2025.12.24
スポーツ経営学専攻の学生がサンガスタジアムby KYOCERAで学外授業に参加!
2025年12月4日(木)、スポーツ経営学専攻の授業「スポーツマネジメント入門」の一環として、運営する合同会社ビバ&サンガのスタッフの方の案内のもと、サンガスタジアムby KYOCERA(京都府立京都スタジアム)を見学しました。同科目は、2025年4月に新設された経営学部経営学科スポーツ経営学専攻の導入科目として、在学する専攻学生全員が履修。スポーツ分野におけるマネジメントの意義を理解し、2回生以降の学習につなげるカリキュラム上重要な科目です。

今回のプログラムは、現場での学習を重視し、理論と実践の往還の場を提供する本学の教学理念の一つである「臨床の知」を体現したものです。同社の副職務執行者の藏桝利恵子氏から前週に「サンガスタジアムby KYOCERAの運営について」の講義をいただいたうえで、同氏に加え、古川開翔氏からスタジアムの各施設を巡りながらレクチャーを受けました。
一行はまず、全面天然芝の美しいピッチを見学。周囲には約21,600人を収容する観覧席が広がり、その迫力に学生は圧倒されている様子でした。古川氏からは、ピッチが南北を軸にしている理由や観覧席を覆う屋根の構造などについて、ほかのスタジアムと比較しながら丁寧に教えていただきました。
続いて、VIPルームや実況放送室、選手ロッカーなどを順次見学しました。サンガの公式戦がさまざまな役割のスタッフによって運営されていることについて、具体的に各施設を見ながら理解する大変有意義な機会となっているようでした。

その後は、今回のもう一つの目的である、府民のにぎわい創出を目的とした付帯施設を見学。大会も行われるeスポーツゾーン、VRを駆使したフィットネスゾーン、京都の木材がふんだんに使われているきりのこ(木育ひろば)など、試合がない日でもほかのスタジアム施設で利益を上げ、維持できる仕組みについて、実際に運営されている方からうかがい、スポーツ施設経営の臨場感を体感できたようです。

帰る頃にはすっかり日が暮れていましたが、表にある足湯では高校生がゆったりと過ごしており、地元の人々からも愛されているスタジアムであることが伝わってきました。
経営学部経営学科スポーツ経営学専攻は、来年2026年に2年目を迎え、より高次の専門科目が開講されます。今回のプログラム同様、今後も現場での学びを積極的に取り入れていく予定です。