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英語 —予備校講師による入試科目別学習アドバイス

本学の公募制推薦入試「基礎テスト」や一般入試前期日程・後期日程の全出題科目は、すべてマーク式による解答方式ですので、ご注意ください。
過去問題については、出題傾向、難易度などの参考にしてください。

推薦入試

○出題傾向

解答形式は、全問マークシート方式。
問題の構成は、大問3問。[Ⅰ]は長文(500~600語)の読解問題で、設問形式は、空所補充(4題)、類義語句選択(4題)、下線部言い換え(1題)、内容真偽問題(5つの選択肢について、本文の内容と合っているかどうかを判断するもの)。英文のテーマは、和食の海外展開を視野に入れた「今日の日本における料理人の役割」といったもので、ある日本人料理人によって書かれたものである。[Ⅱ]は短文空所補充問題で、標準的な語彙と文法の問題。[Ⅲ]は、日英対照形式の英文完成問題で、主に日本文に対応する英文を完成するのに必要な語彙力が試される問題であるが、文法知識を問う問題もある。内容は「日本語の文字表記」について。
難易度について。[Ⅰ]の英文は、今日的なテーマを取り上げていて、時事的な表現などにやや難しいところが見受けられる。[Ⅱ]は、5問中4問が語彙問題で、ほとんどが標準的なレベルのものである。[Ⅲ]は、形式は独特だが、内容は常識的なものなので、落ち着いて取り組めば難しいものではない。しかし、問題となっている語彙は、compulsoryなどやや難しいものもある。

○学習対策

まず、語彙力をつけること。[Ⅰ]ばかりでなく、[Ⅱ]、[Ⅲ]も含めて、語彙の問題(類義語句の選択問題と語句の空所補充問題)が大きな割合を占めているので、何よりも語彙力の充実が望まれる。語彙力をつけるためには、毎日、単語・熟語集を使い、受験必修の単語・熟語を覚える努力が欠かせない。
もちろん、英文を読む力をつけることが何よりも大事なことである。そのために500~600語程度の長さの英文、それもよく入試に取り上げられるテーマの英文に数多く当たることが必要である。環境問題やネット社会についての議論など今日的なトピックの英文を読むことによって、同時に語彙力の向上が期待できる。
基本的な文法の知識を身につけることも欠かせません。英文の意味を捉えるためには、文構造や語句の結びつきを正しく把握しなければいけません。
過去問に当たって、制限時間内に問題を解けるように練習しておくことも大事なことである。

一般入試

○出題傾向

解答形式は、前期A・B・C日程、後期日程のいずれも全問マークシート方式。
問題の構成は、前期日程が大問4題、後期日程が大問3題。前期では長文読解問題が2題出題されるのに対し、後期では1題となっている。前期日程は、[Ⅰ]、[Ⅱ]ともに400~500語程度の長文読解問題、[Ⅲ]は短文空所補充問題と単語の定義選択問題、[Ⅳ]は日英対照式の英文完成問題。[Ⅰ]、[Ⅱ]の長文読解問題では空所補充、類義語句選択、内容真偽問題(各選択肢が本文の内容に「合っている」か「合っていない」か、を判断するもの)が共通して出題されている。英文のテーマは、前期A日程[Ⅰ]「日本社会の一面を表すプール」、[Ⅱ]「カカオ(チョコレート)の歴史」、前期B日程[Ⅰ]「山田洋次監督の映画の基調をなすテーマ」、[Ⅱ]「クールジャパンの今」、前期C日程[Ⅰ]「バリアフリー社会を目指して」、[Ⅱ]「欧米中心の文化のグローバル化」である。[Ⅲ]は、短文空所補充問題が5題、単語の定義選択問題が5題出題されている。[Ⅳ]の日英対照式の英文完成問題では、空所補充問題に加えて、整序英作文が出題されている。後期日程の問題構成は、[Ⅰ]長文読解問題、[Ⅱ]短文空所補充問題と単語の定義選択問題、[Ⅲ]日英対照形式の英文完成問題となっており、長文読解問題が1題少ないことを除けば、前期日程とほぼ同じである。その長文のテーマは「塗り絵による心理療法」である。
難易については、全体として標準的なものであるが、長文はテーマが主に新聞でよく取り上げられるような「現代的な」ものであるために、やや難しい表現も散見される。

