ]について。3題いずれも5問から成る。すべて選択肢4→正解1の形式である。文学史は明治~昭和の時代の作者・作品・流派などが問われる。かなり細かい専門的な知識まで問われる。他の大問2題はいずれも標準レベルで、高得点がねらえる。ただ、「アラガう」→「抗」、「コダワり」→「拘」のように、常用外の読みに当たる漢字を問う選択肢が含まれているので注意したい。
学習対策
現代文については市販の問題集を使って問題演習を積み重ねるのが最も効果的である。マークシート型の、評論文中心のもので、本文の長さが4000字~6000字程度の長文を多く収めたものを選ぶとよいだろう。レベル的には標準~やや難レベルのものである。問題文のテーマは何か、どのように議論が展開されているか、筆者の主張は何かといったことを念頭におきながら、最後まで読み切る忍耐力と総合的な読解力を養うことが大切である。馴れないうちは2度読みしてもよいが、馴れてきたら1度読んだだけで上記の三つの事柄がおおよそ把握できることが望ましい。また設問については、さまざまなタイプの設問を解き馴れておくとよい。
文学史、慣用句ことわざ、四字熟語については、それぞれに特化した問題集を一冊ずつは征服するとよいだろう。
ある程度国語の力がついたと自覚できたら、過去問をできるだけ多く入手して、実際の時間に合わせて問題を解いてみよう。どの程度解けたか自己採点し、問題のレベルを自分なりに体感することがきわめて大切である。
一般選抜
出題傾向
前期A・B日程は4大問構成で、現代文2題、文学史1題、慣用句・ことわざ・敬語・四字熟語等で1題という組み合わせである。
まず[Ⅰ]の現代文について。本文の長さは約4000字~約6000字と、標準的な入試現代文の長さと比べてやや長い。内容は哲学系の文章が頻出しており、各日程とも、2題のうち1題は哲学的なテーマを扱っている。もう1題も教育や人権などをテーマとした本格的な評論である。また翻訳文も積極的に採用されている。よってかなり評論文を読み慣れていないと、短時間で分野の異なる二つの評論文を読み切るのはかなり大変である。設問数は、1題が6問、もう1題が5問で、その内訳は空欄補充が2問、欠文補充が1問、内容説明が1問または2問、内容合致が1問となっている。すべてマークシート形式である。このうち空欄補充は接続語(接続詞や接続詞的な連語)を入れるタイプのものと、一般の語句を入れるタイプのもので構成される。内容説明は傍線部についてその内容や理由を問うという一般的なタイプのものである。内容合致は選択肢4→正解1のタイプのものと、選択肢6→正解2のタイプのもので構成される。以上の形式は両日程に共通する。空欄補充問題でやや迷う選択肢があるが、内容説明や内容合致の設問には紛らわしい選択肢はなく、本文が読めていれば正解できるように作られている。
次に[Ⅲ]~[Ⅳ]について。2題いずれも5問から成る。すべて選択肢4→正解1の形式である。文学史は明治~昭和の時代の作者・作品・流派が問われる。文学史を勉強していればある程度は解けるだろう。ただ、泉鏡花の作品として『義血侠血』を、坂口安吾の作品として『堕落論』を選ばせるというように、かなり細かい知識まで問われる。慣用句・ことわざ等を問う設問は標準レベルといえ、得点源となる。前期C日程・後期日程は公募推薦と同じく、現代文1題と文学史や国語常識から3題の構成である。現代文の長さ、設問数と形式、設問内容ともに公募推薦とほぼ変わらない。ただし後期日程では大問の1題がすべて敬語の種類(尊敬語・謙譲語・丁寧語・美化語)を問うというものであった。幅広い学習が求められる。
学習対策
現代文はブログやX(旧ツイッター)を読むのとはわけが違う。硬質の長めの文章を2つ読むには、そのレベルの文章を読み慣れておく必要がある。いや、読み慣れていても、しっかり読み切ろうという覚悟がないと、正確な内容把握はおぼつかない。そこで対策としてはやはり市販の問題集を使って問題演習を積み重ねるのが最も効果的であろう。マークシート型の、評論文中心のもので、本文の長さが4000字~6000字程度の長文を多く収めたものを選ぶとよい。レベルは標準~やや難レベルのものがよい。そして①本文のテーマは何か、②どのように議論が展開されているか、③筆者の主張は何かといったことを念頭におきながら、最後まで読み切る忍耐力と総合的な読解力を養うことが大切である。馴れないうちは2度読みしてもよいが、馴れてきたら1度読んだだけで①、②、③の三つの事柄がおおよそ把握できることが望ましい。また設問については、さまざまなタイプの設問を解き馴れておくとよい。2または3種類の小問については、それぞれに特化した問題集を一冊ずつは征服するとよいだろう。特に書き取り・読みは常用漢字以外の漢字・読みについても幅広く学習しておきたい。
ある程度国語の力がついたと自覚できたら、過去問(公募推薦問題も含む)をできるだけ多く入手して、実際の時間に合わせて問題を解いてみよう。どの程度解けたか自己採点し、問題のレベルを自分なりに体感することがきわめて大切である。
本学の公募推薦や一般選抜の全出題科目は、すべてマーク式による解答方式ですので、ご注意ください。
学習アドバイスは2025年度公募推薦および一般選抜を元に記載されています。出題傾向、難易度などの参考にしてください。
数学
数学ⅠA 公募推薦
出題傾向
A、B日程ともに大問3題で、試験時間は40分、解答形式はマークシート方式である。内容は、高校数学の基礎を理解しているかを問うもので、難易度は教科書の例題~章末問題のレベルである。確かな基礎知識とそれを自由に使える力を身につけておくことが大事である。また、図形問題では立体の展開図を利用する問題を出題することによって、ちょっとした工夫ができるか、そして問題を多く解くことにより養われる思考力が問われている。
[Ⅰ]
基本問題からなる小問集合である。内容は、有理化による無理数の計算、連立不等式と絶対値を含む不等式の解法、2次関数の最大値と最小値、三角比の相互関係、正弦定理・余弦定理、円周角と中心角、2つの集合で表された集合の要素、デ-タの平均値・分散・標準偏差であり、広い範囲から偏りなく選ばれている。多くは教科書の例題で扱われている問題であるから、確実に解けるようにしておきたい。
