中国・大連市で海外研修を実施-EC市場と文化の最前線を学ぶ- | 京都橘大学 受験生サイト

中国・大連市で海外研修を実施-EC市場と文化の最前線を学ぶ-

 2025年9月11日(木)から16日(火)にかけて、平尾毅教授と楊秋麗准教授の引率で、経営学部3回生17名が中国・大連市で現地調査を行いました。本学の提携校・大連東軟信息学院が主催する「越境EC市場研究プロジェクト」に参加し、中国EC市場の現状や発展、社会への影響を学習。さらに、中国人大学生との共同調査や成果発表を通じて、国際的なネットワーク構築を目指しました。

 
 研修はキャンパス見学とオリエンテーションから始まり、中国文化に関する講義、大学附属病院やNeusoft大連支社の訪問、大連生態科技創新城や市場調査など多彩なプログラムに取り組みました。最終日には成果発表会と交流会を行い、中国やスリランカ、インドの学生との意見交換を通じて、異文化理解を深めました。
 
 学生たちは、日本と中国の共通点や相違点を体感し、特に電子決済の普及には驚きを示しました。スマートフォンひとつで生活できる大連のIT化は非常に印象的で、屋台や小さな商店など、日本ではまだキャッシュレス化が浸透していない場面にも広く普及していました。今回の経験は、参加した学生たちにとって、グローバル人材として成長するための大きな一歩となりました。

現地研修最終発表・交流会にて


発表の様子
交流の様子

参加した学生のコメント

西川 三菜子さん(経営学科3回生)
日本では体験できない新しい文化や価値観に触れることができ、自分の視野が大きく広がったと感じています。特に「何事も挑戦してみることが大切だ」という学びを得られたことは、この研修における最大の収穫となりました。


桑原 拓将さん(経営学科3回生) 
この研修は単なる市場調査にとどまらず、文化理解の重要性を実感する機会となりました。国が違えば習慣や価値観も異なりますが、相手の文化を知り自国の常識を相対化することで、新たな視点を得ることができました。大連での経験は、今後国際的なビジネスや交流を行う際に必ず役立つと感じています。

写真左:大連東軟信息学院での昼食 写真右:大連人的資源サービス産業パーク


水餃子作り体験
市街地見学

引率した教員のコメント


平尾 毅 教授
今回の海外研修で痛感したのは現場を見ることの大切さです。国内における事前の報道やSNSの印象は、キャンパスでの丁寧な支援や企業・街の空気、中国人学生との対話の前に易々と更新されました。情報は便利ですが、フィルターバブル(自分好みの情報だけに囲まれる状態)は視野を狭め、さまざまな可能性を閉ざしてしまいます。自分の足で歩き、目で確かめ、言葉を交わす―その積み重ねが学生の学びと成長を確かなものにする。そうした実り多い研修となりました。


楊 秋麗 准教授
これまで楊ゼミの学生のみが参加した大連現地研修は、今年度から経営学部の学生全員が参加できる研修プログラムになりました。それによって、より多くの学生が海外に触れるチャンスを得て、より多様な研究テーマが取り上げられるようになりました。デジタル化により、グローバルなコミュニケーションでも便利なツールを介して日常になっていますが、グローバル人材へ成長するには海外の人情、空気、温度、風味を感じる実体験がとても重要です。今回は短い研修でしたが、参加した学生の成長ぶりは目を見張るものでした。

Neusoft大連支社見学

※EC
Electronic Commerceの略。日本語では「電子商取引」という意味で「eコマース」とも呼ばれます。インターネットを介した商品やサービスの売買、契約、決済などの商取引全般を指し、身近な例としては、オンライン通販サイトやネットオークションなどが挙げられます。 

募集学科等の略号

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学部・学科等 略号
デジタルメディア学部 デジタルメディア学科 デジ【文系型】
デジ【理系型】
工学部 ロボティクス学科 ロボ
情報工学科 情報【文系型】
情報【理系型】
建築デザイン学科 建築
文学部 日本語日本文学科日本語日本文学コース・国際日本文化コース 日文
日本語日本文学科書道コース 書道
歴史学科 歴史
歴史遺産学科 遺産
国際英語学部 国際英語学科グローバルスタディーズ専攻 GS
国際英語学科国際共生専攻 国共
発達教育学部 児童教育学科 児童
総合心理学部 総合心理学科 心理
経済学部 経済学科経済学専攻 経済
経済学科現代社会専攻 現社
経営学部 経営学科経営学専攻 経営
経営学科スポーツ経営学専攻 スポ
看護学部 看護学科 看護
健康科学部 理学療法学科 理学
作業療法学科 作業
救急救命学科 救命
臨床検査学科 検査
臨床工学科 臨工

本学で利用できる大学入学共通テストの教科・科目

  • 「英語」の得点はリーディング(100点)とリスニング(100点)の合計。
    「 英語」でリスニングを免除された者は、リーディング100点満点を200点満点に換算(本学への受験上の配慮申請が必要。
    詳細は、9月中旬発行予定の『2026年度入学試験要項』に記載)。
  • 「国語」の得点は近代以降の文章と古典(古文・漢文)の合計(200点)。
  • 「英語」「国語」以外の科目は、200点満点に換算。
  • 「選択」としている科目のうち、必要科目数以上受験している場合は教科の括りに関わらず、高得点科目から順に採用。
    (同教科内から2科目も可。例:「物理」+「化学」)。

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試験科目 グループ 出題範囲
国語 「国語」
地理歴史
公民
「地理総合,地理探究」「歴史総合,日本史探究」「歴史総合,世界史探究」「公共,倫理」「公共,政治・経済」「地理総合/歴史総合/公共」
数学 「数学Ⅰ,数学A」「数学Ⅰ」
「数学Ⅱ,数学B,数学C」
理科 「物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」
情報 「情報Ⅰ」
外国語 「英語(リーディング・リスニング)」

本学で利用できるのは、令和8年度大学入学共通テストのみ(前年度成績の利用は不可)。