○学習対策

まず語彙力を充実させなければいけない。単語集・熟語集を利用して繰り返し覚えることが不可欠である。全体として語句の空所補充問題と類義語句選択問題の占める割合が高いだけでなく、重要語句や個々の表現の知識を問う問題が多く出題されているので、語彙力の強化だけでもかなりの得点源になる。もちろん、語彙力を充実させるためには、英文を読み解くことをしながら、個々の語彙についての理解を深めることが大切であることは言うまでもない。
長文総合問題の対策として、400~500語程度の標準的なレベルの英文の要点をつかむ練習をしよう。また、英字新聞(『The Japan Times』や『朝日Weekly』『週間ST』など)を使い、時事問題を扱う英文に触れておくことも大いに役立つ。そうした英文によく用いられる語彙や表現に慣れることも大事である。キーワードを知っていれば、すばやく内容を理解することができるからである。
基本文法の習得も欠かせない。文法・語法問題はもちろんのこと、長文読解問題や日英対照式の英文完成問題でも文法力を必要とする問題が出題されているからである。
過去の問題を解いて時間配分を確認しておくことも大事である。自分がどの問題で得点しやすいのか、あるいは得点し難いのかをチェックし、本番では自分の得点しやすい問題から解いていくのが得策である。

国語 —予備校講師による入試科目別学習アドバイス

本学の公募制推薦入試「基礎テスト」や一般入試前期日程・後期日程の全出題科目は、すべてマーク式による解答方式ですので、ご注意ください。
過去問題については、出題傾向、難易度などの参考にしてください。

推薦入試

○出題傾向

現代文から4題出題され、その内訳は文章読解問題1題、文学史の単独問題1題、漢字の単独問題1題、四字熟語の単独問題1題であり、ほぼ前年度の形式を踏襲している。解答方式は全てマーク式である。
文章読解問題(選択肢4者択一)には例年、内容・分量ともに標準的な評論文が出題されているが、それは今年も変わらない。本年は東田雅博『図像のなかの中国と日本』であり、19世紀中頃に開催された、第1回万国博覧会と言われている大英博覧会について述べたものである。この博覧会の底流には非ヨーロッパ世界を文明化するという使命感がうかがえるが、結局その使命感は植民地政策の口実へと変化していくという内容である。素直な文章で読みやすく量的にも適度なものである。
設問に関しては、第1問の文章読解問題は、接続語や語句の空欄補充問題、脱文補充問題、傍線部に関する設問、本文全体にかかわる内容合致問題が出題されている。問題数は6問で適度な量であり、選択肢の文も読みやすく、特に解きにくい問題はない。第2から第4問の知識問題も標準的な良問であるので、普通に勉強していれば確実に得点できる。

○学習対策

知識問題の分量が一般入試前期日程よりも多く、その意味で基礎的な国語常識に重点が置かれていると言える。知識問題は、確実に点数が取れる分野なので、取りこぼしをしないよう注意しよう。文学史、漢字、四字熟語などはそれぞれ最低でも一冊の問題集はやり遂げ、それを繰り返し、しっかりと身につくまで反復練習しなければならない。
文章読解問題については評論文を中心に練習を積んでおくことが必要である。人によって得手不得手はあろうが、現代文の場合、答えを決めてかかるとうまくいかないことが多い。先入観を持たずに問題文を正確に読解することを心がけよう。
特に空欄補充は感覚に頼るのではなく、前後の文脈に即した語句や接続語を選ぶようにしよう。語句の補充に関しては「絶対」と「相対」というような対になる言葉の片方が空欄になっている場合も多々あるので、その点にも留意しよう。
選択肢問題も最初に答えを決めてしまうのではなく、消去法で答えを絞り込むのがよい。その際、労をいとわずに本文を丁寧に比較参照しながら、選択肢を吟味すること。
脱文補充に関しても、選択肢に一つ一つ当てはめ、前後の論理的なつながりを吟味したうえで、判断を下すことを心がけよう。安易な即断はくれぐれも禁物である。