[Ⅱ]
[1]と[2]に分けて、異なる分野から出題されている。
A日程
[1]四面体を題材にした折れ線の長さの最小値と体積比
[2]数の性質を題材にした必要条件・十分条件
B日程
[1]ある整数の正の約数を要素にもつ集合の部分集合
[2]2次関数で表された2点間距離の最小値
基本問題を中心にしつつ少し思考力を必要とする問題も出題される。
[Ⅲ]
1つのテーマのもとで、代表的な問題で構成されている。
A日程
さいころの3つの目の数に関する基本かつ重要な確率の問題を、難易度に差を付けて出題されている。最後の「出た目の最大値」については誘導問題が用意されているが、ヒントを利用できる力、ヒントが無くても解ける力、ヒントを用いない別の方法で解ける力を養っておくとよいだろう。
B日程
三角比と図形の計量の代表的な問題ばかりである。点数が取りやすい内容であるから全問正解しておきたい。
高校の教科書の内容が理解できていれば十分である。特殊な解法を知ることよりも、応用範囲が広い基本的な解法をマスタ-しておくという勉強の積み重ねがものをいう問題である。確率や図形の問題では幾つかの解法をもつものがあるので、問題演習を十分に行なうことによって、いろいろな角度から考察できるような柔軟な思考力を身につけておくとよいだろう。
学習対策
●教科書で基礎を理解し、数学的な考え方を身につけよう
基礎力を付けるのに最も有効な方法は、教科書を丁寧に読むことである。各分野で説明されている具体的な定義、定理、公式を学習したうえで、例題を解くことによって本当に理解ができているかを確かめる。このとき、それらを正確に覚えるとともに幾つかの公式の間にある関連性にも注意を払い、各分野の全体像を掴むことが大切である。更に、章末問題に挑戦することによって、やや複雑な状況であっても落ち着いて対応できるようにしておこう。
知識を整理された状態で頭に入れておくことによって、論理性が重視される数学特有の考え方ができるようになり、自然に応用力も養われるだろう。
●問題集で演習を十分に行い、応用力を高めよう
教科書の例題なら時間を掛けずに解けるという状態にしておくことは必須であるが、例題は定理や公式の理解と使用だけに特化されているため、非常に単純なものにしてある。一方、入試問題では同じテーマのもとであっても、複数の分野にまたがった内容が含まれる問題が出題されるので、どの定理や公式をどこで使えばよいのかを考えることが要求される。したがって、教科書の章末問題や標準レベルの問題集で十分に練習をしておくことが重要である。特に、図形や確率については、いろいろな状況を設定して問題を作成することができるので、基本的な考え方を軸に据えつつ柔軟に対応できるように経験を積んでおこう。
なお、マークシート形式の試験のための準備であっても、自分の考えた筋道がよく見え、間違えたときにはその原因もつきとめることができる記述式に対応した答案作りをしておくことが、確実に学力アップに繋がるのは間違いない。勿論、時間内に解くことが要求される入試であるから、計算の手順にも気を配りながら計算力を付けておくことも大事である。過去の問題を解いてみて、所要時間から学習の到達度を知るのもよいだろう。
数学ⅠA 一般選抜
出題傾向
前期A、B日程は大問4題で試験時間は60分、前期C日程と後期日程は大問3題で試験時間は40分である。どの日程についても、第1問は異なる5つの分野からの小問集合、第2問は2つの分野からそれぞれ1つのテーマについて考える問題、第3問と第4問は1つのテーマに沿った問題になっている。また、解答形式はすべて空所補充形式のマークシート方式である。
4日程すべてで出題された単元は数学Ⅰの「数と式(式の値・展開・因数分解)」「2次関数」「図形と計量(三角比、余弦定理・正弦定理、三角形の面積、四面体の体積)」「データの分析(代表値)」、数学Aの「場合の数・確率(場合の数)」である。また、4日程中2回以上出題された単元は数学Ⅰの「数と式(1次不等式)」、数学Aからは「図形の性質(円の性質、空間図形)」が出題された。また、「集合と論証(集合の要素の個数)」「確率」からの出題もあり、数学Ⅰ・A各分野からまんべんなく出題されている。いずれも教科書の練習、演習、章末問題レベルの難易度の問題であり、いわゆる奇問・難問はない。
学習対策
●基本事項を徹底しよう
数学I・Aの各分野からまんべんなく出題され、しかも基本的な内容が問われる問題がほとんどである。したがって、教科書をきちんと読んで基本事項の内容をしっかり理解することから始めよう。次に、教科書傍用問題集を繰り返し解くことで基本事項を定着させ、苦手な分野をなくそう。多くの分野では、基本事項をマスターしておけば対策としては十分であるから、教科書の章末問題などで練習しておくようにしよう。
●頻出問題に慣れよう
2次関数と2次方程式・三角比・場合の数・図形の性質といった単元は、複数の小問から構成される大問として出題されることが多いので、掘り下げて学習しておこう。1次不等式・場合の数・確率では、問題文から解答に必要な多くの内容を読み取って立式することが求められる。こういった問題に苦手意識があると、解答に時間がかかってしまうおそれがあるので、問題集で練習を積むことで頻出の問題の形式に慣れておこう。
●演習の際はミスに注意しよう
解答形式が全問マークシート方式であり、部分点などはないので計算ミスは致命的となる。普段から、正確にミスなく計算することを心掛けるだけでなく、計算方法を工夫し、簡略化してミスを防ぐことを意識するようにしよう。また、計算の結果の見直しに時間を割けるようにするために、教科書の例題や章末問題などの基本的な問題や典型問題に取り組む際には、すぐに解答方針が立てられるか、最後まで滞りなく解ききれるかをチェックしておくと良いだろう。その上で、自分の解答の手順や計算方法の中で、模範解答の流れとは異なる部分を見い出して検討し、より効率よく解答できる方法を見極めておくとより良いだろう。
数学ⅠAⅡBC 公募推薦
