2016年3月卒業生は、看護師・助産師・救急救命士の国家試験合格率100%を達成するなど毎年高い合格率を誇っており、これまでに医療に携わる人を数多く輩出してきました。関西の4年制私立大学でいち早く開設した看護学部をはじめ、理学療法学科や救急救命学科を設置して医療の学びを充実させてきた京都橘大学は、医療を志す人を全力で支援します。
国際・人文・教育・社会・医療などの幅広い学びを提供する6学部13学科からなる総合大学の京都橘大学。多様な学科の学生4000人以上が一つのキャンパスで学びます。このメリットを生かし、他学科との連携を行いながら幅広い教養を身につけることができます。
心理学科、理学療法学科、救急救命学科からなる健康科学部に、作業療法学科と臨床検査学科を新たに開設。5つの学科間での連携により、心理・医療の幅広い知識を修得できる環境を完備。また、看護学部を含めた教育研究の連携を行い、さらなる教育研究の充実をめざします。
健康科学部共通項目として「医療と心理領域」の学びを実施。各学科の教員がオムニバス形式で担当する「こころとからだの健康科学」をはじめ、「医療と生命の倫理」や「健康心理学」などの科目を開講。身体と心理の両面から科学的にアプローチできる能力を身につけます。
2018年4月の2学科開設にあわせ、地下1階・地上4階建ての新棟「啓成館」を建設。新棟には、両学科に必要な実習室をはじめ、教員研究室や共同研究室、普通教室、ラーニングコモンズなどを配置します。
身体や精神、発達などに障がいを持つクライアントを対象に、さまざまな作業を通して心身機能の回復を図ります。クライアントの望む生活を支援するための知識と技能を身につけ、地域社会に貢献できる作業療法士を養成します。
- 作業療法士に必要な医学や作業に関わる科目を1回生から段階的に配置し、クライアントの心身機能の回復にとどまらず、生活の質向上を実現するための知識と技能を身につけます。
- 早い段階から目的を明確にした学習を行い、学んだ知識と技能を実践するとともに、将来、地域社会に貢献する作業療法士になることを目標に、4年間を通じて臨床実習に取り組みます。
- 地域の医療と福祉コースこころと子どもの支援コース
病院や介護・福祉施設、在宅で、高齢者や障がい者を対象に予防・医療・ケアなど、それぞれの課題を解決します。
心に病を持つ人々の社会復帰や就労を進めたり、行動や情緒に配慮が必要な子どもの問題を解決します。
- 取得可能な資格
- 作業療法士国家試験受験資格
- 入学定員
- 40名
- 主な活躍フィールド
- 病院、診療所、介護老人保健施設、各種福祉施設、療育センター など
臨床検査の専門的な知識と技術に加え、進歩しつづける科学への探究心も養成。医療現場で進むチーム医療を支える一員として貢献するとともに、より高度に進歩していく医療を支えていく力を身につけていきます。
- 1・2回生ではスタディスキルや、医療現場でのコミュニケーションスキル、チーム医療を学修。3回生では臨床検査に関する研究方法を学び、4回生での卒業論文完成へつなげます。生涯学び続ける方法と姿勢を4年間で段階的に身につけます。
- 臨床検査技師には、免許取得後に実務経験を積むことで「認定輸血検査技師」や「超音波検査士」など、より専門性の高い認定資格が取得可能。卒業後のキャリアアップのために、より高度な演習科目を4回生前期に開講します。
- 細胞検査士コース(選択制)
臨床検査技師国家試験受験資格に加え、細胞検査士資格認定試験受験資格を同時取得できる予定です。細胞検査士は、臨床検査技師の上位資格で複雑な特徴を持つがん細胞を発見するなど、細胞検査(細胞診)を行う高度な専門職です。
- 取得可能な資格
- 臨床検査技師国家試験受験資格、細胞検査士資格認定試験受験資格〈選択制〉(認定申請予定)
- 入学定員
- 80名
- 主な活躍フィールド
- 病院、検査企業、医薬品メーカー、医療機器メーカー、大学院進学 など