一般入試

○出題傾向

各日程ともに、現代文から大問4題が出題されている。内訳は、前期のA・B・C日程が文章読解問題(選択肢は主に4者択一)が2題、文学史の単独問題が1題、四字熟語、慣用句の単独問題が1題であった。後期日程については、文章読解問題(選択肢は全て4者択一)が1題、文学史、慣用句、漢字の単独問題がそれぞれ1題ずつであった。解答方式は全てマーク式である。
文章読解問題は各日程ともに全て評論文である。内容は多岐にわたっており、タイトルで一例を示すと、河野哲也『〈心〉はからだの外にある』、中村敏雄『メンバーチェンジの思想』、鷲田清一『人はなぜ服を着るのか』、川端裕人『動物園にできること』などである。特に難解な文章とは言えないが、制限時間内で正確な読解をするためには、普段から問題集等で社会科学系の評論文に慣れておく必要がある。問題文の分量は適度なものなので、あせらず丁寧に読むことを心がけよう。
設問内容については、文章読解問題では、接続語や語句を補充する空欄問題、脱文補充問題、傍線部に関する設問、本文内容合致問題が出題されている。ただし前期日程の本文内容合致問題は、合致するものを二つ選ばせる形式なので注意すること。選択肢の表現は素直で読みやすく、適度に差別化されているので、解きにくい問題は見当たらない。知識問題については、文学史がやや難しめと言えよう。詩や俳句に関する出題や、発表年代、機関誌や雑誌名、書き出しなど多岐にわたり、かなり突っ込んだ内容が問われているので留意しておこう。四字熟語や慣用句は順当なものであり、普通に勉強していれば問題はない。

○学習対策

前期日程では文章題が2題出題される。したがってここで点数が取れなければ合格は望めない。
文章題の出典は評論文なので、普段から問題集等で社会科学系の文章に慣れておく必要がある。出題されている文章の内容はやや難解なものも含まれるが読みにくいものではなく、また量的にも適度なものなので、日頃の練習量が決め手になるだろう。決して感覚的な勘などに頼るのではなく、文章の筋道を正確に読み取ったうえで判断するように心がけよう。
特に接続語の空欄補充に関しては、安易な即断は禁物である。少し時間をかけてでも丁寧に判断しなければならない。脱文補充も、選択肢に一つ一つ当てはめて、慎重に見極めることが必要である。傍線部に関する設問、内容合致問題については、正解を最初から決めてかかるのではなく、選択肢を比較考量し、どれがより正解に近いかという観点から検討する方がよい。いずれにしても普段から、過去問や問題集にあたり、自分に合った方法論を確立しておくことが重要である。
 知識問題は文学史がやや難しめであり、ここで取りこぼさないことが合格につながる。作品名を暗記するだけでは十分とは言えず、詩や俳句の分野、作品の成立年代、機関誌や雑誌名、書き出しなどに習熟しておかなければならない。問題集を一通りやり終えたら、反復練習して記憶を定着させること。また、国語便覧等を適宜参照し、情報をより多く蓄えるようにしよう。後期日程の場合、知識問題の分量が前期日程よりも多いので、以上述べたようなことに留意して、最善の取り組みをしよう。

