2025.08.27
3回生の樋口雅裕さんが富山県立大門高等学校で生徒に向けた講演会を実施!

2025年7月9日、情報工学科3回生で杉浦昌教授のゼミに所属する樋口雅裕さんが、富山県立大門高等学校のキャリア教育企画の一環として「高校生に伝えたいこと」をテーマに講演を行いました。
講演では、自作の「ハンドベル自動演奏装置」の実演を交えながら、これまでの制作活動や大学での学び、そしてものづくりへの思いについて語りました。この装置は、樋口さんが高校生の頃から開発を続けてきたものであり、現在も改良を重ねています。
この講演は、2024年秋に開催された「Maker Faire Tokyo 2024」への出展がきっかけで実現しました。イベント会場で杉浦研究室のブースを訪れた同校の竹田洋一教諭が、ハンドベルの演奏とその制作過程に強く関心を寄せたことから、講演の依頼につながりました。
講演当日、樋口さんは装置の仕組みや制作過程で苦労した点、工夫した点を紹介しました。質疑応答では、生徒から多くの質問や感想が集まり、活発なやりとりが行われました。
樋口さんは講演を振り返り、「高校生のみなさんと直接お話しするなかで、自分の経験を改めて見つめ直すことができ、ものづくりへの熱意がより一層強くなりました。専門的な用語は極力避けて、わかりやすく伝える工夫を重ねたことで、プレゼンテーションスキルも鍛えられたと思います」と話し、学外での活動を通じて多くの気づきを得た様子がうかがえました。
最後には、「学外での人とのつながりは、新たな視点の獲得や自分への刺激となりました。今後もこのような機会があれば積極的に参加したいです」と、今後への意欲を述べるとともに、今回の講演が多くの関係者の支えによって実現したことに対して、感謝の気持ちを述べていました。
講演会の様子