出題傾向
A、B日程ともに大問3題で、試験時間は40分、解答形式はマークシート方式である。内容は、各分野の基礎が理解できているかを問うもので、教科書の例題~章末問題のレベルの問題が主になっているが、思考力を必要とするややレベルの高い問題や計算に工夫を必要とする問題も含まれている。
[Ⅰ]
様々な分野からの小問集合で、内容は、有理化による無理数の計算、連立不等式と絶対値を含む不等式、2次関数の最大値と最小値、2つの集合から作られた集合の要素、デ-タの平均値と分散、立方体の頂点からできる三角形の面積、2次方程式の解の公式と判別式、3点を通る円の半径、指数不等式と指数関数の値域、漸化式で与えられた階差数列の和である。いずれも教科書で取り上げられている問題であるから、確実に正解しておきたい。
[Ⅱ]
異なる2つの分野からの出題である。
A日程
[1]正四面体を用いた問題で、展開図の活用が決め手になる折れ線の長さの最小値と2つの四面体の体積比
[2]計算の仕方に工夫を必要とするものが含まれている3次関数の定積分の計算
B日程
[1]整数の正の約数からなる集合の部分集合
[2]置換により等差数列になる代表的な分数型の漸化式
[Ⅲ]
1つのテーマに沿って考えを進めていく標準レベルの問題である。
A日程
三角関数の合成によって2次関数の最大値と最小値の問題に帰着させる入試頻出の問題
B日程
正六角形を材料にした内積の定義、2つのベクトルの垂直条件、2つの線分の交点の位置ベクトル。
どの問題も教科書の内容を理解し、例題~章末問題が確実に解けるようにしておけば十分に対応できるレベルであるが、数学Ⅱ・B・Cについては、問題集も活用して入試によく出る問題に慣れておくとよいだろう。
学習対策
●教科書で基礎力をつけよう
数Ⅰ・Aはこれまでに学んできた数や式、図形、確率についてより深く理論的に、数Ⅱ・B・Cはこれまでに扱ってこなかった数学の概念や理論を新たに学習するように構成されている。学習の手順は簡単である。先ず、教科書に詳しく書かれている理論の説明を丁寧に読み、例題を解いてみることによって定理や公式の基本的な使い方を習得する。次に、章末問題に挑戦し、定理や公式を状況に応じて的確に選び出し自由に使いこなせるかを試してみる。この様に、目的をはっきりさせた流れで勉強するのが基礎力と応用力を付けるのに最も効果的な方法である。
また、数Ⅱ・B・Cは互いに異なる内容を扱う分野が多いので、分野によって得手不得手が出やすいが、どの分野であっても教科書に載っている問題は確実に解けるようにしておこう。
●問題集で応用範囲を広げよう
一見複雑で難しそうに見える問題であっても、それを解くのに必要な考え方は必ず教科書で学んでいるはずである。そのことに気が付くには、入試頻出の問題を解いておく必要がある。ちょっとしたアイデアも、経験の積み重ねが背景にあって生まれるのである。また、異なる分野にまたがって出される代表的な問題、数列に多い定石を用いる問題、状況が多様であることが多い図形や確率の問題にも素早く対応できるようにしておくことが重要である。
また、マークシート形式の入試の準備であっても、普段から途中経過も書く習慣を身につけよう。問題を解いている過程で、自分の考えがはっきりと認識されて整理しやすくなり、結果が間違っていたときはミスの原因を見つけやすいので、学力を上げる上で得るものが非常に多いからである。
入試には時間制限があるので、基本レベルの問題は考え込むことなく解けるしっかりした基礎力と、正確で素早い計算のための工夫もできる計算力が大切である。過去の問題を解いてみて、所要時間から学習の到達度を知るのもよいだろう。
数学ⅠAⅡBC 一般選抜
出題傾向
前期A・B日程は大問4題、前期C日程と後期日程は大問3題である。どの日程も、[Ⅰ]は異なる5つの分野からの小問集合、[Ⅱ]は[1][2]に分かれていてそれぞれ異なる分野からの出題、[Ⅲ][Ⅳ]は1つのテーマに沿った問題になっている。
[Ⅰ]は数学ⅠAからは、「数と式」「データの分析」「二次関数」「三角比」「平面図形」など、数学ⅡBCからは、「図形と方程式」「指数関数」「微分法」「数列」「平面ベクトル」「空間ベクトル」など様々な単元からの出題で、すべて基本的な問題であるので完答を目指したい。
[Ⅱ]~[Ⅳ]は、それぞれのテーマについて深く掘り下げていくような構成になっている。まんべんなく出題されているので、どの単元についても苦手な分野をなくして教科書の例題~章末問題のレベルを解けるようにしておきたい。具体的には、
前期A日程は、[Ⅱ]「数と式」不等式・絶対値「図形と方程式」円の方程式、[Ⅲ]「場合の数」、[Ⅳ]「指数関数」
前期B日程は、[Ⅱ]「データの分析」「三角関数」、[Ⅲ]「三角比」、[Ⅳ]「微分法・積分法」接線・面積
前期C日程は、[Ⅱ]「場合の数」「微分法」接線・増減表、[Ⅲ]「図形と方程式」円の方程式・領域
後期日程は、[Ⅱ]「三角比」「指数関数」、[Ⅲ]「数列」等差数列・シグマ・階差数列・漸化式
である。
学習対策
●教科書の内容を正しく理解する
各分野で学習するべき内容が系統的に説明されている教科書を読むことから始めるのがよい。教科書の内容を正しく理解出来ているかどうかは、それぞれの内容についての例題及び章末問題が解けるかどうかでわかる。解けなければ、教科書の説明を読み返し、自分が解けなかった理由を確認することが大事だ。こうした作業を繰り返せば、数学の基礎力は明らかに向上します。また、解けた問題については正解に至ったプロセスを振り返ると、更に論理的に考える力が養われるだろう。機会があれば、一つの問題を何人かで解説し合い、きちんと説明ができるかどうかを知るのもよい方法である。
●演習を数多くこなす
演習をたくさんこなすことも大事である。基本事項1つにしても、色々な方向から問うことができるので、どのように問われても答えられるように練習しておこう。ただし、単に問題数をこなすのではなく、答えを出したら別の解法がないかを考えたり、いろいろ試行錯誤をしながらじっくり解くことが大切である。そして、少しずつ問題レベルをアップしながら、数学的思考力を鍛えていこう。