数学 —予備校講師による入試科目別学習アドバイス

本学の公募制推薦入試「基礎テスト」や一般入試前期日程・後期日程の全出題科目は、すべてマーク式による解答方式ですので、ご注意ください。
過去問題については、出題傾向、難易度などの参考にしてください。

推薦入試

○出題傾向

大問3題で、[Ⅰ]は各分野の基本問題7題から成る小問集合、[Ⅱ]は中学数学の内容も含めた2つの分野から、基本問題ではあるが少し応用力を要するもの、[Ⅲ]は統一したテーマの下で出題の仕方に変化を持たせた総合力を要する標準問題が出されている。解答形式はすべて空所を補充するマークシート方式である。
出題範囲は数Ⅰと数A(場合の数と確率、図形の性質)で、各分野から偏ることなく出題されていて、高校数学を学習する前に身につけておくべき内容からの出題も見られる。これにより、様々な基本的な数学の概念の理解度とともに、計算力や論理的思考力が的確に評価できる構成になっている。
難易度は教科書の例題から章末問題までのレベルであり、基礎力を重視した問題を中心に数学に関する総合力を見ようとする傾向にある。
分量は試験時間内で十分対応できるものになっているので、各分野の内容をきっちり理解し、確かな計算力を身につけておくことが重要である。

○学習対策

出題された問題から見ると、教科書中心の学習が最も効果的である。まず例題を解いてみることによって、各分野の基本的な概念、それに関連する事項や公式が理解できているかをチェックしよう。このとき、解法を目で追っただけで理解できていると思っても、実際には解けないことが多々あることに留意して欲しい。特に、正解が出せなかった問題については、その原因、単なる計算ミスのためなのかそれとも内容理解が不十分であるためなのかを知り、対策を立てよう。
内容理解が不十分であるときは、解法だけを確認するのではなく、教科書の関連部分を読み直すことによって、概念、定義、定理、公式を一連の流れとして理解しておくことが大切である。この作業をすることによって応用力も増し、少し形を変えて出題されても確実に対応できるようになるはずである。自習だけでは納得できない時には、学校で質問するのがよいだろう。より整理された形で理解が深まることが多いはずである。
また、公式については結果だけを暗記するのではなく、少なくともその証明法がイメージとして頭に残っている状態にしておこう。可能なら公式を自力で導けるようにしておくと、公式を自由に使いこなせるようになるだけでなく、数学特有の考え方が身につき、総合力も養われるはずである。このようにして、例題がミスなく解けるようになれば、その類題である練習問題で定着を図り、さらに章末問題で応用力を養って欲しい。問題を解く場合には、解法を記述すると正解に至る過程がはっきりと認識されると同時に考え方が整理され、知識が定着しやすい。最後に、分野に偏りなく出題されているので苦手分野を作らないこと、中学で学習した内容についても穴がないようにしておくことが大切である。

一般入試

○出題傾向

前期A・B・C日程は大問4題で、[Ⅰ]は各分野の基本問題5~6題から成る小問集合、[Ⅱ]は2つの分野から標準問題が1題ずつ、[Ⅲ]は高校数学の知識を問うのではなく、一般的な数学的思考力を問う問題、[Ⅳ]は一つの題材で基礎力から応用力まで見る問題となっている。また、後期日程は大問3題で、[Ⅰ]は前期の[Ⅰ]と同様であり、[Ⅱ]は2つの分野から標準問題が1題ずつ、うち1題は前期の[Ⅲ]のタイプ、[Ⅲ]は前期[Ⅳ]と同様となっている。解答形式はすべて空所を補充するマークシート方式である。
出題内容は、数Ⅰと数A(場合の数と確率、図形の性質)の全分野から偏りなく出題されていて、基本的な計算力、各分野で学習すべき内容に関する理解度、論理的な思考力、初等幾何も含めて図形を正しく把握する力、文章で表現された内容を的確に数式化する力など、様々な角度から数学に関する能力を見る問題になっている。特に立体図形に関する問題が4日程のうち3日程で出題されている。
難易度は、中学数学を始めとして高校数学の教科書の例題から章末問題のレベルが中心であり、基礎力はもちろんのこと、思考力や応用力も必要とするやや難しい問題も含まれている。また、前期日程に比べて後期日程の方が少しレベルが高くなっている。
分量は十分に学習してきた受験生にとっては試験時間に適したものとなっている。

