目次

大学院 現代ビジネス研究科
高度のマネジメント能力養成への
社会的要請に応える
これからの社会を展望した、新たな時代のビジネスに不可欠な人材の養成をめざします。ここでいう「ビジネス」とは営利・非営利を問わず、企業・行政・NPO等の多様な組織が行うさまざまな活動を指します。マネジメント専攻がめざす人材像は、マネジメント能力を身につけた高度な専門的職業人であり、将来、企業や官公庁等のマネジメントに高度に携わることのできる人材、および高度のマネジメントに関する研究を深める研究職人材や多様なマネジメント課題に対応できる企画・政策立案人材の双方です。
※2019年4月、現代ビジネス研究科マネジメント専攻博士後期課程を開設。
※文化政策学研究科文化政策学専攻博士後期課程を改組。
※現代ビジネス研究科マネジメント専攻博士後期課程の設置に伴い、現代ビジネス研究科マネジメント専攻修士課程は博士前期課程に課程名称変更。
現代ビジネス研究科
現代ビジネス研究科の特色
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FEATURE1
将来の進路に沿った
多様なプログラム現代ビジネス研究科で扱う「ビジネス」とは営利・非営利を問わず、企業活動だけでなく、行政やNPO等の多様な組織が行うさまざまな活動を指しています。マネジメント専攻は、このような「広義」のビジネス課題に高度に対応できる人材の養成をめざすため、「企業マネジメント領域」「公共マネジメント領域」を2つの柱とした特色あるカリキュラムで構成しています。
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FEATURE2
少人数での
手厚い教育研究指導体制授業や研究指導は、幅広い分野で豊富な研究業績を持つ教員が、講義、演習、実習等で行います。徹底した少人数授業が行われるので、教員と学生が充実した対話を重ねながら、教育研究活動を進めることが可能です。
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FEATURE3
社会人にも履修しやすい
柔軟な環境仕事を持つ社会人が勤務を継続しながら学修できるよう、授業は、平日の6講時(19:00~20:40)や土曜日に行うなど、履修しやすい環境を整えています。研究指導も原則として平日6講時または土曜日に行いますが、履修者にあわせ、柔軟な対応を行います。
研究科長メッセージ
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Message
“知の探索と深化が切り拓く
未来のイノベーション”現代ビジネス研究科長 松石 泰彦教授
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知の探索と深化が切り拓く
未来のイノベーション現代ビジネス研究科長
松石 泰彦教授経済学者H.A.サイモンは、人の元々の認知は限られていてその行動の合理性も限定されたものだと唱え、人間を無限な認知を持ち常に合理的に意思決定するという前提で考える従来の経済学の流れを大きく変えました。それならば、人は認知や行動を徐々に広げていくことが大切だということになり、それが「知の探索」です。一方、経済学者J.A.シュンペーターは、知の組み合わせが新しい知を生む(新結合)としてイノベーションの概念を規定しましたが、これは既存の知を活用する「知の深化」だといえるでしょう。そして今日、イノベーションのためにはこれらの「知の探索」と「知の深化」の両方が、組織においても個人においても必要だとされています。
近年、AIが急速に発達し、私たちの日常のビジネスや生活にも入り込んで来ています。AI自体も大きなイノベーションですが、それと同時にAIはその性質上蓄積された経験知を利用するのが上手く、いわば「知の深化」の強力なツールだといえるかもしれません。しかし、これからのイノベーションのためには「知の探索」も欠かせません。そしてそれを進めるのは人間です。人間自身が探索した認知を広げることで、そこで獲得された知がまたAIで活用され「知の深化」となるでしょう。この両輪を回していくことは、組織運営でも個人の成長でも、そして研究においても同様です。
京都橘大学大学院現代ビジネス研究科マネジメント専攻は、前身である文化政策学研究科の伝統を引き継いで、人間のもつ「知の探索」と創造性を大切にしながら、営利・非営利を問わず、それぞれの組織の中で必要とされるイノベーションの創出力と高度なマネジメント能力の養成という社会的要請に応えます。