どんなことを学ぶの
コース紹介
日本史コース
あらゆる時代や分野を網羅した歴史学のエキスパートがそろう日本史コース。史料の読解力養成に重点を置き、実証に基づいた歴史分析力を身につけられます。情報分析力と論理的思考を養う「研究入門ゼミ」や「日本史基礎ゼミ」のほか、「日本史演習」では卒業研究に取り組みながら自分の研究テーマをより究めることができます。

卒業研究の主なテーマ
- 光明皇后の仏教信仰
- 小右記を中心にみた平安中期の医療
- 文献史料・絵画史料からみた中世の天狗像
- 山門護正院と室町幕府
- 織田政権における明智光秀の検地
- 幕末維新期の裁きと「女の身分」
- 明治期における京都府下の街灯事業
- 沖縄戦と民衆
- 栗東トレーニング・センターと栗東町の変容
世界史コース
歴史的背景や史料を読み解き、現代社会の本質を意識しながら学びを深めていきます。ヨーロッパやアジアなど幅広い地域や時代·分野から、関心に合わせて研究テーマを選択可能。「世界史史料研究」では、英語や中国語で正確に史料を読む力を身につけることができ、世界史の奥深さやおもしろさをより一層感じることができます。

卒業研究の主なテーマ
- 煕寧・元豊期における王安石の保甲法実施の実態
- 清朝末期における梁啓超『新民説』思想の成立
- アラビアンナイトから見る女奴隷の在り方について
- オスマン朝のイエニチェリ ー繁栄と衰退-
- 土地所有とシオニズムから見るイスラエル建国
- ヴェネツィアの衰退と共和国の維持
- テューダー朝の民衆におけるカトリックの「残存」
- ハプスブルク帝国の民族問題
- 19世紀フランスにおける女性作家
- 近代イギリスの女性の衣服と身体
オプショナルコース
さらに学びを深めたい人のために、日本史・世界史コースに加え、2つの領域を設置しています。

- グローバル・ヒストリー領域
グローバル化が急速に進展し、国内外の状況も複雑に変化する現代社会を理解するためにも、包括的かつ横断的に世界の歴史を学ぶ必要性が高まっています。日本史・世界史という区分を超えて、グローバル・ヒストリーという視点から現代を見つめ直します。 - 女性史領域
日本および世界の歴史において女性は重要な役割を果たしています。本学の歴史学科や女性歴史文化研究所は、こうした歴史上の女性の活躍を研究する日本の女性史研究においてパイオニア的役割を果たしてきました。歴史上の女性に関する知識を最先端で学ぶことができます。
カリキュラム
4年間の学習イメージ
日本史と世界史の両分野を学び幅広い教養を身につける
日本史と世界史の両分野を半期ずつ学ぶ「研究入門ゼミ」では、情報収集やレポートの作成方法、プレゼンテーションの基礎を身につけます。ほかにも、隣接する諸分野に幅広く目を向け、基礎教養を高めていきます。

2つのコースに分かれ歴史学の手法や専門知識を学ぶ
「基礎ゼミ」で日本史と世界史の2コースに分かれて各分野の歴史学の手法を学び、「特講」で専門的な知識を養います。高校までの学習では習うことがなかった分野・視点についても深く学び、関心が高いテーマを掘り下げます。

演習や特別専攻をとおしてより専門的な学習を深める
これまでの学びを総合的に活用し、4回生の卒業研究につなげるため、より実践的な学習に取り組んでいきます。「演習」では専門性と実践力の双方を学修。「オプショナルコース」では高度なテーマに取り組み、学びの幅を広げていきます。

卒業研究へ向き合い研究能力の向上をめざす
大学生活の集大成として、これまでに学んできた知識や経験をいかし、卒業研究に取り組んでいきます。研究をとおして身につけた力は、社会で活躍するうえでも大きな強みとなります。

文学部 歴史学科カリキュラム

取得できる資格
- 中学校教諭一種免許状(社会)
- 高等学校教諭一種免許状
(地理歴史) - 2級考古調査士
- 図書館司書
- 学校図書館司書教諭
- 博物館学芸員
- 社会教育主事
- 日本語教員
将来の進路
- 一般企業
- 中学校(社会)・高校(地理歴史) 教員
- 史料編纂等スタッフ
- 公務員
- 図書館司書
- 博物館学芸員 など