○学習対策

教科書の例題から章末問題まで確実に解けるようにし、型通りの問題なら完答できるという基礎力を付けておくことが最低条件である。例題を実際に解いてみることによって、何が理解できていないのかをはっきりさせ、関連する内容――数学的概念や定義に加え導かれる公式――を教科書を読み直すことによって再確認しよう。このとき、解法を目で追っただけでは真に理解することはできないことに留意してほしい。
定義は正確に覚え、公式は暗記するだけではなく、証明の手順が頭に思い浮かべられるようにしておくことが大切である。自力で証明できる公式を増やしておくと、公式を自由自在に使いこなせるようになるだけでなく、数学らしい思考が身につき、総合力がアップするはずである。
自習で理解できないことがあれば、学校で質問するのがよいだろう。より整理された形で頭に入り、理解が深まるはずである。例題が解ければ、類題である練習問題で定着を図り、章末問題で応用力をつけていけばよい。4題のうち2題については、基本事項を用いれば解けるとは言え、論理的な思考力を要する少し難易度の高いものになっているので、標準レベルの問題を十分に演習しておくことによって、柔軟な思考力と応用力を養っておくことが望まれる。
演習において解答を作成する場合は、知識を整理しながら筋道を立てて考える習慣とともに確かな計算力もつく記述式にすることが大切である。この方法ならミスの原因、計算ミスなのか理解不足なのかもはっきりし、最も効率よく深い勉強ができるのである。なお、中学数学で学習する文章題や図形に弱点がないようにしておきたい。複雑な状況を文章で表したものを数式にして考える問題は全日程で1題、空間図形を題材にした問題が3つの日程で出題されている。ともに小問で誘導されながらレベルの高い地点に行きつくという構成になってはいるが、教科書に載っている定番タイプの問題ではないので慣れておくことが望ましい。

日本史 —予備校講師による入試科目別学習アドバイス

一般入試前期日程・後期日程の全出題科目は、すべてマーク式による解答方式ですので、ご注意ください。
過去問題については、出題傾向、難易度などの参考にしてください。

一般入試

○出題傾向

2017年度入試では、A・B・C日程ともに大問3題、小問50題(2016年度は48問)が出題された。本文(リード文)は各大問それぞれが100~400字程度の文章4~5問から構成され、その下線部や空欄に対して設問があり、解答形式はすべてマーク式である。本文内容はおおむね古代~近現代の政治史を中心に記述されているが、設問内容で政治のほか、経済・外交・文化にも触れているので、時代・分野ともに全体としてバランスよく作問されている。なお、原始や戦後史からの出題は少なく、原始はC日程での1問(史料・後漢書)のみ、戦後史はA・B・C日程ともに2問ずつ(いずれも1960年代前後まで)であった。
設問は語句選択問題が40%程度、短文正誤問題が40%程度で、ほかに史料・図版・地図・統計表・グラフなどを使用した問題や年代配列の問題が20%程度あり、設問形式には様々な工夫が凝らされている。
設問内容は教科書の範囲内から出題されており、難易度は標準レベルである。ただし、約40%を占める短文正誤問題では選択肢の大半が5つの短文(センターテストや他大学では4つの短文が大半)であり、分量としてはやや多めで、60分という限られた時間内で手際よく解答していく必要がある。