●解説をすぐに見ない
「わからない」「できない」という理由で、解法が思い付かない問題の解説をすぐに見てしまってはいけない。すぐには解けそうにない問題に対しても、自分がもっているベストの力で考え抜いて、そのうえで解説を見ると、理解はぐんと深まるのである。こうした勉強の仕方の違いで、実力のつき方は大きく異なる。数学は、すぐにできるようになるものではない。1日1日を大切に、日々精進しよう。
一般選抜の全出題科目は、すべてマーク式による解答方式ですので、ご注意ください。
学習アドバイスは2025年度一般選抜を元に記載されています。出題傾向、難易度などの参考にしてください。
日本史
一般選抜
出題傾向
2025年度入試は、A・B両日程ともに大問3題、小問数(解答数)が40と昨年度と同じであった。
問題のスタイルは共通しており、大問ごとにほぼ1ページ分およそ30行のリード文に対して空欄や下線が施され、それぞれに問題が設けられている。
設問内容は、大学受験の日本史としては極めてオーソドックスな形式で、語句・人名といった基礎的な知識を選択肢から選んで解答するものと、4つの選択肢から1つの正文(または誤文)を選ぶ正誤判定形式が大半を占める。それ以外にも、5つの出来事(短文)を年代順に並べて3番目に該当するものを解答する問題や、地図・史料文を用いた語句選択、正誤判定問題などバラエティーに富んでいる。まずは過去問を見て、どのような語句・人名が問われているのか、正誤判定問題はどういったものなのかを、おおまかに確認し、自分の学習イメージをつくりあげよう。
設問内容の大まかな割合は、語句・人名といった基礎知識を問うものがA日程で17問(昨年度18問)、B日程で19問(昨年度19問)と全体のおよそ半分を占める。具体例をあげると、屯倉・蔭位の制・徳川家治・蕃書調所・木戸孝允・保安条例・立憲政友会・美濃部達吉・盧溝橋事件・労働組合法(以上A日程)、庚寅年籍・藤原仲麻呂・醍醐天皇・大内義弘・阿仏尼・本阿弥光悦・宮崎安貞・竹内式部・大村益次郎・遼東半島・憲政擁護(以上B日程)といったものである。どれも見たことのある、日本史学習の内容としては非常に一般的なレベルの語句・人名ではないだろうか。まずは、ここをしっかりと得点につなげていきたい。しかし、基礎レベルだからといって甘く考えてはいけない。選択肢には似たような語句や人名が混在しているから、「何となく」といった曖昧な覚え方ではたちまち失点してしまう。さらに、多くの受験生が不得意としている文化史からの出題も散見される。落としてはいけない基礎レベルだからこそ、最大限の集中力をもって学習に取り組んでほしい。
次に、正文(または誤文)判定問題であるが、A日程で18問(昨年度17問)、B日程で17問(昨年度16問)と残りの約半分にあたる。これも具体例をあげると、「桓武天皇の事績」「国風文化」「鎌倉時代における北条氏の動向」「室町時代の守護」「文治政治の展開」「江戸時代の商工業」「幕末期の貿易」「井上馨の条約改正交渉」「明治期の文化」(以上A日程)、「原始・古代の石器や土器」「古代の教育制度」「中世の農業」「江戸時代初期のアジア外交」「産業革命期の繊維産業」「高度経済成長期の出来事」(以上B日程)に関して4つの選択肢から正解(正文・誤文)を選ぶといったものである。ちなみに昨年度では、「奈良時代における権力闘争」「鎌倉時代の仏教」「足利義満とその前後の時代の東アジア情勢」「織田信長の政策」「江戸時代前期の仏教や僧侶」「江戸時代後期の藩政改革」「地租改正」「第一次世界大戦中の日本経済」「国家総動員法」(A日程)といった出題内容であった。これを見るだけでも、内容が偏りなく広く網羅されていることがわかるだろう。正文(または誤文)判定問題の難易度であるが、基礎的な知識で解けるものもあれば、しっかりとした理解が求められるものまで幅広い。またその他にも、提示された史料文の内容を判断する問題も各日程でそれぞれ3問ずつ見られた。今年度は三世一身法・禁中並公家諸法度・ワシントン海軍軍備制限条約(A日程)、御成敗式目・太閤検地・五箇条の御誓文(B日程)であった。これまた用語そのものは基礎的なものだが、ただ単に空欄を補充するのではなく、史料の内容を読み取る力が試されている。
出来事を年代順に並べる問題は大問ごとに1つずつ計3問出題されている。例えば「藤原北家による他氏排斥事件」「江戸時代の儒学に関する事項」(A日程)、「幕末開国前後の事件」「憲政の常道の期間に起きた出来事」(B日程)のうち5つの出来事を順番に並べ、3番目となるものを解答する。
地図や図版に関する問題であるが、地図は長篠合戦の場所を選択する、自由民権運動の激化事件が起きた場所とその内容を判断する複合的なもの、図版は宝暦・天明期の代表的作品を4つの中から選択する、事件現場の写真から張作霖爆殺事件と解答するものが出題された。ちなみに過去には、中尊寺金色堂の場所、ロシア使節ラックスマンが来航した場所、三菱造船所・高島炭鉱の文章から長崎を選ぶものなどが出題されているので参考にしてほしい。
西暦年代が直接答えとして求められることはないが、前述した通り、年代順に並べる問題が出されていることや、正誤判定に必要となる場合もあるため、ある程度の年代知識が求められる。
出題範囲は古代から近代(戦前まで)が大半を占め、原始と戦後からの出題は例年1~2問である。大問[Ⅰ]がおもに古代・中世、大問[Ⅱ]が近世、大問[Ⅲ]が近現代という構成になっており、全体的に古墳時代・ヤマト政権から太平洋戦争までが出題範囲の中心と考えて良いだろう。出題分野は、政治・外交分野が大半を占め、残りが社会・経済分野と文化史分野となっている。文化史はA日程で7問(国風文化・室町時代の仏教・活字印刷術・江戸時代の儒学・宝暦・天明期の文化・近代の演劇や美術・法隆寺金堂壁画の焼損)、B日程で7問(古代の教育・院政期の寺院建築・阿仏尼・風流踊り・本阿弥光悦・歌川広重・大衆文化)であった。昨年度はA日程で5問(鎌倉仏教・井原西鶴・藩校・明治期の教育制度・安井曽太郎の『金容』)、B日程で8問(浄土教関連の図版・鎌倉幕府の正史『吾妻鏡』・中世の禅宗・石田梅岩・蘭学・天保期の文化統制・中村正直の『西国立志編』・大正期の文化)でるので、分量的にも決してあなどれない。ただし、問われている内容はやはり基礎的なものが大半であるので、しっかり準備をして得点を確保したい。
