2025.09.18
地元高校生らと取り組む古民家改修プロジェクトを実施
建築デザイン学科の学生が、滋賀県立虎姫高等学校の生徒、慶應義塾大学小林博人研究室の学生と協働し、滋賀県長浜市内にある築125年の古民家の改修プロジェクトに参加しました。
1899年(明治32年)に建てられたこの古民家は、慶應義塾大学の学生が地域住民と繋がる交流拠点として、10年前から活用されてきた貴重な場所です。
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今回のプロジェクトでは、虎姫高校の生徒が「この場所に何があったら、より豊かな時間を過ごせるだろう?」と考えたアイデアを持ち寄り、大学生が建築に関する専門知識を活かして改修を行いました。「田根地区に点在する地域資源を活用する」というコンセプトのもと、学生らは地域のご家庭を訪問し、不要となった建材や家具などを譲り受け、それらを改修の材料として活用。地域住民の方々との交流を通して地域資源の価値を再認識するとともに、持続可能なまちづくりへの理解を深めました。
一部の学生は古民家に宿泊し、実際に生活することで、木の温もりや風通しの良さなど、現代の住宅にはない古民家ならではの魅力を肌で感じる貴重な経験となりました。
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参加した学生らは、年齢や大学の垣根を越えて交流を深め、2日間にわたるフィールドワークは互いに刺激を受け合う学びの場となったようです。プロジェクト終了後には「今後の大学での学びや課外活動に活かしたい」「地域とのつながりをもっと広げたい」といった前向きな声が多数寄せられました。
建築デザイン学科では、今後も地域に根ざしたフィールドワークを重視し、学生が実践的に学べる機会を積極的に提供していきます。