○学習対策

いずれの問題も教科書の範囲内の標準レベルで出題されているので、まず、教科書の徹底的な学習が望まれる。教科書では政治史を中心に「歴史の流れの全体像」をおさえた上で、そこに経済・外交・文化などを関連づけて理解するようにしよう。また、史料・図版・地図・統計表・グラフなどからの出題については、これらの史料などは教科書に掲載されている著名なものが大半である。したがって、教科書は本文だけではなく、そこに掲載されている史料などにも必ず目を通しておく必要がある。なお,余裕があれば日本史史料集や図録類での学習も心がけたい。
地図からの出題は、2017年度はA日程の大問Ⅱの問2、B日程の大問Ⅰの問17、大問Ⅲの問7、C日程の大問Ⅱの問13の4問であり、本学では頻出している。地図問題は、地方を舞台とした人物や争乱・事件、遺跡・遺構からの出題が多く、2017年度の4問も地方を舞台としている。したがって、地方での人物や争乱・事件,遺跡・遺構を学習する際には、その位置を必ず地図で確認しておこう。
ところで、合否に大きく関わってくるのは短文正誤問題である。この問題では歴史用語の丸暗記だけでは正答を導くことは難しく、上記のように「歴史の流れの全体像」の理解が不可欠である。そのためには個々の歴史事象の因果関係や関連事項の正確な知識が要求されるので、数多くの正誤問題にあたってほしい。その際に大切なのは、間違った解答をした場合への対策である。ただ漫然と正答を見るのではなく、何故に間違ったのかという検証が必要である。そうすることで、自分の学習の不十分な点が明らかになるから、不十分な点を改めて徹底的に学習しておけば、同じ間違いを繰り返すことはないであろう。
とにかく、本学の過去問を解くことにより、出題傾向や出題形式に慣れておく必要がある。その上で、センターテストや他大学の過去問などを活用し、入試に向けての実力を養成してほしい。

世界史 —予備校講師による入試科目別学習アドバイス

一般入試前期日程・後期日程の全出題科目は、すべてマーク式による解答方式ですので、ご注意ください。
過去問題については、出題傾向、難易度などの参考にしてください。

一般入試

○出題傾向

大問は4題で全問マークシート方式。設問数は2016・2017年度とも合計で50問であった。このうち点差がつきやすい正文・誤文を選ぶ問題は、2017年度は50問中A日程・B日程では26問、C日程では25問でほぼ半数を占めている。そのほか空欄補充・語句組み合わせ・配列・地図を用いた問題など多彩な形式で出題されている。2017年度では地図を用いた問題が各日程で2問ずつ、計6問出題された。
地域的には大問1、大問2が欧米史、大問3が中国以外のアジア史、大問4が中国史という構成でバランスがとれている。欧米史では特定の地域や国を通史的に取り上げる問題が頻出である。本年度のA日程Ⅰのアメリカ史、B日程Ⅱのロシア史などがその例だが、ロシア史では10世紀から1980年代まで取り上げられている。中国以外のアジア史では様々な地域から出題されるが、本年度はイスラーム教の拡大、イラン史、オスマン帝国が取りあげられた。中国史でも1つのテーマを通史的に取り上げる問題が頻出で、本年度ではB日程の儒学史などがそれにあたる。また、東西が混合した問題が出題されることもある。
時代的には古代から現代史まで偏りなく出題される。第二次世界大戦後の問題もごく少数だが出題されることがある。本年度のB日程Ⅱのロシア史では1989年のベルリンの壁開放が出題された。分野では政治史が中心だが、文化史も大問の中に数問取りあげられることが多い。
難易度は、全体として教科書レベルの標準的な問題ばかりである。正文・誤文を選ぶ問題では一部で詳細な知識が問われることがあるが、基本的な知識があれば消去法によって解答出来る場合が多い。しかし、単純な歴史用語の正誤を判断させるだけの問題ばかりではないので、歴史事象の原因・背景や影響などを正確につかんでおく必要がある。

