成長ストーリー
学びと成長モデル
入学してから卒業まで、様々な学びや経験をとおして、どのように成長することができるのか。そしてどんな知識や技能が身につくのか。この図は、4年間の学びと成長を表現したものです。
京都橘大学で自分が成長していく姿を思い描いてみてください。
学生インタビュー
「自分の家」を設計したい
家やマンションの広告に載っている部屋の間取りを見るのが好きで「将来、自分の家を設計したいな」と思っていたことから、建築を学びたいと考えるようになりました。
京都は歴史的な建造物や街並み、近代的な建築物もあり、たくさんの刺激をもらえるまちです。そういう場所で学びたいと思い、京都橘大学・工学部建築デザイン学科を志望しました。
設計の授業であらゆる建物をデザイン
1回生から建築デザインの基礎をしっかりと学びます。設計課題では、小規模な住宅「湖のある別荘」から始め、「畑のある家」「植物園内のカフェ」などの課題に取り組みました。
設計をするときは、敷地が決められています。まずは現地を訪れ、敷地の立地や条件、交通量などから考えられる音の環境、景色、雰囲気などを見て、イメージを膨らませます。それをもとに、CAD室や製図室で設計し、デザインをカタチにします。最近の課題は「図書館」。地域の人の交流の場となるような空間を考えて設計しました。
ワクワクする設計を
設計を考えるうえで大切にしているのは、「ここにこういうものがあれば素敵だな」という思いです。コンセプトと外観のイメージを作り、具体的に決めていきます。建築模型は建物の正しいスケール感や内部が分かるのでとても重要です。模型を見ながら、空間を斜めにしてみよう、動きをもたせてみようなど、アイデアが生まれてきます。自分がその場所に立ったつもりで、ワクワクすることを意識しています。
「建築設計演習」では、課題提出後にプレゼンテーションを行います。ほかの学生の設計や発表が見られることも刺激になっています。人のプレゼンテーションを見て、私自身もデザインの意図や伝え方の工夫ができるようになりました。
ほかでは味わえない喜びがある
私は物理や数学が苦手で最初は不安でした。ただ、建築設計で基礎からきちんと学んでいけばどこに必要な知識であるかを理解し、苦手意識がなくなってきました。
課題では、設計作業に時間もかかりますが、完成できた時の達成感が大きいです。だからこそ、どんなことでも全力で取り組んでいます。設計のデザインで悩んだときは、先生や友人に相談し、アイデアをもらっています。一緒に頑張れる仲間がいるからこそ、乗り越えられます。お互いに刺激を与えながら、日々頑張っています。
地域や人をつなぐ建物、まちの景観を作りたい
様々な設計課題に取り組む中、小規模な住宅から集合住宅、幼稚園、図書館というように、だんだん規模が大きくなり、地域とのつながりを意識するようになってきました。
ゼミでは、建築計画を専門とする先生のもとで学んでいます。京都や大阪の街を歩き、地域や人の交流の場となっている建築物をたくさん見ています。人と人とを結びつける建物、地域の課題を解決できるまちの景観を作りたいなと思っています。
まずは、宅地建物取引士の資格を取得して、卒業後は住宅関連の会社への就職をめざしています。一級建築士の資格も取得したいです。もちろん、自分の家を設計するのも目標。私の好きが詰まった、どこにいてもお気に入りと思える空間の家を設計したいです。
ターニングポイント
アルバイトがきっかけで工務店でのインターンシップに
京都市内にある鴨川沿いの飲食店でアルバイトをしています。お客さまに建築業界の方も多くいて、たくさんの方と関わる機会になっています。なかには「若い子が夢に向かって頑張っている」と興味をもって話を聞いてくださり、応援してくれる方もいらっしゃいます。
ある時、京都で新築やリフォームなどを手がける工務店の社長さんが来店されました。建築デザインを勉強していることをお話ししたことがきっかけで、2回生の夏期休暇期間に建築デザイン学科の友人とインターンシップに行くことになりました。現場に出て、作業の様子を見せていただき、住宅の基礎の打ち方などを教わりました。チラシを作って、ポスティングしながら地域の方とお話しするなど実務的な経験もできました。初対面の方でも、積極的に自分から話をできたことで思いがけない展開になりました。自分次第でチャンスをつかめるんだな、と思いました。
学内での学びはもちろん、こうした学外での経験も自分の力になっていることを実感しています。