時代・分野を問わず、いずれも大学受験の日本史としては標準的なレベルで、問題量も60分の試験時間に対して適切である。
学習対策
教科書を中心に学習を進めるのは当然であるが、教科書の文章を図解でまとめた参考書も併用すると良いだろう。まずは問題の大半を占める政治・外交分野(つぎに社会・経済分野、さらに文化史分野)の基本的な語句や人名を、混乱することのないよう覚えることが重要である。出題傾向で触れた通り、基礎知識に関する問題が全体の約半分を占めるため、ここで得点を積み重ねることを最優先に考えよう。その際、教科書に掲載されている地図や写真も意識すること。歴史用語はただ単に覚えればよいというわけではなく、庚午年籍と庚寅年籍、天明の飢饉と天保の飢饉、柳条湖事件と盧溝橋事件など、うっかり間違えやすいものは特に注意を払いながら、できれば天皇・執権・将軍・内閣など、時の権力者(執政者)と出来事を組み合わせながら覚え、そこに重要事項の西暦年代を加えて学習するとよいだろう。さらに整序問題を念頭に置きながら、奈良時代の政争、治承・寿永の乱、室町時代の戦乱、鎖国へ至るまでの過程、江戸時代後期の外国船の接近、自由民権運動など、ひとまとまりの中での出来事の順番を意識しよう。
史料問題も必出であるため、教科書に掲載されている重要な史料は、文中の重要語句や重要フレーズを意識しながら目を通し、史料の内容を把握したうえでの正誤判定問題にも対応できるよう意識しておこう。史料学習は慣れることが必要であるため、基礎用語の学習と並行して、標準レベルの史料問題集を1冊こなすのも対策としてよいだろう。
正文(または誤文)判定の学習方法だが、問われる内容も多岐にわたっており、単純な歴史用語の知識だけでは対応できないので、まずは古代・中世の基礎的な学習が済んだ時点で、本学の過去問から大問Ⅰの正文(または誤文)判定問題を実際に解いてみるのがよい。正誤判定について、どこまで深く理解していなければ正解できないのか分かるはずである。そうすれば平素の学習においても、「時期」「内容」「結果」などにまで注意をはらう必要性が理解できるだろう。これを、近世の基本学習→大問[Ⅱ]、近代(戦前まで)の基本学習→大問[Ⅲ]と続け、標準レベルの正誤判定問題集などを使って慣れていくとよいだろう。
学習範囲は、主要な出題範囲である古墳時代(ヤマト政権)から太平洋戦争の終結までを中心にすえ、つぎに原始と、戦後の占領政策から高度経済成長期までを加えるとよい。前述したとおり、原始・戦後史の出題が1~2問あるので、基本事項を中心に学習しよう。注意すべきは、ここ数年、文化史分野の出題数が増加傾向にあるため、文化史の学習をいつまでも後回しにしないように。また、細かい事項にまで気を取られて、予定していた範囲の学習が終わらないまま受験本番とならないように、余裕を持った計画を立て、基本的な用語の学習・正誤判定・過去問をバランスよく組み合わせていけるよう意識すること。歴史科目は覚えなければならない量が多いので、とにかく計画とペースが大切だから、1週間や1ヶ月をめどに、常に学習ペースをチェックしよう。また、用語を覚えることばかりに時間を費やし、勉強した「つもり」にならないよう、必ず問題集や過去問を解いて、自分に力がついているのかどうかを確認することが大切である。せっかく人名や用語を覚えても、それが点数につながらなければ意味がない。よく、学習時間の量に満足している受験生を見かけるが、何時間机に向かっていたから大丈夫、という考えはやめよう。本当に自分の力が伸びたのかどうかは、問題に正解できて初めて明らかになるものだから、インプットばかりを意識せず、アウトプットを大切にしてほしい。
一般選抜の全出題科目は、すべてマーク式による解答方式ですので、ご注意ください。
学習アドバイスは2025年度一般選抜を元に記載されています。出題傾向、難易度などの参考にしてください。
世界史
一般選抜
出題傾向
全問マークシート方式で、大問は例年通り4題、小問数も昨年度に続いて40問であった。4題とも、文章中の空欄や下線部についての設問で、本年は両日程ともに大問1題で文章に生徒と先生の会話文が使用された。小問40問のうち、例年は半数の20問が4つの短文から適当なもの、あるいは不適当なものを選ばせる正誤問題であったが、本年は2日程ともに4文正誤問題は17問で、残る小問では単語あるいは単語の組合せを答えさせる問題が多いものの、それ以外にも3つの短文を時代順に並べさせる問題、資料・地図・図版を使った多様な形式の問題が出題されている。本年の特徴として、新課程を意識したと思われる、資料の読み取りを求める問題が目に付き、資料には文献史料だけではなく地図や絵画も含まれていた。
Ⅰ・Ⅱは欧米史、Ⅲ・Ⅳはアジア史。例年アジア史はⅢが中国以外のアジア史、Ⅳが中国史と明確に分かれている。Ⅲの時代・地域はさまざまであるが、イスラーム史の比率が高い。全体として時代は古代から現代までまんべんなく出題され、第二次世界大戦後からの出題も見られる。例年欧米史・アジア史ともに、A日程Ⅱのロシア史のようにある特定の地域を扱ったり、B日程Ⅲのアジアの宗教のようにあるテーマを扱って幅広い時代や時期の事項を問う問題が多い。分野は政治史が中心であるが、社会経済史や文化史も幅広く問われる。
難易度は、いずれも教科書の記述の範囲内で問題が作成されており、標準的である。正誤を判定する問題の一部には判断に迷う短文も見られるが、その場合は他の短文の正誤の判定が明らかであり、消去法で解答できる場合が多い。分量は、正誤判定問題にじっくり取り組んだとしても、60分の制限時間内で充分解答できる。
学習対策