○学習対策

教科書レベルの基本的な知識を問う問題が多いので、分厚い参考書などを通読する必要はない。教科書を中心とした学習で基本的な流れをつかんでほしいが、歴史用語については名前を知っているだけでは覚えたとはいえないので、世界史用語集などを使って用語の意味を理解しておきたい。
最も注意してほしいのは中国以外のアジア史の学習である。欧米史や中国史に比べアジア史は学習が手薄になることが多い。本年度も出題されたイスラーム世界(西アジア史)に加え、インド史、東南アジア史なども手を抜かずに学習することが大事だが、自分でまとめるのは難しいので、テーマ史や地域史の問題集にあたりながら年表などを作成していくと理解が深まる。これは前述の欧米の各国史や中国のテーマ史の学習にも非常に効果的だと思われる。文化史も学習が後回しになりがちだが、必ず出題されるので最低限教科書に記載されている文化史上の人名は問題集などで知識を定着させたい。また、地図を使った問題が必出なので、これも教科書に記載されている地図などで有名な都市や戦場などの位置は確認しておきたい。

化学 —予備校講師による入試科目別学習アドバイス

一般入試前期日程・後期日程の全出題科目は、すべてマーク式による解答方式ですので、ご注意ください。
過去問題については、出題傾向、難易度などの参考にしてください。

一般入試

○出題傾向

A日程、B日程とも、問題数は例年通り大問4題で、試験時間は60分である。[Ⅰ]は小問集合、[Ⅱ]は理論化学分野、[Ⅲ]は無機化学分野、[Ⅳ]は有機化学分野からの出題であり、[Ⅱ]~[Ⅳ]はいずれも〔1〕と〔2〕に分問されている。[Ⅰ]と[Ⅱ]は「化学基礎」、[Ⅲ]と[Ⅳ]は「化学」からの出題であり、解答形式はすべてマークシート形式である。いずれも標準レベルの問題であるが、分量がやや多いので、時間的余裕はない。全体的には各分野からバランスよく出題されているが、理論化学分野については[Ⅰ]と[Ⅱ]の「化学基礎」からの出題に限定されるので、「結晶格子」、「気体」、「溶液(濃度以外)」、「熱化学」、「反応速度と化学平衡」、「電池と電気分解」に関する計算問題は皆無である。
[Ⅰ]の小問集合は、教科書の序章「生活の中の化学」から1題、あとは混合物の分離・精製、原子構造、原子の質量と相対質量、溶液の濃度、化学反応式の係数決定などが出題された。[Ⅱ]の理論化学分野は、昨年、一昨年と同様、中和反応および酸化還元反応と、その応用としての滴定実験が出題された。[Ⅲ]の無機化学分野も例年と同様、〔1〕が同族元素の単体・化合物の製法・性質、〔2〕が陽イオンの分離・検出が出題された。また、[Ⅳ]の有機化学分野でも例年と同様、〔1〕が脂肪族化合物、〔2〕が芳香族化合物についての出題であった。

○学習対策

本大学は教科書の内容の理解度に重点を置いているので、教科書を精読し、それと並行して教科書準拠の問題集で解答練習をすれば、合格点は取れる。ただし、マーク形式の問題の場合、答えの正誤のみに目が向くと、本番で思わぬ落とし穴にはまることになる。また、計算問題については電卓を用いずに普段から筆算で解くようにすると、本番での計算ミスを減らすことができる。
「化学基礎」からの出題では、教科書の序章に記載された身近な化学物質として、プラスチック、金属、洗剤などを題材とした問題が含まれるので、見過ごさないように注意すること。また、中和反応と酸化還元反応については、例年必ず出題されており、重点的に学習することが肝要。年度によっては、酸化還元反応の応用として電池に関する問題も見受けられた。
無機化学分野では、主要元素の単体・化合物を中心に、金属イオンの分離・分析および気体の製法・性質、さらにはアンモニア、硝酸、炭酸ナトリウム、硫酸の製法といった無機化学工業にも注意を払う必要がある。題材が広範囲に渡っているので知識があやふやになりがちであるが、繰り返し問題を解くことで正確な知識を身につけることができる。
有機化学分野では、元素分析による分子式の決定や異性体に関する問題が頻出。もちろん、基本的な有機化合物の性質と反応のまとめが必要であることは言うまでもない。また、アルケン、アルキンやベンゼンを出発物質とする重要な有機化合物の合成経路も正確に押さえておきたい。
いずれの問題も基本的内容が中心であるから、不注意による単純ミスや計算ミスをしないように注意すること。

