看護学の研究としてヘルスケアの成果を示すことにつながるアウトカムリサーチを志向した研究活動を行い、高度な専門的業務に従事し医療の質改善に必要な研究能力およびその基礎となる豊かな学識を備えた人材を育成します。
看護実践の質の改善に向けたエビデンスを創造し、医療の質を改善する改革を進めていく原動力となる研究を自立して実施できる高度な研究能力を持つアウトカムリサーチ志向型研究者を育成します。
看護ケアの質の管理やスタッフ看護職の実践を研究的にデータ化し、高度専門職業人を活用する効果的な人事管理ができ、アウトカムマネジメントの役割を担う高度な看護管理者(トップマネージャー)を育成します。
研究成果を活用した最新のエビデンスをもとに教育を担うと同時に、看護学研究者として看護学の知の創造ができ、学問体系の構築と学問の発展に貢献できる看護教育者を育成します。
医療・看護分野における高度な専門的知識・能力を持つ人材の養成については、特に病院などの医療機関で勤務する現職の看護職者の生涯教育・卒後教育やキャリア開発としても重要であるという観点から、本研究科では、勤務の都合上昼間だけでは学修が困難と予測される人のために、大学院設置基準第14条の規定を適用して履修形態を弾力化し、土曜日や平日5・6講時にも授業を行うとともに、一定期間の集中的な開講や教育・研究指導などを実施して受講・履修の便宜をはかっています。
また、標準修業年限は博士後期課程では3年ですが、病院等の臨床のキャリアを継続しながら通学できるように、大学院設置基準第3条第2項の規定を適用し、博士後期課程では4年間の長期履修制度も導入しています。
本研究科では、看護学における新たな教育・研究領域を設定し、従来とは異なる側面から看護学へアプローチを進めていくために、広範な視野と多様な視点からの研究指導が行えるように、研究指導においては、学生一人ひとりに対し、専門性・学術性を深めるための主研究指導教員1名と、それを補佐し学際的視野を広めるための副研究指導教員からなる複数教員による指導体制を採用しています。
主研究指導教員は、副研究指導教員と適切に連携を取りながら、大学院生の研究テーマの決定、研究の実施、論文の作成、論文審査等の学生指導を進めていきます。
共用机・ロッカー・パソコンを備えた大学院生研究室が設置されています。
また、図書館および情報メディアデスクが大学院生・学部学生の支援を行っています。全大学院生・学部学生にはメールアドレスとアカウントが配布され、学修・研究目的でのみ本学のインターネット環境を自由に利用することができます。
分 野 | 研究領域 | 担当教員 | メールアドレス |
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実践看護基礎学 | 基礎看護 | 教授 梶谷 佳子 | kajitani@tachibana-u.ac.jp |
看護教育 | |||
実践看護応用学 | 老年看護 | 教授 征矢野 あや子 | soyano@tachibana-u.ac.jp |
精神看護 | 教授 松本 賢哉 | matsumoto-k@tachibana-u.ac.jp | |
療養支援看護 | 教授 河原 宣子 | kawahara-n@tachibana-u.ac.jp | |
次世代育成看護学 | 小児看護 | 教授 奈良間 美保 | narama@tachibana-u.ac.jp |
周産期/女性健康看護 | 教授 上澤 悦子 | kamisawa@tachibana-u.ac.jp | |
広域看護学 | 看護管理 | 教授 藤本 幸三 | fujimoto-ko@tachibana-u.ac.jp |
国際看護 | |||
地域看護 |
(2022年6月現在)
※事前相談を希望する方は、各領域の教員(研究指導担当者)に直接連絡してください。
本学大学院は研究および教育に支障のない範囲で、研究生の受け入れを行っています。研究生は、特定の研究テーマについて、本学大学院の指導教員のもとで研究を行います。研究期間は、4月からの1年間、または前期か後期の半期となります。所定の研究を終了したときには、願い出によって研究事項や研究期間などについて、証明書を交付します。
なお、研究生としての期間満了後、引き続き研究生を希望する場合は、次年度の募集要項に従い、あらためて選考を受けなければなりません。