成長ストーリー
学びと成長モデル
入学してから卒業まで、様々な学びや経験をとおして、どのように成長することができるのか。そしてどんな知識や技能が身につくのか。この図は、4年間の学びと成長を表現したものです。
京都橘大学で自分が成長していく姿を思い描いてみてください。
学生インタビュー
幼稚園教諭への学び、吹奏楽部の活動、両方を叶えたくて
将来幼稚園教諭になりたい、大学生活では吹奏楽部での活動にもおもいきり打ちこみたい。京都橘大学なら両方を叶えられそうだと思い入学しました。児童教育学科での学びを通して、子どもたちの可能性を広げるたくさんの学びや経験を積んでいます。
吹奏楽部では仲間とともに音を奏で、部長として学外での演奏会を成功させました。入学前に思い描いていた以上に充実した大学生活を送っています。
幼児教育を専門的に学び、夢が目標に変わりました
1回生前期はコロナ禍によりオンライン授業でのスタート。対面で質問できない中、先生方はわかりやすく丁寧に、具体的な事例も交えながら授業をしてくださいました。
1回生後期から児童教育コース、幼児教育コースに分かれ、私は幼児教育コースを選択しました。後期からは対面授業で、ピアノなどの音楽演習も始まり、キャンパスで友人と過ごす時間もでき意欲がさらに高まりました。幼児教育を専門的に学ぶ中で、「幼稚園の先生になりたい」という夢が、はっきりとした目標に変わりました。
2回生後期で保育園に初めての実習へ。幼児教育コースには、通称「実習ゼミ」と呼ばれる少人数ゼミがあり、経験豊かな先生方から実践的な指導が受けられるので、大きな戸惑いもなくスムーズに実習に入ることができました。最初は子どもたちと距離を感じていましたが、短い実習期間の中で信頼関係を築けたことがとても嬉しかったです。
幼稚園教諭や保育士は、日々子どもたちと向き合い、成長を見守ることができる、素敵な仕事だと改めて思いました。
「気づく」「理解する」ことの必要性
3回生では児童養護施設へ実習に行きました。小学校低学年から高校3年生まで、さまざまな子どもたちと接することで、子どもを取り巻く環境が多様化・複雑化していることを知りました。一人ひとりに対して何ができるのか、どう向き合ったらよいのかを深く考える機会となりました。
実習を経て、子どもたちのことばや行動、表情から、何かあったのかな、うまくいってないことがあるんじゃないかなど「気づく」「理解する」ことの必要性を肌で感じました。
また、子どもだけでなく保護者の目線で考えてみること、保護者とともに子育てをする意識の大切さを学びました。
採用試験に向けた心強い課外プログラム
3回生からは教職保育職支援室での試験対策プログラムが始まります。
履歴書の書き方、身だしなみ、面接時の注意点など、細かいところまでサポートいただいています。学生同士で面接官役と受験者役になり、面接の状況を作ってシミュレーションし、先生からのアドバイスを受けます。自分では気づいていなかったのですが、私は緊張すると早口になってしまうとのこと。「ゆっくり話すように気をつけて」と改善すべき点を指導いただきました。くり返し練習することで、自分で気づいたり、見直したりするブラッシュアップの機会にもなります。本番の面接で落ち着いて、自分らしく話せるように、さらに練習を積んでいきたいです。
他にもピアノの実技試験に向けて、先生から指導を受けるなど、採用試験、就職活動に向けての幅広いサポートがあり心強いです。
毎日朝が来て、幼稚園に行くのが楽しみになるように
今は「子どもの描画指導」について研究しています。私自身、絵を描くことがすごく好き。このテーマを選んだのは、「絵に良い・悪いはないはずなのに、上手・下手で判断されがち」ということに気づいたからです。描画をどう評価していくのがよいか、今後AIが取り入れられたらどうなるのか、子どもたちの作品を見てどのように言葉がけをするのかなどを模索しています。「上手だね」「いいね」というよりも「これはなに?」と問いかけて言葉のキャッチボールをする方が子どもは嬉しいと思うんです。
一人ひとりの秘めている魅力を引き出し、個性を発揮できる環境をつくれるような幼稚園教諭になりたい。毎日朝が来て、幼稚園に行くのが楽しみになるように、いろんな挑戦をしていきたいです。
ターニングポイント
吹奏楽部の部長になって学んだこと
吹奏楽部ではクラリネットを担当し、3回生で部長を務めました。100人の部員をひとつにまとめるのは難しいけれど、同回生だけでなく、年齢の異なる上回生や下回生の気持ちにも寄り添そうことを大事にしました。
リーダーシップを発揮するために心がけていたのは、どんな時も絶対に笑顔で前に立つこと。ネガティブな感情が出てしまうと、雰囲気も悪くなり、調和のとれた音も奏でられなくなると思います。
実は、高校生までの私は、まわりに合わせていました。大学に入り、そんな自分を変えたい、自分をもっと出していこうと考えるようになりました。吹奏楽部の部長になって、部員と意見を交わし、さまざまな決断をしながら部を運営できたことは、とても大きな成長だと実感しています。部長として仲間とともに準備を進め、2022年12月に開催したロームシアター京都での定期演奏会で、たくさんの方に私たちの演奏を聴いていただくことができました。当時4回生の先輩たちを笑顔で見送ることができて感激しました。