教科書中心の学習で充分に合格点に達することができるが、設問の半分近くを占める正誤判定問題に対応できなければならない。そのためには、単に歴史用語を覚えるだけではなく、その内容や前後の経緯などを理解しなければならない。事件なら、いつ起こったのか、どういう事件なのか、なぜ起こったのか、事件の結果どうなったのかを含めて理解していなければならない。正誤判定問題の誤りの文は、事件の名称が誤っているだけでなく、事件の時期が誤っている、事件の内容が誤っている、事件の原因や結果説明の部分が誤っているなど、さまざまなパターンがあるからである。教科書の文章をよく読んで、歴史の流れをしっかり把握することが重要である。歴史の流れをつかむことは、短文を時代順に並べる問題や年表を使った問題に対応する上でも必要である。
欧米史はまんべんなく学習することが求められるが、アジア史は中国史が頻出分野なので確実に対策をとっておきたい。さらに、イスラーム史は同じく頻出分野でありながら、苦手な受験生も多く、差がつきやすい分野なのでしっかり学習しておくことが必要である。また、文化史もおろそかにしないようにしたい。
数は少ないが、地図や写真を使った問題も出題されるので、教科書に載っている地図や写真には目を通しておくことが望ましい。
本年から登場し、今後も出題されるであろう資料を読み取らせる問題では、資料(文献史料・写真・グラフ・図表など)から得られる情報と、教科書で得た知識を総合して考える力が必要になる。文献史料は、文章の内容を正確に読み取る読解力を身につけたい。
一般選抜の全出題科目は、すべてマーク式による解答方式ですので、ご注意ください。
学習アドバイスは2025年度一般選抜を元に記載されています。出題傾向、難易度などの参考にしてください。
政治・経済
一般選抜
出題傾向
大問数4題、小問数40問で、前期A日程の構成は、大問Ⅰは1つのテーマ、大問Ⅱ、Ⅲ、Ⅳはそれぞれの中に2つのテーマが配置され、全体で7つのテーマとなっている。前期B日程は、大問Ⅰ、Ⅲは1つのテーマ、大問Ⅱ、Ⅳはそれぞれの中に2つのテーマが配置され、全体で6つのテーマとなっている。そして、それぞれのテーマの下にリード文が作られ、小問はこのリード文に関連して出題される。設問は全体で40問である。試験時間60分。解答方式も全問マークシート方式で、半分を占める短文選択問題は、4つの短文から「適当なもの」あるいは「不適当なもの」を選択させる正誤問題である。15~17問を占める語句選択問題は5つの選択肢から「適当なもの」を選ぶ問題である。その他に組み合わせ問題が3~5問、各日程で出題されている。
両日程とも大問Ⅰと大問Ⅱ(1)は政治分野からの出題で、民主主義や基本的人権、日本の統治機構や司法制度などに関して問う標準的な内容の問題である。大問Ⅱ(2)は両日程とも国際分野からの出題で国際法や国際連合、冷戦などに関する国際政治分野からの標準的な内容の問題である。大問Ⅲは両日程とも国民生活分野からの出題で、日本の労働問題や社会保障制度、環境問題などに関する標準的な内容の問題である。大問Ⅳ(1)は両日程とも経済分野からの出題で、市場機構と企業、日本の産業構造と農業などに関する標準的な内容の問題である。(2)は両日程とも国際分野からの出題で、国際貿易やODAなどに関する国際経済分野からの標準的な内容の問題である。
両日程とも15問を占める政治分野からの出題が3分の1以上を占めるが、経済・国際・国民生活の各分野からも出題されており、バランスの良い構成と思われる。政治・経済・国際分野はもちろん、社会保障や労働問題、地球環境問題などの国民生活分野にも目を向け、学習することが必要である。標準的な問題がほとんどなので、確実に取り組めば、十分に高得点が目指せる内容である。
学習対策
政治・経済・国際関係・国民生活の各分野から出題される可能性があるので、すべての分野を学習する必要がある。また、教科書に準拠した標準的な問題が多く出題されるので、まずは教科書のすべての内容をしっかりと理解するようにしよう。そして、学習する際には、教科書の重要語句をただ暗記するだけではなく、その前後の文脈も理解しながら学習しよう。また、教科書の欄外に示されている語句なども問われることがあるので、見落とさずに学習しておこう。さらにグラフや図表、資料の読み取り問題などにも対処できる学習も必要である。
教科書を学習していてわからない用語や難解な用語が出てきたら、すぐに調べられるように用語集を用意しておくと便利である。用語集には、『政治・経済用語集』(山川出版社)や『用語集 政治・経済』(清水書院)などがある。また、教科書で学習した事柄について理解を深めるために、資料集なども積極的に活用してほしい。
また、知識を定着させるために、多くの演習問題を解いてほしい。教科書の内容を確認できる基礎的な問題集がよいだろう。また、本大学の過去問題を解くことで、出題傾向もしっかりとつかむことができる。
一般選抜の全出題科目は、すべてマーク式による解答方式ですので、ご注意ください。
学習アドバイスは2025年度一般選抜を元に記載されています。出題傾向、難易度などの参考にしてください。
物理
一般選抜
出題傾向
A日程、B日程共に、大問4題(小問の総数は24題)である。[Ⅰ]は「物理基礎」の基本問題6題から成る小問集合である。[Ⅱ]~[Ⅳ]は、それぞれ2つの分野から重要なテーマが選ばれて、基礎が理解できているかを問う問題になっている。試験時間は60分で、解答形式は解答群から正解を選ぶマ-クシ-ト方式である。
・A日程の設問内容
[Ⅰ]
相対速度、3つの力のつり合い、抵抗率と消費電力、波形のグラフから特定の位置における媒質の振動のグラフの確定、熱量保存の法則、エネルギーの変換
[Ⅱ]
[1]重なった2物体の運動 [2]弦の固有振動
[Ⅲ]
[1]斜方投射された小球の運動 [2]p-Vグラフと熱力学の第一法則および熱効率
[Ⅳ]
[1]ドップラー効果 [2]コンデンサーと抵抗を含む直流回路
・B日程の設問内容
[Ⅰ]
v-tグラフと変位、ばねの弾性エネルギー、波の基本式、音波のうなり、変圧器における2つのコイルの巻き数と電圧の関係、氷と水の混合における熱量保存の法則
[Ⅱ]
[1]滑らかな曲面から飛び出す小球の力学的エネルギー [2]抵抗とスイッチからなる直流回路
[Ⅲ]
