2025.10.23
新棟「ACADEMIC TERRACE」の建設現場見学会を開催|設計・施工のリアルを体感する学びの機会に
京都橘大学では、現在建設中の新棟「ACADEMIC TERRACE(アカデミックテラス)」を題材に、建築デザイン学科の学生を対象とした建設現場見学ツアーを実施しました。今回の見学は授業の一環として行われ、2025年9月24日(水)・25日(木)・30日(火)の3日程に分かれて学年別に開催。学科教員の引率のもと、施工を担当する現場関係者によるガイド付きで、工事の進捗状況や建築技術の解説を受けながら、実際の建設現場を間近で体験しました。
この見学ツアーは、学生が設計や施工のプロセスを実際に体験し、空間づくりのリアルを学ぶことを目的に実施されました。
見学に先立ち、教室では設計・施工の担当者から「ACADEMIC TERRACE」についての事前解説が行われました。担当者からは、施設に込められた3つのコンセプトや、階層ごとの空間設計における工夫について説明がありました。

さらに、建築施工を学ぶ3・4回生に対しては、設計・監理を担当している日本設計の鈴木主管と小早川主管から、ACADEMIC TERRACEの空間設計と構造設計に関する基本的な解説もあり、学生たちは空間づくりの全体像をより深くする機会となりました。



これらの事前学習を踏まえたうえで、学生たちは現場ツアーに臨み、現場の構造を間近に見ながら、使用されている建材・工法の確認、施工管理の工夫など、教室では得られないリアルな学びを通じて建築への理解を深めました。





多様な交流を生み出す新たなアクティビティの拠点となる「ACADEMIC TERRACE」。1回生から3回生の学生たちにとっては、今後自らが使う空間の設計・施工過程を体感できる貴重な機会となりました。臨床の知を通して、学生たちは建築の現場における安全管理や職人の技術、設計者と施工者の連携の重要性など、多角的な視点を得ることができました。
●見学ツアーギャラリー






●新棟「ACADEMIC TERRACE」概要
2026年、京都橘大学に誕生する新棟「ACADEMIC TERRACE」は、学生・教職員のみならず、訪れるすべての人々の活動のステージとなることを目指し、多様な交流と学びが生まれるアクティビティの拠点として整備されます。文系・理系・医療系の枠を越えた知の融合を促進し、学生が自由にチャレンジできる環境を提供。急速に変化する社会に対応し、既成概念にとらわれない、未来志向の学園づくりを推進します。
・建物構造/規模:鉄骨造/地上8階建て
・敷地面積:約69,726.27㎡
・延床面積:約13,019.62㎡
・設計・監理:株式会社日本設計
・施工:戸田・吉村特定建設工事共同企業体
特設ページ:https://www.tachibana-u.ac.jp/brand_engineering/facility.html