目次

大学院 情報学研究科

急速に情報化が進展する社会に
求められる先端IT人材の養成をめざして

少子高齢化による労働人口の減少が確実視されるなか、情報通信技術の発展による価値創造・社会課題解決が期待されています。その一方で、それを担う人材は大幅な不足が予測されています。このようなIT系人材の質的・量的充実という社会からの要請に応えるべく、本研究科では情報通信技術の高度な専門性とそれらを社会で活用・実践する力の双方を涵養するカリキュラムを展開し、社会・産業の課題解決等を先導する人材を養成していきます。また、主要な教育方法のひとつとしてインターネットを利用したメディア授業を展開することで、自由な時間、自由な場所で受講できる学習環境を提供していきます。

情報学研究科の特色

  1. FEATURE1

    情報分野の
    高度な専門性

    専門教育は、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークといった基盤的領域から、それらの応用的領域までを備えたカリキュラムとなっており、学生自身の志向や課題感に応じて高度な専門性を身につけることができます。さらに、人工知能(AI)やサイバーフィジカルシステム、コンピュータグラフィックスなど、近年社会的注目を集める領域も備えており、今後さらに需要が高まるであろう知識・技術を獲得することができます。

  2. FEATURE2

    専門性を
    価値創造につなげるための
    実践能力

    専門性を高めるだけではなく、それらを社会で実践・活用するための教育研究にも重点を置いています。基盤的スキルとしてのプログラミング技術や、価値創造のための思考法、プロジェクトマネジメントなど、実践能力の修得に向けた科目が充実していることが情報学研究科の大きな特長です。

  3. FEATURE3

    自由な時間、自由な場所で受講できる メディア授業による社会人にも受講しやすい学習環境

    多くの科目で、キャンパス内での対面授業とともにインターネットによるメディア授業(オンデマンド授業)を行います。仕事を持つ社会人学生は、キャンパスへの通学が難しい場合にメディア授業を選択することが可能であり、自由な時間、自由な場所で受講を進めることができます。メディア授業は講義系の科目を対象としており、修了に必要な30単位のうち、研究指導科目8単位を除く(※)最大22単位までをメディア授業によって修得することも可能です。

    ※指導教員との調整によっては、研究指導科目もテレビ会議システムを通じた受講にできる場合があります。

研究科長メッセージ

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    様々な分野で
    デジタル変革(DX)の芽を育てていく。

    情報学研究科長 東野 輝夫教授

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    Message

    様々な分野で
    デジタル変革(DX)の芽を育てていく。

    情報学研究科長
    東野 輝夫教授

    深層学習(Deep Learning)やChatGPTの登場など、ITの急速な進化に伴い、社会が大きく変化しようとしています。一方、競争が激化する情報化社会において、IT人材の深刻な不足が叫ばれ、とりわけ情報に関する知識・技術を高度に運用する「先端IT人材」の必要性が高まっています。 京都橘大学では、2021年4月に工学部を開設し、情報工学科と建築デザイン学科を設置しました。このたび、2024年4月に情報学研究科情報学専攻修士課程(仮称)を新設する予定です。

    本研究科では、情報通信の専門的な知識・技術と実践に関する教育研究を行い、社会における課題解決・価値創造に貢献し、製品やサービス、ビジネスモデルの変革を牽引する先端IT人材を広範な産業に輩出することを目指しています。そのために、(1)AI、ソフトウェア、ネットワーク、コンピュータグラフィックスなどの各領域で高度な教育研究を行うとともに、(2)実社会での課題発見・価値創出を行うために必要な思考法やプロジェクトマネジメントなどに関する教育、(3)産業・職種の構造や実社会での課題の理解に向けた他分野連携(医療・教育等)、(4)企業連携などによる実践的な研究課題の設定(社会人学生が自らの業務や業界の研究課題を持ち込むことも想定)などを積極的に行っていく予定です。

    本研究科の授業では、共通領域、専門領域(基盤情報科目群・応用情報科目群)を設けています。共通領域では、修士論文作成のための課題意識醸成や思考法など専門的知識・技術の活用・実践に関する科目を学び、専門領域(基盤情報科目群)では、情報通信システムの構築に必要な基盤的知識・技術(ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークなど)を学びます。専門領域(応用情報学科目群)では、基盤的知識・技術を応用して様々な分野の問題を解決するための知識・技術(AI、空間情報処理、コンピュータグラフィックス、ロボティクスなど)を学び、身につけた専門性や思考力・実践力を活用して課題研究を実施し、修士論文を作成します。

    また、本研究科では、他大学を含む情報工学科の卒業生のみならず、情報系企業などでSEなどの専門職で働く社会人や事業会社などで情報技術を活用した戦略立案・実行を行いたい社会人の方も積極的に受け入れます。社会人学生に向けたメディア授業の提供など、多様で柔軟な授業スタイルを提供するとともに、希望される方には、情報工学の学部卒業レベルの知識をキャッチアップするための入学前教育なども準備しています。

    ITの利活用に興味をお持ちの学生・社会人の皆さんと一緒に、様々な分野でデジタル変革(DX)の芽を育てていければと思っています。

募集学科等の略号

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学部・学科等 略号
デジタルメディア学部 デジタルメディア学科 デジ【文系型】
デジ【理系型】
工学部 ロボティクス学科 ロボ
情報工学科 情報【文系型】
情報【理系型】
建築デザイン学科 建築
文学部 日本語日本文学科日本語日本文学コース・国際日本文化コース 日文
日本語日本文学科書道コース 書道
歴史学科 歴史
歴史遺産学科 遺産
国際英語学部 国際英語学科グローバルスタディーズ専攻 GS
国際英語学科国際共生専攻 国共
発達教育学部 児童教育学科 児童
総合心理学部 総合心理学科 心理
経済学部 経済学科経済学専攻 経済
経済学科現代社会専攻 現社
経営学部 経営学科経営学専攻 経営
経営学科スポーツ経営学専攻 スポ
看護学部 看護学科 看護
健康科学部 理学療法学科 理学
作業療法学科 作業
救急救命学科 救命
臨床検査学科 検査
臨床工学科 臨工

本学で利用できる大学入学共通テストの教科・科目

  • 「英語」の得点はリーディング(100点)とリスニング(100点)の合計。
    「 英語」でリスニングを免除された者は、リーディング100点満点を200点満点に換算(本学への受験上の配慮申請が必要。
    詳細は、9月中旬発行予定の『2026年度入学試験要項』に記載)。
  • 「国語」の得点は近代以降の文章と古典(古文・漢文)の合計(200点)。
  • 「英語」「国語」以外の科目は、200点満点に換算。
  • 「選択」としている科目のうち、必要科目数以上受験している場合は教科の括りに関わらず、高得点科目から順に採用。
    (同教科内から2科目も可。例:「物理」+「化学」)。

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試験科目 グループ 出題範囲
国語 「国語」
地理歴史
公民
「地理総合,地理探究」「歴史総合,日本史探究」「歴史総合,世界史探究」「公共,倫理」「公共,政治・経済」「地理総合/歴史総合/公共」
数学 「数学Ⅰ,数学A」「数学Ⅰ」
「数学Ⅱ,数学B,数学C」
理科 「物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎」「物理」「化学」「生物」「地学」
情報 「情報Ⅰ」
外国語 「英語(リーディング・リスニング)」

本学で利用できるのは、令和8年度大学入学共通テストのみ(前年度成績の利用は不可)。