[1]壁に立て掛けられた棒の静止条件 [2]理想気体の状態方程式と熱力学の第一法則
[Ⅳ]
[1]屈折の法則と全反射の条件 [2]コイルを流れる電流が直線電流の作る磁場から受ける力
どの問題も、各分野で扱う重要な現象とそれを説明する基本的な法則に関するものである。融合問題やひねった問題はないので、教科書レベルの問題を確かな知識で確実に解けるようにしておくことが合格のための条件である。
学習対策
●教科書で法則の意味を理解しよう
物理では多くの法則を学ぶが、それらの中には日常生活でも親しんでいる長さや角度で表された法則がある一方で、普段は用いることのない抽象的な物理量で記述されたものもある。したがって、実際に起こっている現象に対して法則を正しく適応するには、教科書を丁寧に読み、法則の意味を理解することが必要である。理解を深めるには次のことに注意して勉強するとよいだろう。
①幾つかの法則を、柱となる法則とその法則を具体的な個々の状況に適応させやすいように変形し書き換えられた法則に分けて頭に入れ、体系としての理解を深めること。
②法則の導出過程に関する説明を飛ばさずに読むこと。そうすることによって、単に暗記するしかないと考えていた物理量の中には、ある程度までは納得して覚えることができるものがあることに気がつくだろう。
例えば、運動エネルギーはであるが、
教科書の「運動している物体がどれだけの仕事をし得るか」についての説明を丁寧に読んでおくと、mv2や2mv2ではなく、
であることがすっきりと頭に入るはずである。
●問題演習を十分に行おう
物理法則の中には、高校数学の範囲内では完全には説明できないものも多いので、教科書の説明だけでは十分に理解できず、具体的な現象に対して上手く使えないことも多いだろう。したがって、教科書や学校で使っている問題集で、法則が使える簡単な問題から解き始め、分かったという感触が得られたら、典型的で入試頻出の問題に、更に余裕があれば少し複雑な問題にも挑戦し、法則の使い方を習得することが大切である。この作業によりしっかりとした基礎ができるので、物理量、法則、公式が整然とした形で頭に入り、表面的な暗記に頼ることのない真の学力がつくはずである。
一般選抜の全出題科目は、すべてマーク式による解答方式ですので、ご注意ください。
学習アドバイスは2025年度一般選抜を元に記載されています。出題傾向、難易度などの参考にしてください。
化学
一般選抜
出題傾向
A日程、B日程とも試験時間は60分、問題数は大問[Ⅰ]~[Ⅳ]の4問で、[Ⅰ]は小問集合、[Ⅱ]~[Ⅳ]の出題分野は[Ⅱ]が理論化学、[Ⅲ]が無機化学、[Ⅳ]が有機化学となっており、また、[Ⅱ]~[Ⅳ]はいずれも〔1〕と〔2〕に分かれ、〔1〕と〔2〕では取り扱う素材が異なっている。
[Ⅰ]と[Ⅱ]は「化学基礎」、[Ⅲ]と[Ⅳ]は「化学」からの出題が中心で、大部分が穴埋めまたは正誤判断で、解答はすべてマークシート形式になっている。いずれも標準レベルの内容で、それぞれの分野からバランスよく出題されており、分量も適量と言える。なお、理論化学分野については、これまでと同様、ほぼ「化学基礎」からの出題に限定されており、結晶格子、気体の諸法則、希薄溶液の性質、熱化学、反応速度と化学平衡などに関連する計算問題は見られない。今後も、この傾向は続くと思われる。
[Ⅰ]の小問集合において、A日程では身のまわりの化学物質に関する出題があった。それ以外ではA日程、B日程とも、原子構造、周期表と元素の性質、化学結合と結晶の分類、同位体、同素体、分子の形状と極性というように、ほとんどが化学の基礎事項に関する内容の出題である。
[Ⅱ]の理論化学については例年と同様、〔1〕が中和反応、〔2〕が酸化還元反応からの出題となっている。
[Ⅲ]の無機化学については、A日程では〔1〕が硫黄とその化合物、〔2〕が遷移元素に関する内容の出題であり、B日程では〔1〕がケイ素とその化合物、〔2〕がナトリウムとその化合物に関する内容の問題となっている。
[Ⅳ]の有機化学について、A日程では〔1〕がカルボン酸とその関連物質、〔2〕がアゾ染料の合成経路とそれに付随する内容の出題となっている。B日程では〔1〕がアルコールの性質と反応、〔2〕がクメン法によるフェノールの合成とそれに付随する内容の出題となっている。
学習対策
本学の入試問題は、高校化学の教科書の内容の基礎的な知識を問う構成となっていることから、先ずは教科書を精読し、学校の授業で理解を深めることが入試対策として重要となる。その上で、教科書準拠の問題集を繰り返し演習することが合格につながる。
また、計算処理を伴う問題に対しては、日頃から事象を正確に捉えて立式し、筆算により正解を導き出す訓練をすることが必要である。
「化学基礎」から、特に身のまわりの化学物質に関する内容の問いも出題されている。過去には、洗剤、食品添加物についての知識を必要とする問題も見られた。「化学」からは毎年、中和反応と酸化還元反応に関する問題が出されている。いずれも滴定実験が中心であるから、滴定器具の取り扱いや指示薬について正確に押さえておく必要がある。なお、過去には中和滴定の応用として炭酸ナトリウムの二段階滴定、酸化還元滴定の利用として溶存酸素の定量といった発展レベルの内容の出題もみられる。教科書には例題が記されているので、この例題レベルは解答できるようにしておく方がよいだろう。
無機化学や有機化学については、教科書に記載されている物質の性質や反応を正確に把握しておけば十分に対応できるだろう。
一般選抜の全出題科目は、すべてマーク式による解答方式ですので、ご注意ください。
学習アドバイスは2025年度一般選抜を元に記載されています。出題傾向、難易度などの参考にしてください。
生物
一般選抜
出題傾向
一般選抜前期A日程、前期B日程ともに、大問4題から構成されており、出題された問題数は、A日程は31問、B日程は32問(小問数は29問)であった。解答様式はすべてマークシート式であり、[Ⅰ]と[Ⅱ]は「生物基礎」から、[Ⅲ]と[Ⅳ]は「生物」から出題された。