生物 —予備校講師による入試科目別学習アドバイス

一般入試前期日程・後期日程の全出題科目は、すべてマーク式による解答方式ですので、ご注意ください。
過去問題については、出題傾向、難易度などの参考にしてください。

一般入試

○出題傾向

一般入試前期A日程、前期B日程ともに、大問4題から構成されており、そのうち2題は「生物基礎」から、2題は「生物」から出題された。問題数はA日程・B日程ともに合計32であった。解答様式はすべてマークシート式であったが、単なる用語選択だけではなく、グラフの読み取り、計算問題、文選択など問題形式は多様である。
2017年度のA日程の出題は、第1問が細胞の構造やDNAの構造、動物の体内環境、光合成、窒素同化と、小問ごとに出題の異なる多岐にわたる問題の集合、第2問は体細胞分裂など「遺伝情報の分配」と腎臓や肝臓のはたらきとホルモンの作用などの「恒常性」に関する問題、第3問は細胞小器官や生命現象とタンパク質など「生命現象と物質」と転写と翻訳のしくみなど「遺伝情報の発現」に関する内容、第4問は受容器や効果器および動物の行動など「動物の環境応答」と植物ホルモンなどの「植物の環境応答」に関する内容であった。
B日程の出題は、第1問が細胞の構造、呼吸と光合成、DNAの抽出実験、動物の体内環境、気候とバイオームと、小問ごとに出題の異なる多岐にわたる問題の集合、第2問はDNAの構造や転写と翻訳など「遺伝情報の発現」と「免疫」に関する問題,第3問は細胞膜のはたらきなど「生命現象と物質」と呼吸など「代謝とエネルギー」に関する内容、第4問は重複受精などの植物の発生や両生類の発生のしくみなど「生殖と発生」に関する内容であった。
出題範囲からほぼすべてが出題されているが、「生物の体内環境の維持」や「遺伝情報」などからの出題がやや多かった。試験時間の60分は全問を解答するのに十分な時間であるものの、問題に応じて効果的に配分する必要がある。
教科書の内容をしっかり学習していれば解答できる基礎から標準のレベルの難易度で、十分な対策を講じておけば、合格点に達することができるだろう。

○学習対策

基本事項を問う問題は複数の用語を組み合わせて選ぶことになり、また、選択肢が文となっている設問もある。これらの正解を選ぶためには多くの正確な知識が必要であるので、教科書記載の生物用語などをしっかりと理解できているかどうか、確認しておく必要がある。教科書を読み込み、太字になっている用語はもちろん、示されている図やグラフもともに覚えるような、複合的な学習がより深い理解に繋がる。これは、入試問題にも図やグラフが含まれるため、効果的な学習法である。知識の整理が終われば、本学の過去問題はもちろん、形式・難易度が類似している大学入試センター試験の過去問などを演習題材として、その定着を確認するのが良いだろう。
計算問題は、例年数題は出題される。2017年度のA日程で出題された“細胞周期”、“制限酵素の切断部位の出現確率”、B日程で出題された“タンパク質合成に用いるDNAの塩基数”、“呼吸における酸素消費量”や、この他にも“ミクロメーター”や“腎臓”、“神経の伝導速度”、“光合成”などの典型的な計算問題は必ず一度は学習しておく必要がある。

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