A日程の出題は、[Ⅰ]は生物基礎のすべての範囲から出題される小問集合であった。[Ⅱ]では、〔1〕は「ヒトの体内環境の維持」から自律神経系とホルモン、〔2〕は「生物の多様性と生態系」から生態系と生物の多様性に関する問題であった。[Ⅲ]では、〔1〕は「遺伝情報の発現と発生」から遺伝子と遺伝、〔2〕は「代謝」から呼吸と発酵に関する問題であった。[Ⅳ]では、〔1〕は「動物の反応と行動」からニューロンとその興奮、〔2〕は「植物の環境応答」から花芽形成の調節に関する問題であった。実験考察問題として、[Ⅰ]問1では設問文を読み取っての計算問題、問7では与えられた図からの読み取り問題、[Ⅲ]〔1〕問2では設問文と図から変異箇所を類推する問題、問3では一遺伝子雑種の計算問題、〔2〕問7では呼吸と発酵に関する計算問題、[Ⅳ]〔2〕問6ではグラフから植物の限界暗期を算出する問題、問8ではグラフから植物が枯死する理由を類推する問題が出題された。特に、[Ⅲ]〔2〕問7と[Ⅳ]〔2〕問8はやや難度が高かった。
B日程の出題は、[Ⅰ]は生物基礎のすべての範囲から出題される小問集合であった。[Ⅱ]では、〔1〕は「生物の特徴」から遺伝情報の複製と分配、〔2〕は「生物の多様性と生態系」から植生の分布とバイオームに関する問題であった。[Ⅲ]では、〔1〕は「細胞と分子」から化学反応に関わるタンパク質、〔2〕は「遺伝情報の発現と発生」から遺伝子の発現調節および発生と発現調節に関する問題であった。[Ⅳ]では、〔1〕は「動物の反応と行動」から刺激の受容と情報の統合、〔2〕は「植物の環境応答」から植物の生活と植物ホルモンに関する問題であった。実験考察問題として、[Ⅱ]問3では設問文を読み取っての計算問題、問4では投与した薬剤の影響を考察する問題、[Ⅲ]〔1〕問3では図から実験環境や体内での酵素の分布を類推する問題、[Ⅳ]〔1〕問4では図と設問文からシナプスの個数を算出することによって、ニューロンの個数を推測する問題が出題された。[Ⅱ]問3と問4、[Ⅲ]問3はやや難度が高かった。
学習対策
本年度の入試では、 A日程では実験考察問題や計算問題が25%程度、知識問題が75%程度、B日程では実験考察問題や計算問題が15%程度、知識問題が85%程度の出題であった。
過去問などを解くと実験考察問題や計算問題の印象が残るかもしれないが、知識問題の方が割合的に多く、これを確実に得点できる力をつけることが重要である。A日程もB日程も、知識問題は複数の用語を組み合わせて選ぶ問題や、選択肢が文となっている設問が多い。これらの解答には正確な知識が必要であり、教科書記載の生物用語などをしっかりと理解できているかどうかの再確認が必要である。教科書の太字になっている用語や図、グラフなどを知識として身につけるような、複合的な学習が望ましい。実験考察問題が出題されるとはいえ、合格点に達するためには知識問題を確実に得点することが最も重要であることを忘れてはならない。
実験考察問題や計算問題については、それぞれの日程ごとに数問ずつは出題されているが、典型的な問題が多い。難しい問題集ではなく、教科書傍用の問題集などで練習を積んでおくことが望ましい。
募集学科等の略号
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学部・学科等 | 略号 | |
---|---|---|
デジタルメディア学部 | デジタルメディア学科 | デジ【文系型】 |
デジ【理系型】 | ||
工学部 | ロボティクス学科 | ロボ |
情報工学科 | 情報【文系型】 | |
情報【理系型】 | ||
建築デザイン学科 | 建築 | |
文学部 | 日本語日本文学科日本語日本文学コース・国際日本文化コース | 日文 |
日本語日本文学科書道コース | 書道 | |
歴史学科 | 歴史 | |
歴史遺産学科 | 遺産 | |
国際英語学部 | 国際英語学科グローバルスタディーズ専攻 | GS |
国際英語学科国際共生専攻 | 国共 | |
発達教育学部 | 児童教育学科 | 児童 |
総合心理学部 | 総合心理学科 | 心理 |
経済学部 | 経済学科経済学専攻 | 経済 |
経済学科現代社会専攻 | 現社 | |
経営学部 | 経営学科経営学専攻 | 経営 |
経営学科スポーツ経営学専攻 | スポ | |
看護学部 | 看護学科 | 看護 |
健康科学部 | 理学療法学科 | 理学 |
作業療法学科 | 作業 | |
救急救命学科 | 救命 | |
臨床検査学科 | 検査 | |
臨床工学科 | 臨工 |
本学で利用できる大学入学共通テストの教科・科目
-
①
「英語」の得点はリーディング(100点)とリスニング(100点)の合計。
※「 英語」でリスニングを免除された者は、リーディング100点満点を200点満点に換算(本学への受験上の配慮申請が必要。
詳細は、9月中旬発行予定の『2026年度入学試験要項』に記載)。 - ② 「国語」の得点は近代以降の文章と古典(古文・漢文)の合計(200点)。
- ③ 「英語」「国語」以外の科目は、200点満点に換算。
-
④
「選択」としている科目のうち、必要科目数以上受験している場合は教科の括りに関わらず、高得点科目から順に採用。
(同教科内から2科目も可。例:「物理」+「化学」)。
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試験科目 | グループ | 出題範囲 |
---|---|---|
国語 | 「国語」 | |
地理歴史 公民 |
「地理総合,地理探究」「歴史総合,日本史探究」「歴史総合,世界史探究」「公共,倫理」「公共,政治・経済」「地理総合/歴史総合/公共」 | |
数学 | ① | 「数学Ⅰ,数学A」「数学Ⅰ」 |
② | 「数学Ⅱ,数学B,数学C」 | |
理科 | 「物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」 | |
情報 | 「情報Ⅰ」 | |
外国語 | 「英語(リーディング・リスニング)」 |
※本学で利用できるのは、令和8年度大学入学共通テストのみ(前年度成績の利用は不可)。